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三菱マテリアルが座ぐり加工用超硬ソリッドドリルシリーズ「MFE」の小径サイズを追加

170731三菱マテリアル 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=中村伸一氏)が、このほど座ぐり加工用超硬ソリッドドリルシリーズ「MFE」の小径サイズを追加し、販売を開始した。

 座ぐり加工用超硬ソリッドドリルシリーズ「MFE」は、切れ刃が先端角をもたないため、穴底がフラットになるように設計されたドリル。また傾斜面や曲面の穴加工や薄板加工にも適しており、多様な加工が可能となることから工程短縮を可能にする。今回、小型自動旋盤にも適する小径サイズを追加し、シリーズの拡大を図る。

 主な特長は、以下の通り。

 ① 中心部の切りくずポケットを確保しながら、R形状にしたシンニングにより、切りくずをスムーズにカールさせ、切削抵抗を低減。
 ② 異なる曲率のRを組み合わせた溝形状により、高い切りくず処理性を確保。
 ③ 切れ刃コーナ部にフラットランドを設け、切れ刃強度を保持。
 ④ 新ドリル専用PVDコーテッド超硬材種「DP102A」を採用し、小径穴加工での低速低送り条件による耐摩耗性を大幅に向上。

 標準価格  MFE0075X02S030 DP102A:7,130円
 (代表型番) MFE0080X02S030 DP102A :6,550円
MFE0200X02S040 DP102A :6,160円
MFE0250X02S040 DP102A:6,160円
MFE0295X02S040 DP102A :7,130円
(いずれも税抜価格)

FA・ロボットシステムインテグレータ協会が発足

180731SIer初代会長に選任された久保田 三明機工社長 FA・ロボットシステムインテグレータ協会(以下SIer協会)が7月13日、東京都港区内の機械振興会館で設立総会並びに懇親会の開催に先立ち、記者会見を開いた。

 この協会は、ロボット・FAシステムの構築等を行うシステムインテグレータの共通基板組織としてSIerの事業環境の向上及び能力強化に取り組み、SIerを取り巻く関係者間の連携を促進させることにより、あまねく産業における生産活動の高度化を推進し、日本産業の持続的発展と競争力の強化に寄与することを目的に設立された。

 初代会長に選出された久保田和雄 三明機工社長は会見の中で、「昨年11月7日、第1回の設立準備総会以来、ようやく本日設立することができた。私は100社を目標にして会員を募りたいとしましたが、予想を超える123社のSIer会員、21社の協力会員という多くの同志とともに第一歩を踏み出すことができた。業界として皆様の大きな期待を背負うとともに私自身大きな責任を感じている。近年、少子化、高齢化の急速な進展のもとに自動化、ロボット化はわが国の喫緊の課題となっている。わが国の生産性を維持し、ものづくり強国の国際的地位を維持するためには、大企業の自動化はもとより中小のものづくり企業へのロボット導入を進めていかなければならない。」と述べた。

 なお、入会会員として、SIer会員はシステムインテグレーション業を営む法人およびこれらの者を構成員とする団体で会費は30万円/年。協力会員はSier 会員に該当しないものであって、協会の目的に賛同し、その事業に協力をしようとする法人及びこれらのものを構成員とする団体で会費は20万円/年となる。

■システムインテグレータ協会(SIer協会)
会 長:久保田和雄 三明機工(株)社長
副会長:渡辺 亙 (株)バイナス 社長

<幹事会社>
IDECファクトリーソリューションズ(株)、(株)HCI、(株)オフィスエフエイ・コム、松栄テクノサービス(株)、高丸工業(株)、(株)戸苅工業、(株)ヒロテック、(株)VRテクノセンター、ミツイワ(株)、(株)ヤナギハラメカックス、(株)豊電子工業、リンクウィズ(株)

<監事会社>
筑波エンジニアリング(株)、東洋理機工業(株)

日立建機が中央アジア市場でさらなる事業拡大を目指し販売会社を設立

180731日立建機中央アジアカザフスタンの鉱山で稼働する超大型油圧ショベル 日立建機 (社長=平野 耕太郎氏)は、このほど発展する中央アジアの建設機械市場のさらなる事業拡大に向けて、販売網の拡充とバリューチェーン事業を拡大すべく、NIPPON Machinery B. V. (代表:M.Kemal Cetinelli(ケマル セチネリ)/以下、ニッポンマシナリー社)と、建設機械の販売・サービスを行う新会社の設立に向けて合意したと発表した。

 中央アジアはシルクロードの交易の歴史があり、現在でもユーラシア大陸の重要な交流拠点であり、近年では豊富な天然資源や、今後の重要な経済圏として注目されている。中華人民共和国の進める一帯一路構想でも、ヨーロッパ経済圏につながる交通の要衝として注目されており、中央アジア地域一帯は、インフラ整備や産業開発が今後大いに期待される地域であり、また、石油や天然ガス、鉄鉱石、銅、ウラン、レアアースなど、豊富な天然資源に恵まれていることから、同社では、これまでも鉱山用油圧ショベルおよびダンプトラックを多数納入しており、中央アジア市場で高いシェアを有している。

 従来、同社は同市場で代理店を通じた機械販売を続けてきましたが、事業拡大に向け、同市場でさまざまなノウハウを持つニッポンマシナリー社と販売・サービス会社の設立に合意し、今後は、新会社を通じて中央アジアの建設機械市場でのさらなる事業拡大に取り組んでいくとしている。

■販売会社の概要
会社名:Eurasian Machinery B.V.(ユーラシアンマシナリーB.V.)
合弁設立:2018年7月中(予定)
資本金:100万USドル(約1億円)
出資比率:日立建機40%、ニッポンマシナリー社60%
本社所在地:オランダ王国
拠点開設予定:カザフスタン共和国、キルギス共和国、タジキスタン共和国、トルクメニスタン、ウズベキスタン共和国、アゼルバイジャン共和国
事業内容:建設機械の販売・サービス

アマダが北陸初のサテライトセンターをオープン ~地域に密着した板金加工の技術提案、情報発信を推進~

180731アマダ北陸 アマダ(社長=磯部 任氏)は、7月5日、金沢市に金属加工業の顧客向けに「北陸サテライトセンター」をオープンした。北陸において同社初となるこのセンターは、最新の板金加工機械を用い、金属板の切断、曲げなどの加工を実演したり、顧客の品質や生産性の向上に資する加工技術の提案、あるいはIoTを活用した生産工程の改善提案を行う場として機能する。

 北陸地域には、産業機械、サッシなどの建材、電子部品・デバイスなどに使われる金属部品・部材の加工を担う工場が集積している。昨今、域内製造業の生産が高水準で推移していることを背景に、同社では、「お客さまの工場では、生産性の向上や人手不足の解消といったニーズが高まっています。こうしたニーズに対して、これまでは愛知県や神奈川県の拠点で対応してきましたが、北陸サテライトセンターの開設により、地域に密着した迅速でよりきめ細やかな提案やサポートを行うことが可能になります。」とコメントしている。

180731アマダ北陸2会見中の岡本会長兼CEO また、同センターでは、加工技術に関するセミナーや、業界の最新動向をテーマとした講演会を開催し、板金加工に関する身近な情報発信基地としての役割も担う。さらには、国家資格検定の実技試験会場として活用することで、板金技能者の育成を支援する。

 同社では、「北陸サテライトセンターを通じて、地域に密着したトータルソリューションを提供するとともに、金属加工分野における技術の向上や人材育成を推進することで、域内製造業の発展や課題解決に貢献していく。」としている。

■北陸サテライトセンター概要
所 在 地: 石川県金沢市古府3-88
敷地面積: 1,490 m²
延床面積: 830 m²
展示場面積: 200 m²
建 屋: 2 階建て (1F 展示場、2F セミナールーム、事務所など)
問い合わせ先: (株)アマダ 金沢営業所
電話:076-269-0215

■北陸サテライトセンター展示概要
最新の板金加工機械を展示、実演や加工技術の提案を行う。
1. 省エネ・変種変量・ワイドレンジ・ファイバーレーザマシン(切断加工用)
ENSIS-3015AJ (3kW) + LST3015G

2. パンチ・ファイバーレーザ複合マシン(切断・成形加工用)
LC-2512C1AJ (2kW)

3. ハイブリッド・ドライブシステム搭載高速・高精度ベンディングマシン(長尺もの曲げ加工用)
HG-1303

4. 高速・高精度サーボベンディングマシン(小もの曲げ加工用)
EG-4010

5. アマダのIoT ソリューション
V-factory (ヴィファクトリー)

タンガロイが刃先交換式ガンドリル 「DeepTri-Drill」を拡充!

180731タンガロイ タンガロイ(社長=木下 聡氏)が、このほど刃先交換式ガンドリル 「DeepTri-Drill」の工具径φ28.01-40サイズを拡充し販売を開始した。

 深穴加工は加工難易度が高く、多くの加工現場でボトルネックになっている。使用される工具は、ろう付けガンドリルやソリッドドリルが適用される場合が多い。ろう付けガンドリルは、ノンコーティングの超硬製が多く、高速加工ができない点や1枚刃切削により送りがあげられないため加工能率があがりにくい工具である。

 ソリッドドリルは、ガンドリル加工に対し高い送りで加工が行えるが、穴曲りや切りくず排出不良に伴う折損などのトラブルが発生する場合がある。これらの工具はともに、再研削による管理コストや予備工具数の増加など管理面での負担も大きい工具である。

 「DeepTri-Drill」工具径φ28.01-40サイズは、3枚のインサートと2枚のガイドパッドで構成され、それら配置を最適化し、ろう付けガンドリルと同等の「真円度」「真直度」「加工面粗さ」が得られる。インサートは深穴加工に最適なブレーカ形状を採用し、ガンドリルよりも高い送り加工が可能になった。また、ガンドリルやソリッドドリルよりも小さな切りくずが生成でき、より安定した切りくず排出ができる。インサートとガイドパッドにはコーティングが施してあり、ろう付けガンドリルでは適用の難しい高速加工も可能となる。

 「DeepTri-Drill」は加工の安定性を保った上での高能率加工と、インサート交換式による管理の容易性を提供する。今回の大径サイズの拡充により、従来では対応できなかった工具径レンジに対応可能になり、より多くの深穴加工の生産性向上・コスト削減に大きく貢献する。

主な特長
 ●BTA工具(深穴加工用工具)のノウハウに基づく切れ刃とガイドパッド配置により、優れる「真円度」「真直度」「加工面粗さ」を実現
 ●ろう付けガンドリルの1.5~3倍の高送り加工が可能
 ●2コーナ仕様インサートと2コーナ仕様ガイドパッドにより経済的
 ●最適なブレーカ形状により抜群の切りくず処理性を発揮し、安定した切りくず排出を実現
 ●刃先交換式で再研削が不要なため、工具管理の手間とコストを大幅に低減
 ●M/C、旋盤用ボディ「MCTR」とガンドリルマシン用ボディ「TRLG」の2種類のボディを設定

日立建機グループが7月豪雨被害へ支援

 日立建機グループは、被災された方の救援や被災地の復興に役立てるため、社会福祉法人 中央共同募金会への寄付1,000万円および自治体を通じた支援活動1,000万円相当の、総額2,000万円相当の支援を行うことをこのほど決定した。

ヴェロソフトウェアが金型向け設計・製造CAD/CAMソリューション最新版「VISI 2018R2」をリリース

180731ヴェロ

 Vero Software Limitedの日本法人ヴェロソフトウェア(東京都港区)がこのほど、設計・製造CAD/CAMソリューションの最新バージョン「VISI 2018R2」をリリースした。

 「VISI」は、世界最先端の設計・製造向けCAD/CAMソリューションで、金型設計製造に適するだけではなく、その他業界でも幅広く利用いただいているシステム。最新版『VISI 2018R2』では、既存の機能拡張による設計時間短縮の実現と共に新たにリバース機能をサポート、レーザースキャナーと連動した運用が可能なバージョンとなっている。

2018年6月分工作機械受注総額は1592.9億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2018年6月分の受注実績は以下の通り。
2018年6月分工作機械受注総額は、1592.9億円(前月比+6.7% 前年同月比+11.4%)となった。2カ月ぶりの1500億円超。6月として過去最高額(従来:2017年6月 1429.7憶円)旺盛な国内需要が継続。1,000憶円超は20カ月連続。

 内需は629.8億円(前月比+0.1% 前年同月比+15.1%)で、4か月連続の600憶円超。リーマンショック以降で4番目の高水準。自動車や半導体関連を中心に幅広い業種で好調持続。
 外需は963.1億円(前月比+11.5% 前年同月比+9.1%)で、2カ月ぶりの900憶円超。6月では初の900億円超(従来最高:2017年6月 882.7絵億円)中国でのEMS関連受注は落ち着くも、外需全体で高水準の受注が継続。

 これまでにない高水準が継続。今後も高原状態で推移するものと期待。他方、各種海外リスクや、納期の長期化による影響などを注視。

6月分内需

629億円(前月比+0.1% 前年同月比+15.1%)。

・4カ月ぶりの600億円超。
・前月比3カ月ぶり増加。前年同月比は17カ月連続増加。
・リーマンショック以降では6月としての最高額(従来15年6月 603憶円・・省エネ補助金効果)

① 一般機械  248.6億円(前月比△3.6% 前年同月比+6.6%)
  うち金型   26.0億円(前月比+18.0% 前年同月比△11.2%)

② 自動車   216.0億円(前月比+2.7% 前年同月比+31.5%)
   うち部品   129.5億円(前月比△9.8% 前年同月比+13.9%)

③ 電気・精密 66.4億円(前月比+16.1% 前年同月比+21.4%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 14.2億円(前月比△6.6% 前年同月比+44.4%) 

6月分外需

963.1億円(前月比+11.5% 前年同月比+9.1%)

・2か月ぶりの900憶円超。過去6番目の高水準。
・前月比3カ月ぶり増加。前年同月比19月連続増加。
・主要3極とも前月から増加。北米が過去2番目の高水準となるなど、世界的に好調持続。。

①ア ジ ア:450.3億円(前月比+12.5% 前年同月比△3.9%)
・東アジア:351.9億円(前月比+18.8% 前年同月比△3.0%)
〈韓 国〉37.9憶円(前月比+83.1% 前年同月比+19.9%) 
〈中 国〉285.5億円(前月比+15.6% 前年同月比△7.7%)
・その他アジア98.4億円(前月比△5.5% 前年同月比△7.1%)
〈イ ン ド〉31.4億円(前月比△28.9% 前年同月比+47.2%)
欧 州:214.2億円(前月比+10.0% 前年同月比+19.2%)
〈ド イ ツ〉52.1億円(前月比+19.0% 前年同月比+42.0%)
〈イタリア〉37.2億円(前月比+15.6% 前年同月比+6.3%) 
②北   米:285.5億円(前月比+11.2% 前年同月比+27.6%)
〈アメリカ〉228.4億円(前月比△1.1% 前年同月比+24.7%)
〈メキシコ〉 38.5億円(前月比+296.8% 前年同月比+99.3%)

ロボット統計受注・生産・出荷実績(2018年4~6月期)

 ロボット工業会がまとめた2018年4~6月期のロボット統計受注・生産・出荷実績は次のとおり。

業況について
 2017年の会員ベースでの年間の集計結果は、国内需要が堅調であったことに加え、輸出はそれ以上の大幅な伸びを示した。会員と非会員を含めた年間受注額は対前年比27.8%増の9,447億円、生産額は同24.8%増の8,777億円とそれぞれ過去最高となった。
 2018年1~3月期も受注・生産・総出荷各項目でプラスとなっている。
 2018年4~6月期の受注・生産・出荷の各状況は以下のとおり。

受注
 受注台数、受注額ともに前年同期比でプラスとなった。
 ・受注台数(台) : 60,613(前年同期比+6.7%) 11四半期連続のプラス
 ・受注額(億円) : 2,126(同+3.8%) 8四半期連続のプラス

生産
 生産台数、額ともに前年同期比でプラス成長となった。生産台数は四半期ベースで過去最高。
 ・生産台数(台) : 58,031(前年同期比++4.6%) 20四半期連続のプラス
 ・生産額(億円) : 1,841(同+6.2%) 8四半期連続のプラス

出荷
 各項目ともに前年同期比でプラス成長となった。国内出荷台数、総出荷台数は四半期ベースで過去最高。
 ・総出荷台数(台) : 56,778(前年同期比+3.0%)20四半期連続のプラス
 ・総出荷額(億円) : 1,880(同+6.5%) 8四半期連続のプラス
 ・国内出荷台数(台): 10,067(同+16.9%) 5四半期連続のプラス
 ・国内出荷額(億円): 433(同+6.2%) 19四半期連続のプラス
 ・輸出台数(台) : 46,711(+0.4%) 20四半期連続のプラス
 ・輸出額(億円) : 1,447(+6.6%) 7四半期連続のプラス

国内出荷内訳
 各項目友に前年同期比でプラスとなった。
 ●電機機械産業向け
 ・国内出荷台数(台) : 3,000(前年同期比+6.8%) 6四半期連続のプラス
 ・国内出荷額(億円) : 144(同+2.9%) 6四半期連続のプラス
 ●自動車産業向け
 ・国内出荷台数(台) : 3,105(前年同期比+17.8%) 4四半期連続のプラス
 ・国内出荷額(億円) : 129(同+8.3%) 5四半期連続のプラス

輸出内訳
 電子部品実装用は輸出台数、額ともに前年同期でプラスとなった。溶接用は主要輸出先であるアメリカ、中国向けなどが減少し、輸出台数、額ともにマイナスに転じた。
 ●電子部品実装用
 ・輸出台数(台): 3,891(前年同期比+16.0%)8四半期連続のプラス
 ・輸出額(億円): 604(同+19.6%) 7四半期連続のプラス
 ●溶接用
 ・輸出台数(台): 9,883(前年同期比▲4.9%)6四半期ぶりのマイナス
 ・輸出額(億円): 250(同▲0.5%) 6四半期ぶりのマイナス

2018年度東日本三菱日立ツール報告会 「一段と夢を追いかけ、波を起こす」

180718三菱日立ツール1 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)が、6月15日、都内の第一ホテル両国で「東日本日立ツール報告会」を開催した。

 報告会で増田社長は、「三菱日立ツールは創業より丸3年が経過し、新ブランド『MOLDINO』も1歳の誕生日を迎えた。三菱・日立と冠した名前は大きいが、三菱でも日立でもない、こんな会社がひとつぐらいあってもいいよね、と夢を追いかけてきた。『MOLDINO』は、そのひとつの宣言である。」と新ブランドへの思いを述べたあと、「当社の歴史上、最高記録レベルで売上げが伸びており、それに伴い利益も伸びている。しかし、それが誇らしいわけではない。」としたうえで、経営者としての気持ちを、「当社ならではの技術にこだわり続けていること、楽しく一歩を踏み出そうとしていること、一人ひとりが自分とツールにプライドを持ち始めていること、笑顔で仲間と貴めあおうとしていることなどが嬉しく、誇らしいと感じている。」と述べた。

180718三菱日立ツール2あいさつする増田社長 増田社長は、社長を就任してからの3年を振り返り、「この3年間、開発、製造、営業スタッフが考え得る限りの人智を尽くしてきた。振り返ると2つの大きな宝の山ができていた。ひとつは皆様方との信頼関係であり、もうひとつは、皆様方のお客様のお役に立っているというプライドである。」と感謝の意を表した。

 また、同社では東京・両国にある本社の玄関には新年から春先までは江戸小紋柄の着物を展示し、紹介していたが、この件について、「金型は正直。金型が正しくなければ出来てくる製品は正しくはならない。正しさとは形状はもちろん、精度や硬度もあるが、造る人、使う人の真心をどう、そのものに正しく込められるか。江戸顧問は伊勢の和紙に柿渋を塗って重ね、貼り合わせた丈夫な和紙が、金型でいうところの鋼や合金工具鋼の役目を矢タス。それに『MOLDINO』でいう“エポック”、“アルファ”、“ガレア”工具にあたる錐状の彫刻刀、小刀状の彫刻刀、形状に合わせた特殊モノの彫刻刀を用いてその伊勢和紙に超微細な穴を彫り込み加工する。それが金型ならぬ紙型、つまり型紙になる。微細な加工を究めた江戸小紋の職人とこんな会社がひとつぐらいあってもいいよね、の『MOLDINO』のふたつを重ね合わせ、一段と夢を追いかけようとしている。」と金型業界へ貢献する姿勢を示した。

 今年度は、「精度向上、品質保証、能力増強、安全確保、人員補強等を含めて設備投資額は前年の2倍を計画している。」という増田社長は、今後の展開について、「お客様ご自身が気付いていない“あったらいいな”を見つけに、開発、ソリューション・エンジニアが日本を、世界を駆け回る。自動化、高精度化、軽量化の波に乗るだけでなく、波を起こしていく。」との強い想いを表明した。

2018年度営業本部・製造本部の概況

180718三菱日立ツール3会場内に展示されていた最新工具 十倉直樹 取締役営業本部 本部長、小櫻一孝国内営業部長からそれぞれ営業本部概況の報告があった。

 営業本部長方針として、(1)金型市場へのさらなる踏み込み、(2)国内-海外の連携強化、(3)野洲・成田工場及びGSC部隊との連動によるユーザーフォローの強化、(4)安全・安心・健康があってこその営業活動――を挙げた。

 また、今年度の施策として具体的には、(1)ターゲットユーザーを具体化して拡販活動を開始、(2)積極的な技術展示会への参加~『MOLDINO』ブランドの浸透~、(3)秋にグローバルソリューション(東部ステーション)開設、(4)16種類の新商品投入(2018年度)、(5)マシンメーカー・CAMメーカー・ツーリングメーカーとのコラボ実施――とした。

 続いて、井田久晶 理事 製造本部 成田工場長、久保田和幸 製造本部 野洲工場長からそれぞれ製造本部概況の報告があった。

 それによると、野洲工場は、新技術設備導入による小径超硬エンドミルのさらなる高精度化を目指し、最新技術仕様により精度向上・コストダウン、製造エリアの恒温化(±1℃)による精度向上を狙う。また、最先端コーティング技術の導入による高精度化の実現で、刃先品位の大幅改善を狙う。これにより、φ4mmまでの製品を網羅するとしている。(~2019年完成予定)。なお、品質保証強化に向けた投資としては、自動寸法測定機の導入を推進している。

 一方、成田工場の設備投資については素材関連設備9件、加工関連設備を18台としている。

 表彰のあと、「金型市場の動向とMOLDINO的新商品」をテーマに井上洋明 グローバルソリューションセンター 東部ステーション長が新製品セミナーを行った。

 第2部の懇親会では、坂井俊司NaITO社長の乾杯の発声で開宴した。宴もたけなわの頃、三橋 誠 テヅカ社長の中締めで散会した。

180717三菱日立ツール4