ニュース
芝浦機械が、LWB Steinl GmbHを買収
芝浦機械がこのほど、同社の100%子会社であるSHIBAURA MACHINE EMEA GmbHを通じてLWB Steinl GmbHの発行済株式総数の80%を取得する株式譲渡契約を締結したと発表した。 これにより欧州における同社の射出成形機事業の生産拠点と販売・サービス力を強化するとともにブランド力を活かしながら、欧州市場参入の強力な足掛かりとし、先に拡張した同社グループのインド工場等のリソースを活用することで、製品コストの削減や、アジア市場向けの拡販にも取り組んでいく。 こうしたシナジー効果の創出を通じて、射出成形機を中心に同社グループの欧州における事業拡大が見込めることから、株式譲渡契約を締結するに至った。なお、新社名は「SHIBAURA MACHINE LWB GmbH」となる予定。
DMG森精機 「NLX 2500 2nd Generation」に心間1250仕様が登場

DMG 森精機はこのほど、2024年9月に発売を開始したNLX 2500 | 700 2nd Generationに加え、心間1250仕様の「NLX 2500 | 1250 2nd Generation」を新たにラインアップに追加した。 これにより、シャフト系の長尺ワークの加工においても、高い加工精度と加工能力を兼ね備えたNLX 2500 2nd GenerationによるMX(マシニング・トランスフォーメーション)を実現できるようになった。
NLX 2500 2nd Generationは、従来のNLX 2500 を活用している顧客の声を反映し、最新技術を活用して設計を最適化したことで、MXを実現する次世代のターニングセンタへと生まれ変わった。従来機に比べ、棒材作業能力はΦ105 mmへ、Y軸移動量は120 mmへと拡大したことに加え、切りくず除去量、並びに加工面精度で40番マシニングセンタと同等のミーリング能力を備えたことにより、さまざまなワークの加工を工程集約することが可能となった。
剛性と振動減衰性を追求したX / Y / Z 軸の摺動面案内構造により、長尺ワークの重切削加工でも安定した加工を実現する。出力を大幅に向上したBMT(ビルトインモータ・タレット)により、パワフルなミーリング能力と12,000 min-1のミーリング主軸の最高回転速度を両立しており、ハードミーリングや難削材加工、スピード重視のアルミ加工などフレキシブルに対応が可能だ。
さらに、設計段階からデジタルツインを活用した構造の最適化や、グループ会社であるマグネスケール社製のMAP補正機能により、C軸の位置決め精度0.001°を実現し、マシニングセンタと同等レベルの真直、直角 加工および輪郭追従性を達成した。C軸の割り出し精度を大幅に改善したことで、主軸と回転工具の同期 精度を必要とするホビングやスカイビングなどのギヤ加工の精度も向上した。
また、機械の動力熱・加工熱・環境温度変化の三要素に対する最適設計により、一日中連続加工した場合でも、径方向の変位を7 μm以下に抑え、クラス最高レベルの安定した加工精度を実現する。
加工3悪(切りくず、クーラント、ミスト)の革新的なソリューションである洗浄システム内蔵の大容量クーラントタンク zero-sludgeCOOLANT (OP)やビルトインミストコレクタ zeroFOG(OP)も備えている。長時間の連続加工に必要な高圧 クーラントユニット(OP)やクーラント冷却装置(OP)、サイクロンフィルタなども1ヵ所に集約し、省スペース化を実現した。
長尺ワークの安定した加工に不可欠な、振れ止め、心押し、右主軸のバリエーションも充実し、さらにワーク質量115 kgまで対応可能なワークハンドリングシステムRobo2Go MAXでの自動化によって、従来は困難であった長尺・重量ワークも無人加工も可能となる。
【工作機械編】「MECT2025」注目企業の見どころはココだ!
「MECT2025」で出展される注目各社の最新工作機械を公開!
(アマダグループ/岡本工作機械製作所/黒田精工/芝浦機械/DMG森精機/ナガセインテグレックス/牧野フライス精機/牧野フライス製作所/三井精機工業/安田工業/ヤマザキマザック/碌々スマートテクノロジー)
労働者不足や熟練技能の継承などに向けたソリューションを展開
●アマダグループ
アマダグループは「 FOR YOUR FUTURE ~自動化との出会いが、モノづくりの未来を変える~」をテーマに、板金、微細溶接、研削盤事業よりマシンを出展。昨今の少子高齢化に伴う労働者不足や熟練技能の継承、脱炭素化に向けたソリューションを紹介する。板金事業からは板金事業からは、9kW高輝度、高品質、高出力ファイバーレーザ発振器を搭載した「VENTIS-3015AJe」など、微細溶接事業からは、 コンパクティング専用システム「 MS-RW1620AZ」、研削盤事業からはデジタル円筒プロファイル研削盤「DPG-R-200」などを展示する。なお、「DPG-R-200」は自動といし交換により、円筒ワークの荒加工から仕上げ加工までを自動化したデモ加工を行う。
「自動化」がテーマ
●岡本工作機械製作所
「自動化」がOKAMOTOのテーマ。注目は「精密内面研削盤IGM15NCⅢ-2B」。出展機すべてに機上計測装置を搭載し、IGM15NCⅢ-2Bは機上計測装置搭載として初披露となる。2軸砥石軸は単独駆動で、段付き穴・端面・テーパ・外周をワンチャッキングで加工可能。文字レス対話ソフトにより直感的操作ができ、内外径・端面加工を集約して、省力化と品質安定に貢献する。HPG500NCLは省力化と省エネ、高精度加工を両立し、メンテナンス性にも優れる。手動式機上計測装置「Quick Touch」は多くのユーザーに活用されき、好評を得ている。UPG64CALiは静圧スライドとリニア駆動で超精密平面研削を実現。MAP研削ソフト併用でエアカット時間を削減し、自動化をさらに推進する。これらの展示を通じ、生産性向上や人手不足解消など、研削加工の効率化・精度向上・省力化への貢献を訴求する。
現代のモノづくりニーズに応える
●黒田精工
2025年に創業100周年を迎えた黒田精工。創業から現在にわたり精密技術で測定器、工作機械、要素機器製品を生み出し、あらゆるものづくりを支えてきた。MECT2025では新製品の精密平面研削盤「GS-65CV」と精密ロータリー研削盤「GSR-600」の2機種に加え、精密油圧治具「ハイドロリックツール」の歯車加工における採用例を展示する。今回の一押し製品は2025年4月に販売を開始した「GS-65CV」。近年ラインアップを拡充している同社の環境対応モデルにおいて、600サイズをカバーする油圧レス平面研削盤として登場した。電動化による省エネ性能の向上に加え、基本設計の最適化によって剛性も高めており、KURODAならではのアップデートを施した、現代のものづくりニーズに応える一台だ。
「モノづくりの羅針盤であり続ける」がテーマ
●芝浦機械
モノづくりの羅針盤であり続ける』をテーマに、流動的に変化するモノづくり現場に対し、各産業の道しるべとなる同社独自の「機械」と「技術」を提案。超精密マシニングセンタ「UVM-450D(5AH)」は超精密加工が要求される車載用照明や半導体精密部品用の金型を主眼にして開発されたマシン。注目は、テーブル形横中ぐりフライス盤「BTD-200QS」で、今回、機械テーブル上へCNCテーブルを追加した「付加軸」仕様で展示する。横中ぐり盤と付加軸を掛け合わせることで、難削材加工における接近性を高められ、加工品質・条件の向上が実現できる。付加軸は取り外して使用することが可能で、3軸機としても運用でき、顧客の仕事の幅を広げるマシンだ。
MACHINING TRABSFORMATION(MX)で魅せる
●DMG森精機
今回は、同社が提唱している「MX(マシニング・トランスフォーメーション)」(以下MX)を展開する同社。これは、「DX」と「GX」をマシニングセンタ中心に生産現場で実現するもので、工程集約や自動化を進め、マシンの稼働状況をデジタルで管理・分析することにより、製造リードタイムや消費電力を削減し、生産性と経済性を向上させる取り組みを指す。注目は、圧倒的な高精度と切削能力で工程集約を実現する「NLX 2500 | 700 2nd Generation with Automation」。また、同社が主催する「第20回 切削加工ドリームコンテスト」全応募作品を同ブースで初披露するのでこちらも注目だ。
業界初! 研削加工中の砥石表面を観察!
●ナガセインテグレックス
今回は、省人化、自動化、非熟練化、超能率化を実現する様々な〝異次元の加工システム〟を提案。なかでも注目したいのは業界初、研削加工中の砥石表面を観察するデモをブース内で初披露すること。また、超精密門形成形平面研削盤「SGX-126α SLS2-Zero3」がAI研削盤仕様、加工中の状態を可視化するシステムNPXスピンドル搭載で展示され、さらにロータリー研削盤の概念を変える超精密ロータリマルチ研削盤「RG-700SLS2-N2」もAI砥面観察システム搭載で展示する。同社では、今回の展示会を、「新たなる〝価値〟の幕開け」として位置付け、来場者に究極の自動化を提案してくれる。
画像認識技術を用いたドリル刃先のホーニング再研削デモも!
●牧野フライス精機
高精密CNC工具研削盤「AGE30FX」に機内自動測定/自動補正が可能な内蔵型マイクロビジョンシステム「monocam2」を搭載、展示会場では画像認識技術を用いたドリル刃先のホーニング再研削加工デモを行う。また、駆動方式に同社初のリニアモータを採用した高精密CNC極小径工具研削盤「DB1」に専用の刃部サポートを搭載し、小径ロングドリルの加工デモも見どころだ。両機種ともに工具研削用ソフトウェア「Tool Creator®」を搭載。小間内にはTool Creator®を操作可能な専用スペースを設置している。その他にも会場ではオプションの「MONITORIST®」を展示しAGE30FXの稼働状況、機械内外の温度、monocam2底刃測定値をモニターに表示する。
幅広いソリューションと最新加工技術を紹介
●牧野フライス製作所
『Find Your Way Together』をテーマに、ものづくり現場の課題に寄り添い、確かな技術力と経験で応え、幅広いソリューションと最新加工技術を紹介する同社。注目の出展製品はアルミ合金から難削材まで幅広く対応する5軸制御横形マシニングセンタ「a500iR」で、複雑形状を高速かつ高精度で加工し、段取り削減と安定稼働で生産効率をアップするマシンだ。他にも長時間でも安定の高精度と加工面品位を実現する立形マシニングセンタ「V300」、丸穴以外の複雑形状も加工可能な細穴放電加工機「EDBV3」を展示する。
20周年を迎えた「Vertex55X」が新たにバージョンⅣとして発表!
●三井精機工業
発売から20周年を迎えたVertex55Xは、代々受け継がれている「高精度」にさらに磨きをかけ、新たにバージョンⅣとして発表。「最小の設置スペースで最大の加工エリア」を実現した初代Vertexの特長はそのままに、精度・剛性にさらに磨きをかけたマシンとなっている。主軸、テーブル、ATC、クーラント装置、APC、加工用途など様々な仕様から選択が可能で、注目は、へッドとテーブルの熱変位対策が更に充実したこと。さらにもう一歩向上させたオプションも用意し、クーラントタンクはメンテナンス性と作業性が向上した。2m×3mの設置スペースで最大φ750mm×高さ525mmのワークが積載可能で自社製の傾斜・回転テーブルを採用。高精度で高速な割出しを実現している。
高い精度と安定した品質を誇るYASDAならではの「自働化」を紹介
●安田工業
「ヤスダでカイケツだ 高精度自動化で人を支え、利益をつくる」をスローガンに掲げ、高い精度と安定した品質を誇るYASDAならではの「自働化」を紹介。同社では、機械に任せることで人手不足を解消し、人がより高付加価値な仕事へと向かうことで人材の活用領域を広げられるよう提案している。また、かじ取りが難しい昨今の製造業界で大切な人材を支え利益を生み出すソリューションも提案し、競争力強化へ導く。今回の目玉は大容量323本マガジン、33面パレットプールを標準搭載する、長時間連続加工・多数個・多品種部品生産に特化した立形5軸マシニングセンタ「PX30i」。低速域での重切削性と高速域での低発熱高精度回転を両立する独自の“プリロード自己調整型スピンドル”を搭載し、安定した加工精度と生産性を実現する。
「工程集約」、「自動化」、「デジタル技術」の3つがキーポイント
●ヤマザキマザック
同社では新製品2台を含む計7台を出展。工程集約、自動化、デジタル技術の3つをキーポイントに工程集約を実現する「INTEGREX」や、自動化装置「MAZATROL DX」コーナを展示し、顧客の生産性向上への寄与、人手不足などの課題などに対してアプローチする。出展機種の中でも特に見どころの一つは、小型CNC旋盤「QRX-50MSY SG」。このマシンは、小径バーワーク・シャフト部品の量産加工に最適であり、上下2タレットを同期させた同時旋削加工や上下同時ミーリング加工、さらに2スピンドル仕様では第1・第2主軸での左右同時加工も可能になり、1タレット2スピンドル仕様機と比較して大幅なサイクルタイムの削減を実現するもので、バーフィーダやワークアンローダなどの自動化システムと組み合わせることで、長時間の連続加工に対応する。
AndroidⅢの製品版が登場!
●碌々スマートテクノロジー
高速加工条件下でも変位量を極限まで抑え、さらなる高精度加工が行えるよう改良し、昨年のJIMTOFにてコンセプト機として展示した「AndroidⅢ」の製品版を展示。このマシンは特殊超精密転がり案内面を採用し、従来機から、X軸のガイド配置を見直しウェービング量を従来比約1/3に低減している。また同機にはより高精度を実現すべく気化熱対策(OP)を実施。切削材の気化熱による加工室内外の温度差を抑制した。また、進化した独自オペレーションシステム「MA-OS2」を搭載したことで、マシニングアーティストの感性を刺激、微細加工に関するソリューションを提案することで加工に関する課題解決など、微細・高精度加工に関する必要要素を加工機中心にトータルで提案する。
ミネベアミツミのルビーボールベアリングが大塚ローテックの腕時計「9号」に採用

ミネベアミツミの製造する特性ルビーボールベアリングと外径1.5mmの世界最小ボールベアリングが9月22日、国産時計ブランド大塚ローテックの複雑機構搭載腕時計「9号」に採用されたと発表した。これに伴い大塚ローテックとミネベアミツミは同日、国立科学博物館 地球館2Fで会見を開いた。
大塚ローテックは、時計界のアカデミー賞と呼ばれているジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ2024のチャレンジ部門(3000スイスフラン以下の時計部門)でグランプリを受賞した現代の名工である片山次朗氏の国産時計ブランドで、今回発表した「9号」片山氏がモジュールだけでなくベースムーブメントから手掛けた自社製ムーブメントを搭載した腕時計。アワーストラインキング、トゥールビヨンなどの複雑機構を、縦44ミリ、横30ミリのスクエアケースに収めている。
時刻表示は文字盤の右半分に配置された畜光ブロックによって下から照らされている。上のディスクが時、下のディスクが分を表し、正時になるとアワーストライキングが作動し、文字盤左のパイプラインのようなゴングをハンマーが叩く仕組み。アワーディスクの中心軸、アワーストライキングのハンマー稼働軸には、ミネベアミツミが「9号」のためだけに開発した特性ルビーボール・ボールベアリングが採用されている。
今回、「9号」に採用された世界最小ボールベアリングと特製ルビーボール・ボールベアリングは、アワーストライキングやトゥールビヨンといった複雑機構の心臓部で、精密で滑らかな動きを支える重要な役割を担っており、特にこの特製ルビーボール・ボールベアリングは、時計の伝統的な部品素材であるルビーと現代の超精密技術を融合させた革新的な部品。
ルビーの輝きはその芸術性に加えて機構のアクセントとなり、ルビー固有の硬度と滑らかさがベアリングの摩耗を極限まで抑制する。また、温度変化にも強く、複雑な機構に長期的な精度と信頼性をもたらすことに成功した。伝統に新たな価値を与える発想と、それを超精密部品として形にするミネベアミツミの技術力が、「9号」の独創性を支えている。

会見の席で片山氏は、「トゥールビヨンはまるごと動くダイナミックさがとても格好良いので搭載した。また、合理的に考えようとするとマスを集中させてコンパクトにし、余計な遠心力がかからないようにするのが高精度とされているが、テンプごと1周動く動きが見られるようなダイナミックなデザインにしたくてこのような機構にした。」と話した。また、今年初めに発表した「5号改」もボールベアリングの魅力を押し出したものだったが、今回もミネベアミツミ製のボールベアリングを採用しており、片山氏は「5号改の時に新規でつくって頂いたものを使わせてもらい、引き続き、すごいベアリングを搭載したいなという話から発展し、今回のルビーボールを開発していただいた。何度も試作をしたり、手間と時間をかけたルビーボールが入ったベアリングが2箇所使われている。」と説明した。
オーエスジー 製品価格の改定を実施
オーエスジーがこのほど、品質維持とサービスの向上、安定供給体制を維持するため、製品価格の改定を実施すると発表した。 対象製品と改定率は以下の通り。 ①タップ(ハイス・SKS・超硬)/+5~7% ②ハイスエンドミル、ハイスドリル/+5% ③超硬エンドミル、超硬ドリル、ダイヤ、CBN/+7% ④ゲージ/+5% ⑤圧造工具/+10%以上 ⑥その他の製品/最大+7% ⑦上記①~⑥の修正品/+7%以上〈価格改定実施日〉 ・計画品:2025年12月1日受注分より ・特殊品:2026年2月2日受注分より
日立建機 リオ・ティントと超大型油圧ショベルの遠隔操作技術開発に関する基本合意書を締結

日立建機は、このほど資源大手リオ・ティントの技術開発を担う子会社であるTechnological Resources Pty Limited(本社:オーストラリア連邦メルボルン/テクノロジカル リソースズ社)と、超大型油圧ショベルの遠隔操作技術開発に関する基本合意書を締結したと発表した。合意に基づき、日立建機とリオ・ティントは今後5年間にわたり、超大型油圧ショベルのオペレータの運転支援、遠隔操作、掘削・積み込み作業の半自動運転について、次世代の鉱山運営を支える技術開発における協業を進めていく。
今回の協業では、日立建機は遠隔操作技術の開発を担い、リオ・ティントは西オーストラリア州ピルバラ地域の鉱山現場において、各技術を搭載した超大型油圧ショベルによる掘削作業、稼働データの提供、フィードバックを行う。半自動運転機能では、オペレータが掘削の開始位置とダンプトラックへの積み込みの位置をシステムに指示することで、その後の一連の操作を自動で繰り返すことが可能になる。
日立建機は、2030年までに半自動運転機能を備えた複数の超大型油圧ショベルが鉱山現場で稼働できる、拡張性のあるプラットフォームの構築をめざす方針。
【切削工具・周辺機器編】「MECT2025」注目企業の見どころはココだ!
「MECT2025」で出展される注目各社の最新切削工具・周辺機器を公開!
(イスカルジャパン/イワタツール/オーエスジー/北川鉄工所/住友電気工業/大昭和精機/ダイジェット工業/日進工具/不二越/ブルーム-ノボテスト/三菱マテリアル/MOLDINO/ユキワ精工)
「限りない技術革新に挑戦!」がモットー
●イスカルジャパン
「LOGIQUICK」(ロジクイック)シリーズ新製品を多数展示。「限りない技術革新に挑戦!」をモットーに研究開発を続ける同社が常に変化する市場のニーズを取り込み、製造現場における生産性と収益性の向上を実現するラインナップとなっている。なかでも、両面6コーナ仕様、多機能旋削工具の「QUICK-TURN」(クイックターン)は、旋削・端面旋削・バックターニング・倣い加工など、全方向の旋削加工に対応。トップクランプと、セーフTロック機構の採用により、高剛性を実現。インサートのアプローチ角と切屑の薄肉化により、高送りでの旋削加工を可能とする。また、防振機構搭載の MULTI-MASTERホルダは、長い突出しでのポケット加工における究極のソリューション。シャンク内部に防振機構を搭載し、加工の安定性と仕上げ面粗さを向上するとともに、超硬シャンクに比べて生産性を大幅にアップする。
限界を超えたスピード加工デモやロボットマシニングの実演も!
●イワタツール
今回の目玉となるのは、新製品のヘリカル穴加工エンドミル「ドリルミル」。この製品は、ヘリカル穴加工の性能を大幅に向上させたエンドミルで、特徴的な底刃形状が加工時の抵抗を大幅に削減する。また、ランピング角が通常2~5°のところを最大15°まで向上しており、従来のエンドミルの5~15倍の速さでの加工を実現した。大径のオイルホールにより、切粉を効率よく排出するとともに切削熱を抑制する。今展では、brotherSPEEDIOを使用し、ドリルミルやトグロンマルチチャンファーなどを使用したアルミの高速加工を行う。また、同機械にて鉄系金属の加工も実施。その他にもブース内では、ロボットマシニングや卓上CNCフライスでの実演も常時行われる予定だ。
持続可能なモノづくりの未来へ見据え最新の工具群を展示
●オーエスジー
持続可能なモノづくりの未来を見据え、省人化や高精度加工を可能にする切削工具、環境配慮型の製品を提案する。微細・精密加工、自動車・航空宇宙、金型分野などに対応する最新の切削工具は、難削材から非鉄金属まで、幅広い被削材に対応する製品を取り揃えており、多様化する加工ニーズに応える最先端の技術を紹介する。また、ブースの見どころとして工具管理DX「MONOlithbox」のデモ実演も実施し、来場者に実践的な課題解決策を提案する。注目の製品は、小型超硬ドリル「AD-MICRO」。この製品は、小径穴加工に最適化された切れ刃仕様により外部給油でも安定した切りくず形状を形成し、小径穴の連続加工を可能にするもので、機器や部品の小型化が進む現在、大きな力を発揮する。
「やりたい」を「できる」に WORKHOLDING SOLUTIONSがテーマ
●北川鉄工所
kitagawaの主力製品で、「自動化」・「省人化」・「工程集約」で解決し、顧客の収益向上に貢献する製品群を展示する。今回は、機械導入のハードルを低減し、現場ですぐに使える効果的な施策を提案し、チャックゾーンでは、難削材や異形ワークの把握課題を解決する最新チャックとともに省人化に繋がるソリューションも実演する。NC円テーブル・バイスゾーンでは、多面加工・5軸加工を最大化する組み合わせを提案。特に研磨加工やガラスセラミック加工に最適な、防塵機能を持つグラインディングセンタ仕様NC円テーブルは注目商品となっている。また、ロボットアクセサリーゾーンでは工程間の自動化課題を解決する。
初披露となる新製品も多数展示!
●住友電気工業
今回のテーマは『Technology for a Better Tomorrow』。自動車・EVや精密部品、航空機といった産業別展示コーナーを設け、各種産業向けに同社の様々な製品を展示する。また、MECTでお披露目となる新製品も多数展示。会期中にはステージでのプレゼンも実施予定だ。主な出展品は、インサート交換式ドリル「SumiDrill® GDX型」。特長は、ボディ剛性と切りくず排出性を高次元で両立、最長L/D=7の深穴加工に対応しており、中心刃と外周刃をそれぞれに求められる性質に応じて専用設計化していること。さらに、汎用のG型ブレーカと切りくず処理に優れるL型ブレーカを使い分けることで切りくず排出性を向上させている。一般鋼だけでなく、ステンレス鋼や一般構造用圧延鋼材でも優れた性能を発揮する。
幅広い機械に対応すべくツーリング、切削工具、周辺機器を一堂に展示
●大昭和精機
JIMTOF2024で初披露し、現在好評拡販中のSFハイドロチャック、SWS荒用ボーリングヘッド、アングルヘッド・センタスルータイプを中心に、CNC旋盤からマシニングセンタ、複合加工機に至るまで、幅広い機械に対応すべくツーリング、切削工具、周辺機器を一堂に展示する。SFハイドロチャックは、高精度な金型・5軸加工において、ワークや治具の干渉を最小限に抑えたツールレイアウトが選択でき、加工径に応じた刃先の管理も行える、油圧式ハイドロチャックと焼きばめスリーブのハイブリッドツール。SFスリーブをSFハイドロチャック本体に挿入するだけで突き出し長さが固定。繰り返し振れ精度の優れたハイドロチャックでクランプするため操作性にも優れ、用途に応じた刃先の管理として最適。
加工改善につながる最新MC加工用工具や初公開予定の工具も!
●ダイジェット工業
今回は多様化、難削化する被削材に適応し、加工改善につながる高能率・高性能な最新MC加工用工具(金型加工用工具・ドリル)を中心に出展。注目の製品は、「PNS-Reborn」。この製品は、高能率かつ経済的な平面加工を実現する正面フライスカッタのラインナップ拡充へのニーズに応えるべく開発したもの。インサートに2種類の切れ刃角度を持たせ、切込み量27°の切れ刃では高送り加工が、切込み角45°の切れ刃では高切込み加工と、1つのインサートで2種類の加工が可能となった。また、新材種「DP1コート」「DS2コート」を採用したインサートをラインナップ。幅広い被削材での平面加工にて高能率加工の実現が可能。他にも参考出品として、今後の新製品数点を初公開!
豊富な製品ラインアップを部品・金型向けに分けて展示
●日進工具
同社では豊富な製品ラインアップを部品・金型向けに分けて展示する。部品では特にアルミ・ステンレス向けの高能率・高精度加工、金型では長寿命と高精度・高面品位をテーマに工具や加工サンプルを展示。注目製品は高能率加工を実現する「無限コーティングプレミアム 高能率レンズ形3枚刃エンドミルMLFH330」。レンズ形の底刃Rにより、同じカスプハイトで加工する際には同径ボールエンドミルより大きなピックフィードが設定可能。送り速度向上のため3枚刃を採用し、切りくず除去のため大きなチップポケットも確保した。なお、10月24日(金)13:00からは『「高精度×高能率」の両立へ。最新工具のご紹介。』と題し、新製品の活用方法を一挙に紹介するワークショップも実施する。
CNC自動旋盤用工具「LAシリーズ」が一押し!
●不二越
今回、目玉となるのは、CNC自動旋盤用工具「LAシリーズ」。くし形CNC自動旋盤は、小型部品の加工において高い生産性を実現できることから、幅広い分野で利用されている。刃物台に多数の工具が取り付けられるため、機内の工具取付けスペースが限られており、取付け長さに合った工具を探すのに苦慮しているという声がある。これは、従来の工具が細ければ短い、太ければ長い設計になっていることが原因である。長い工具は機内での干渉により、取り付けができないため、工具を切断して使用しているユーザーも多々いる。この商品はCNC自動旋盤用として工具長を最適化することで、工具選定を容易にできる商品である。さらに、突出しの長さを揃えることで工具交換時の干渉問題を解決し、プログラムの簡素化や設備動作の最適化が可能となることで、ユーザーの生産性向上に貢献する。
「測定をもっとスマートに、品質管理も機上で任せる時代に」がテーマ
●ブルーム-ノボテスト
「測定をもっとスマートに、品質管理も機上で任せる時代に」をテーマに、機上測定を通じた現場の生産性向上を具現化するソリューションを提案する。ブースではマシニングセンタに多様な測定器を搭載し、工具の形状モニタリングやワークの輪郭形状測定などの様々な機上測定デモを実施する。同社の一押し商品は、加工後のワーク形状を自動測定するソフトウエア「FormControl X」だ。この商品は加工後のワーク形状を機上でそのまま測定可能で、NG品は再度芯出し作業をせずに追い込み加工品もできる。対話式で直感的に操作でき、ワーク形状の自動認識によるガイダンスを基に、測定点などを設定できる。最適な測定経路を自動生成するなど、経験やスキルに頼らずに測定するための機能を数多く搭載する。
話題の新製品「DXAS」に注目!
●三菱マテリアル
今回の目玉となるのは10月1日発売されたばかりの話題の新製品「DXAS」だ。ヘッド交換式の超硬ドリルであるとともに、細部までこだわった設計で驚きの長寿命を実現し、ランニングコストが大幅に低減できる。また、締結時に発生するヘッドとホルダの中心軸のずれを極小化させる“パーフェクトセンタリング”により、ソリッドドリルに匹敵する精度・能率が実現。その他、航空機関連部品加工、小物高精度加工、スロットダイなど、総合工具メーカーならではの用途別ソリューションや環境に優しい取り組みも紹介する。更に、ブース内プレゼンテーションコーナーでは人気の実演笑売士、園田ヒカルさんが今年も登場。楽しく、わかりやすいトークで、最新工具や環境対応製品の魅力をたっぷり紹介する。三菱マテリアルのブースでしか得られない製品情報や技術トピックは要チェック!
「MOLDINOが切り拓く未来のものづくり」がテーマ
●MOLDINO
「MOLDINOが切り拓く未来のものづくり」をテーマに、次世代超硬合金を母材に採用した新商品「IXシリーズ」と、微細・精密加工ソリューションをはじめとする最新加工を紹介する。IXエポックディープボール-TH3「IX-EPDB-TH3」は、次世代添加元素を加えた新開発の超々微粒超硬合金を母材に採用したボールエンドミル。耐摩耗性と耐欠損性を高次元で両立する。焼き入れ鋼や高速度鋼(ハイス)など50HRCを超える高硬度鋼の小型精密金型の粗加工から仕上げ加工に適する。特に60HRCクラスの高硬度鋼加工では従来の何倍もの工具寿命を実現できるため、高価な立方晶窒化ホウ素(CBN)工具からの置き換えも期待できる。また、焼きばめホルダーに最適なショートシャンクを採用。外径実測値をラベルに表記することで測定の手間なく実測値をCAMに反映でき、加工精度の向上と段取り工数削減を狙える。
生産現場の課題を一気に解決!
●ユキワ精工
現場が直面する「効率化」・「コストダウン」・「工程集約」・「省エネルギー」・「省資源」、これらを解決するための最適なソリューションとして、ツールホルダーおよびCNC円テーブル、さらにワークハンドリングを提案する。注目は、高精度加工の実現と工具寿命の延長ができる「スーパーG1チャック」。この製品は、刃具の抜けや沈み込みがなく、高能率・重切削加工を安心して行えるうえ、エンドミル加工における切削抵抗での倒れや、ビビリを抑えるもの。切削用工具ホルダーを搬送用途に応用できる「ワークハンドリングホルダー」は、工作機械の主軸がワークの把持・搬送を兼ね、搬送用ロボットが不要になる、無人運転が可能となり夜間稼働などでMCの稼働率向上に貢献するメリットがある。
「メカトロテックジャパン(MECT)2025」過去最高の524社が出展 ~10月22日からポートメッセ名古屋で開催~
ニュースダイジェスト社(社長=八角 秀氏)と愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏)は、10月22日(木)~25日(土)の4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで工作機械見本市「メカトロテックジャパン(MECT)2025」(以下MECT2025)を開催するにあたり、9月18日、愛知県産業労働センター ウインクあいち(名古屋市中村区名駅)で会見を行った。
今回のテーマは「この発見、激アツ!!!!」。出展社数は加工最高の524社・団体で、そのうち84社が初出展となる。展示規模は過去2番目の2,092小間で、世界27カ国・地域から製品が一堂に会する。
今年国内で開催される工作機械見本市としては最大規模となる。会場内に展示される工作機械および鍛圧・板金機械は大小含めて281台の見込み。また、554点の新製品(1年以内に発表されたもの)が展示される予定。
毎回、世界最先端の技術実演展示に挑戦するコンセプトゾーン(主催者企画展示)では、「医療を支える加工技術-異業種に学ぶ成功のヒント」をテーマに高度な加工技術を培ってきた3社による加工実演を披露する。驚きのスゴ技を持つ企業の加工実演を通じて、技術ニーズに応えるためのヒントを提示するとともに、これからの加工の可能性に迫る。
▼コンセプトゾーン 関連記事はこちら▼
https://seizougenba.com/node/14156
また主催者の企画セミナーではトヨタ自動車やマツダ、ボーイング、インターテスラテクノロジーズ、日立製作所、HILLTOPと各分野に精通した6人の講師が「自動車」、「航空機」「先生の工場」をテーマにものづくりの最先端事例と将来像について講演する。
▼主催者セミナー概要 関連記事はこちら▼
https://seizougenba.com/node/14183
会見の席で主催者のニュースダイジェスト社 八角社長は、「お陰様で過去最多となる524社・団体に出展頂ける運びとなった。これは有数の製造業の集積地である中部地区における期待の大きさが数字として表れたと考えている。工作機械の国内市場は厳しい状況が続いている。関税の問題等を含め、様々な問題があり国内の設備投資が少々停滞している状況ではあるものの、明るい兆しがそろそろ見えるタイミングで今回のメカトロテックジャパンが開催できる。起爆剤となる良い展示会になるよう入念に準備を進めている。」と意気込みを示した。
共催者の愛知県機械工具商業協同組合の水谷理事長は、「前回展が過去最高の出展社数だったが、今回はそれを上回って最高を更新するということで、多くのお客様に来場頂ける期待が持てる展示会になると感じている。ぜひ、皆様には会場に足を運んで頂き、この展示会を楽しんで頂ければと思っている。」と期待を込めた。
MECT事務局長を務める平野清嗣ニュースダイジェスト社取締役は、「今回は新しい取り組みとして〝中小スタートアップゾーン〟コーナーを新設した。また、業界が抱える問題のひとつに人手不足があるが、省人化、自動化に貢献する商品や、環境に配慮したエコ、省エネ商品等も出展者から積極的に提案があると思っている。テーマにあるように、来場者がこの展示会へ来て熱いもの、ヒントになるものを見つけて会場で体感していただければ嬉しい。」と思いを述べた。
MECT2025概要
●会場:ポートメッセなごや
●開催期間:2025年10月22日(水)~10月25日(土)
●開場時間:10:00~17:00(最終日25日(土)は16:00まで)
●主催:ニュースダイジェスト社
●共催:愛知県機械工具商業協同組合
●入場料:大人1,000円、10人以上の団体は1人500円
(事前来場登録車、海外来場者、学生は無料)
●出展対象製品:工作機械、鍛圧・板金加工機、射出成形機、3Dプリンター、機械工具、のこ刃、切削工具、工作機器、測定機器、試験機器、研削砥石、研磨材、油圧・空圧・水圧機器、歯車・歯車装置、環境・安全対策機器装置、CAD/CAM/CAE、制御装置・関連ソフトウエア、産業用ロボット、搬送装置、洗浄機械装置、品質管理・安全・試験認証機関、新素材、マイクロマシン、ナノテクノロジー関連など
イスカルジャパン 「2025UTS」を開催

イスカルジャパン(代表=岡田一成氏)が、9月12日、神戸テクニカルセンターで製造現場の加工ユーザーを対象とした「UTS」(ユーザーテクニカルセミナー)を開催し、全国各地から約100名が参加した。ユーザーが加工改善事例を発表するなど他に類を見ないイスカル独自の同セミナー開催は今回で16回目を数える。
岡田代表は冒頭のあいさつで、「今日の目的はただ1つ。現場の課題を解決すること、その取り組みに関する情報の共有、そして皆様にその気づきをお持ち帰りいただくこと。」と述べ、環境が大きく変化しているなか、国内製造業の生産性と収益性向上にこだわって活動していく会社方針を語った。
営業部からは、トータルコストを見える化し、原価低減に繋げる「TDP」(ツール・ドクター・プログラム)について、具体例を示しながら説明を行った。続いて、今年新たに設立された、プロジェクト/インダストリー部より、設立の経緯と活動内容を説明。その後プロダクトマネージメント部より、イスカルの高付加価値製品及び最新工具について、開発コンセプト並びに、主力製品についての紹介を行った。
続いて、本セミナーのメインイベントとして、参加ユーザーの中から7社が順に登壇し、同社製品によって、ボトルネック工程を改善し、生産性向上とコストダウンに繋がった事例の発表を行った。具体的な数値を交えた発表や同社技術員による解説などに、参加者は熱心に耳を傾けていた。その後、同施設内の工作機械を用いて、事例の発表で採用された工具を含む、独創的・優位性を誇る最新工具のデモ加工を行った。
セミナー後は、ホテルへ会場を移し懇親会を開催。情報交換や交流が積極的に行われた。参加者からは、「ユーザーが改善事例を発表するという、イスカル独自のセミナー形式で、これまで自社に無かった発想や着眼点に気付くことができ、非常に参考になった」との声が多く挙がった。
■UTSとは
イスカル製品による課題解決事例をユーザーの視点で発表するセミナー。イスカル工具を通じた情報交換の場として毎年定期的に行っており、今後も継続する方針。
芝浦機械 LWB Steinl GmbHの子会社化 基本合意書締結
芝浦機械は、2025年9月26日開催の取締役会において、同社の100%子会社であるSHIBAURA MACHINE EMEA GmbHを通じてLWB Steinl GmbHを子会社化することに向け、株主との間で「基本合意書」を締結することを決議したと発表した。 同社グループは、2026年度を最終年度とする中期経営計画「中計2026」に基づき、事業ポートフォリオの変革を中心とした各種施策を遂行しており、その施策の1つとして掲げている欧州市場開拓の取り組みとして、既存のイタリアの子会社に加え、2025年5月にドイツの子会社を設立して射出成形機を中心に拡販を図るとともにM&Aについても欧州事業の拡大に寄与する案件の検討を進めてきた。 ドイツに本社を置くLWB Steinl GmbHは、主にゴム加工用の効率的かつ精密なモジュラー式射出成形機の専門技術を有しており、ゴム・樹脂向け竪型射出成形機の欧州の主要メーカーの一角として、1962年の創業から今日に至るまでの実績とノウハウ、高いブランド力を保有しているが、芝浦機械グループに取り込むことで、欧州における同社の射出成形機事業の生産拠点と販売・サービス力を強化するとともに、同社のブランド力を活かしながら、欧州市場参入の強力な足掛かりとしていく。また、同社のインド工場等のリソースを活用することで、製品コストの削減や、アジア市場向けの拡販にも取り組んでいく。 このようなシナジー効果の創出を通じて、射出成形機を中心に同社グループの欧州における事業拡大が見込めることから、基本合意書を締結のうえ、子会社化に向けた検討を開始することに至った。なお、子会社化の完了後は“SHIBAURA MACHINE LWB GmbH”に社名を変更する予定。
