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タンガロイがカウンターボーリング工具 「TCB」工具径φ26-59mmボディ、CGブレーカインサート拡充

180508タンガロイ タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、カウンターボーリング工具「TCB」の工具径φ26.0-59.0mボディと新ブレーカCG型インサートを発売した。

 従来の「TCB」の工具径ラインナップは、JIS規格のキャップボルト座径に合わせた工具径在庫設定だったが、市場ではキャップボルト座以外のボーリング加工は多数行われている。それらの加工はエンドミルによる繰広げ加工や特殊ボーリング工具で対応しているが、加工能率や納期面で問題となることが多かった。こうした要望を受け、同社では、カウンターボーリング工具「TCB」の工具径φ26-59mmの工具径を拡充に至った。

 また今回の工具径拡充に伴い、様々な被削材と切込みで優れた切りくず処理性を発揮するCGブレーカを発売する。

 今回拡充を行うφ26.0-59.0mのボディでは、カートリッジを使用する事で径調整を行える機構を採用した。ボディとカートリッジの間に厚み違いのプレートを装着することで、1つのボディで複数の工具径に対応することが可能である。また、別売の微調整セッティングプレートを使用すること事で、最小0.1mmからの径調整が可能である。

 「TCB」は工具径ラインナップの充実により、キャップボルト座以外のボーリング加工や鋳鍛造穴の繰広げ加工および旋盤での内径ボーリング加工など様々な加工において、標準工具を使用しての高能率加工を実現することが可能である。

アマダ記念会館が開館 ~創業の精神と金属加工の歴史を伝える~

180508アマダHD記念館1アマダ記念会館外観 アマダホールディングス(社長=磯部 任氏)は、アマダグループ創業70 周年を記念して、金属加工機械メーカーとしての歴史を伝える「アマダ記念会館」を伊勢原事業所内に設立し、4 月18 日(水)にオープニングセレモニーを開いた。

 同館は、アマダグループが創業時から大切にしている「お客さまとともに発展する」という理念や、今後もモノづくりを支える企業であり続けることを、顧客や関係者へ理解を深めてもらうために開館したもの。創業者・天田勇氏が一人で機械修理工場を興した際に使用した旋盤のほか、歴代の金属加工機械を展示している。また、プロジェクションマッピングや自動音声案内を用いて、事業発展の転換点となった技術革新とともに、産業の高度化や社会の発展に貢献してきた歩みを、わかりやすく紹介している。

180508アマダHD記念会館2展示室 焼け旋盤 主要な金属加工機械を一堂に集めた常設展示場は、アマダグループにとって初めての開設となる。企業活動のグローバル化に伴い、同館は日本企業ならではの趣向を凝らした和風建築と日本式庭園で構成されており、“おもてなしするための施設”を併設している。

 当館は、当面の間は顧客や関係者に公開し、2019 年4 月から外部に公開する予定。


銅像アンベール
180508アマダHD記念会館3

NaITO 増収増益!

180508NaITO説明する坂井社長 NaITO(社長=坂井俊司氏)は、平成30年2月期(2017年3月1日~2018年2月28日)連結決算を発表した。

 同社を取り巻く経済環境は、底堅い国内外の需要を背景に設備投資・輸出・生産活動は昨年下期からの活況を維持し、緩やかな景気回復基調で推移した。

 このような状況下で同社は、中期経営計画「Achieve2020」の初年度として、「地域密着」「専門力」「対面営業」を軸とした重点施策を着実に実行してきた。同社の主力取扱商品である切削工具およびその周辺分野の計測・産業機器等についてはキャンペーンを実施し拡販に努めるとともに、新規仕入先の開拓およびNR商品(同社オリジナルブランド商品)の開発も積極的に実施した。また、昨年に続き「バリ取り・計測」をテーマとした展示会やセミナーを各地域で行った。海外展開についてはタイ・ベトナム・中国の各拠点において収益拡大に向けた営業展開を図るとともに、北中米・アジア等における岡谷鋼機グループとの連携強化も推進してきた。

 この結果、当連結会計年度における売上高は465億87百万円(前年同期比7.2%増)、営業利益7億28百万円(前年同期比46.6%増)、経常利益9億60百万円(前年同期比35.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億53百万円(前年同期比97.4%増)と増収増益
となった。

 今後の見通しについては、引続き米国の経済政策および新興国・資源国等の海外経済動向の不透明感はあるものの堅調な需要に支えられ、国内においては緩やかな景気回復が続くものと予想される。このような認識のもとで、「中期経営計画Achieve2020」の達成を最大の経営課題と捉え、次年度(2018年3月1日~2019年2月28日)業績は、売上高475億円、営業利益8億円、経常利益10億50百万円、親会社株主に帰属する当期純利益7億10百万円を見込んでいる。

日立建機が鉱山用ダンプトラックをメンテナンス・サービス用に改造、モザンビークの鉱山に納入 ~大規模鉱山の「安全性向上」と「生産性向上」に貢献~

180508日立建機 日立建機の連結子会社である日立建機アフリカ(Pty) Ltd.は、同じく連結子会社で代理店の日立建機(モザンビーク)Limitedと協力し、ダンプトラックEH1100(車両総重量110t)をベースとした巨大なサービス用トラックを開発し、このほど世界有数の鉱山会社であるVale S. A. (ヴァ―レS. A.)の所有するモザンビーク共和国テテ州モアティゼ郡にあるモアティゼ石炭鉱山に納入したと発表した。

 今回納入したサービス用トラックは、油圧システムが搭載された大型の鉱山機械に使われる油脂類を積み込んで鉱山内を周回するために、荷台部分を大容積のタンクに改造した車両。モアティゼ石炭鉱山で稼働する超大型油圧ショベルやダンプトラックなどのメンテナンスに活用される。このトラックは、ダンプトラックEH1100の巨大な荷台を改造し、10,000ℓまでの油脂類を積み込むことができる大容積のタンクを6つ備えている。メンテナンスで使われる潤滑用グリスや冷却クーラントなど、必要な油脂類を大量に積載し、大規模鉱山で稼働する大型機械のすぐそばまで近づき、車体から長さ15mのホースを伸ばして直接給脂することを可能にしている。

 また、走行用エンジンと別に、蓄電池と電動ユニットを備えていて、メンテナンス作業中は走行用エンジンを停止することで、コストと環境負荷の低減を同時に実現しているとともにLED照明を多数取り付けることで、夜間作業における安全性の向上に寄与している。

コマツが「EverydayDrone」の提供を5月より開始 ~日々の進捗管理を可能にするスマートコンストラクション新サービス~

 コマツ(社長兼CEO:大橋徹二氏)は、建設現場の課題解決のためのソリューション事業「スマートコンストラクション」において、ドローンおよびエッジコンピューティング技術を利用した新サービス「EverydayDrone」(エブリデイドローン)を、子会社であるコマツカスタマーサポートを通じて開始した。

 「EverydayDrone」は、自動運航する専用ドローン「Explore1」と、現場で高速にデータ処理ができるGNSSベースステーション「EdgeBox」を使い、これまで丸一日かかっていた現場の3D現況測量データ生成を約30分で完了させる新サービス。これにより、誰でも毎日簡単にドローン測量ができ、現場の進捗管理に大きな進化をもたらす。

 「Explore1」で撮影した写真データは、現場に設置された「EdgeBox」に転送され、不要物などが除去された3D現況測量データが生成される。この3D現況測量データはLANDLOGプラットフォーム上へアップロードされ、直ちに閲覧可能となる。また、スマートコンストラクションアプリにデータを転送し、前回の測量データと比較することで、施工した切土量・盛土量を確認することができる。ドローンによる測量は現場全体を短時間でカバーするため、多数の建機や人が作業する施工現場でも、工事全体の施工進捗管理および土量管理を日々簡単に行うことができる。

 なお、サービスの運用は、ミライト・テクノロジーズと協業し、利用者向けの講習や運航代行、ドローン機体の整備等において、同社によるサポートを予定している。

EverydayDrone 概要図
180508コマツ

2018年3月分工作機械受注総額は1,828.6億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2018年3月分の受注実績は以下の通り。
2018年3月分工作機械受注総額は、1,828.6億円(前月比+17.8% 前年同月比+28.1%)となった。3カ月ぶりに過去最高額を更新し、初の1,800億円超。旺盛な国内外需要に期末効果や大型受注が上乗せ。1,000億円超は17カ月連続。

 内需は755.5億円(前月比+29.8% 前年同月比+44.0%)で、91年9月(734億円~以来26年6カ月ぶりの700億円超。国内需要が高まる中、期末効果やスポット受注が上乗せ。
 外需は1,073.1億円(前月比+10.6% 前年同月比+18.9%)で、3カ月ぶりの1,000億超で、過去最高額を4カ月ぶりに更新。中国、米国を中心に受注が拡大。

 昨年末より非常に高い水準が継続。今後も堅調に推移するものと期待。他方、各種海外リスクや部品調達難に関連した動きなどを注視。

3月分内需

755.5億円(前月比+29.8% 前年同月比+44.0%)。

・26年6カ月ぶりの700億円超。13カ月連続の500億円超。
・前月比2カ月連続増加。前年同月比14カ月連続増加。
・期末効果に加え、自動車のスポット受注等もあり、大きな伸び。国内需要は高水準持続。

① 一般機械  280.5億円(前月比+23.3% 前年同月比+36.6%)
  うち金型   27.0億円(前月比+37.2% 前年同月比+10.5%)

② 自動車   266.7億円(前月比+38.6% 前年同月比+48.6%)
   うち部品   161.4億円(前月比+31.8% 前年同月比+24.1%)

③ 電気・精密 86.9億円(前月比+63.7% 前年同月比+89.7%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 23.9億円(前月比△7.4% 前年同月比+0.8%) 

3月分外需

1,073.1億円(前月比+10.6% 前年同月比+18.9%)

・3カ月ぶりの1,000億円超。過去最高額を4カ月ぶりに更新。
・前月比4カ月ぶり増加。前年同月比16カ月連続増加。
・3月は、欧州で前月比減少も、アジアと北米が増加。北米は初の300億円超と好調。

①ア ジ ア:547.5億円(前月比+16.1% 前年同月比+8.5%)
・東アジア:442.7億円(前月比+26.8% 前年同月比+5.2%)
〈韓 国〉 43.5億円(前月比△4.1% 前年同月比+29.8%)
〈中 国〉359.0億円(前月比+26.4% 前年同月比△2.2%)
・その他アジア:104.9億円(前月比△14.5% 前年同月比+25.4%)
〈タ イ〉36.7億円(前月比62.6% 前年同月比+54.2%)
②欧 州:207.9億円(前月比△6.0% 前年同月比+33.6%)
〈ド イ ツ〉47.0億円(前月比△19.3% 前年同月比+9.7%)
〈イタリア〉31.4億円(前月比+2.2% 前年同月比+34.7%) 
③北   米:304.2億円(前月比+16.2% 前年同月比+35.9%)
〈アメリカ〉263.7億円(前月比+15.6% 前年同月比+30.1%)
〈メキシコ〉 28.3億円(前月比+35.5% 前年同月比+126.4%)

ロボット統計受注・生産・出荷実績(2018年1~3月期)

 ロボット工業会がまとめた2018年1~3月期のロボット統計受注・生産・出荷実績は次のとおり。

業況について
 2017年の会員ベースでの年間の集計結果は、国内需要が堅調であったことに加え、輸出はそれ以上の大幅な伸びを示した。受注額は34.1%増の7,594億円、生産額は対前年比28.0%増の6,999億円とどちらも過去最高となった。会員外も含めた年間受注額は9,375億円程度、生産額は8,700億円程度を見込んでいる。

受注
 受注台数、受注額ともに前年同期比でプラス成長、四半期ベースで過去最高となった。
 ・受注台数(台) : 63,551(前年同期比+29.2%) 10四半期連続のプラス
 ・受注額(億円) : 2,188(同+24.2%) 7四半期連続のプラス

生産
 生産台数、生産額ともに前年同期比でプラス成長となった。
 ・生産台数(台) : 55,807(前年同期比+17.6%) 19四半期連続のプラス
 ・生産額(億円) : 1,838(同+16.3%) 7四半期連続のプラス

出荷
 各項目倫に前年同期比でプラス成長となった。国内出荷台数、総出荷台数は四半期ベースで過去最高となった。
 ・総出荷台数(台) : 56,811(前年同期比+21.0%)19四半期連続のプラス
 ・総出荷額(億円) : 1,890(同+17.7%) 7四半期連続のプラス
 ・国内出荷台数(台): 12,945(同+25.8%) 4四半期連続のプラス
 ・国内出荷額(億円): 558(同+15.2%) 18四半期連続のプラス
 ・輸出台数(台) : 43,866(+19.6%) 19四半期連続のプラス
 ・輸出額(億円) : 1,332(+18.8%) 6四半期連続のプラス

国内出荷内訳
 ●自動車産業向け
 ・国内出荷台数(台) : 4,977(前年同期比+34.6%) 3四半期連続のプラス
 ・国内出荷額(億円) : 202(同+26.8%) 4四半期連続のプラス
 ●電気機械産業向け
 ・国内出荷台数(台) : 3,326(前年同期比+14.8%) 5四半期連続のプラス
 ・国内出荷額(億円) : 163(同+16.6%) 5四半期連続のプラス

輸出内訳
 ●溶接用
 ・輸出台数(台): 9,655(前年同期比+7.7%)5四半期連続のプラス
 ・輸出額(億円): 242(同+5.3%) 5 四半期連続のプラス
 ●電子部品実装用
 ・輸出台数(台): 2,881(前年同期比+21.9%)7四半期連続のプラス
 ・輸出額(億円): 471(同+28.8%) 6四半期連続のプラス

DMG MORIが高性能主軸MASTERシリーズを搭載した「NTX2000/2500/3000 2nd Generation」の販売を開始

180413DMG森精機1 DMG MORI(社長=森 雅彦氏)が、このほど複合加工機NTXシリーズの第二世代モデルとなる「NTX2000/2500/3000 2nd Generation」の3機種の販売を開始した。

 このマシンは、1,000台以上の納入実績を持つ第一世代のNTXシリーズを深化させ、さらにバリエーションを増やした複合加工機。航空機、医療機器、金型など形状が複雑化するワークの同時⒌軸加工にも対応する。タービング用の高性能主軸turnMASTERと全長わずか350mmの工具主軸compactMASTERを搭載し、圧倒的な切削能力を実現しているのが特長だ。従来機に対して顧客からの要望が多くあった機械停止の大きな要因のひとつである切りくず対策には、様々な実験や分析を繰り返し、革新的な切りくず処理を実現している。

産業のトレンドをキャッチ! 加工現場の“生声”を惜しみなく反映

180413DMG森精機2説明をする髙山専務 髙山直士 専務取締役(工学博士)兼開発本部長(以下髙山専務)は、「今回の機械は非常に出来が良く自信がある。開発プロセスも違うところがある。」という。この従来とは違う点について「スニークプレビュー(sneak preview)と称して一部のお客様には開発途上でこの機械をご覧になっていただきました。日本語でいうところのチラ見に近い。切削性能や実際の操作性、保守性、ワークへの接近性を見ていただき、意見を頂きました。」とのこと。この試みは今年の1月に行ったとのことだが、まだ開発途中だった。この時、34の意見や要望を聞いたという。

180413DMG森精機3 この機械は本年4月より販売を開始するが、この34の意見や要望についてはほとんど取り上げて反映しているという髙山専務。「お客様に届ける時点から高い完成度の機械を届けられると考えている」と自信を見せる。

 同社のNTシリーズは2005年からスタートしているが、それまで複合加工機ミルターンは旋盤ベースの機械にミーリングの主軸を付けた機械だった。「その時、お客様からミーリングでも重切削がバリバリ削れる機械が欲しいという話があって、機械の構造を旋盤ベースから徹底的に見直し、切りくずが多く出ても処理できるように加工室のカバーを縦面にしました。2005年からのコンセプトは踏襲しています。さらに今回、1番強調したいのは、compactMASTERという主軸を開発したこと。今までと同じスペースですが、少しでも大きなワークを加工できるところが1番のセールスポイントです。スニークプレビューのときに、改善すべき点や要望等の一方で、どういった点が良かったかをリサーチしたところ、8割以上のお客様が“加工空間が大きくなった”と喜ばれています。」と、ユーザーの声をこと細かく拾い上げ、満を持してつくり上げたマシンであることを強調した。

180413DMG森精機4説明をする酒井部長 最近は工場内における人手不足の対応、加工精度の向上のほかに、部品が3D CADの普及もあいまって部品の一体化・複雑化が進んでいる。こうした複雑形状の加工に対応し、工程集約が実現する複合加工機の需要が高まっている。

 「NTX2000/2500/3000 2nd Generation」の開発を担当した酒井茂次執行役員 開発本部ターニングセンタ開発部部長(以下酒井部長)は、最近の動向について、「特に航空・宇宙、医療機器、電機機械器具、精密機械器具・光学機器は需要が増加するとみています。」と話す。今回はこうした時流を背景に、製品力のアップを図ったとのことだ。

「NTX2000/2500/3000 2nd Generation」の特長

高性能主軸/刃物台
●3年保証のMASTERシリーズ主軸を搭載
〈ターニング用高性能主軸turnMASTER〉
 ・ベアリングのボール大径化と部品精度の向上により、耐久性を強化
 ・マグネスケール製の高精度回転センサを搭載し、高精度加工を実現
 ・NTX2000 2ndGeneration 標準仕様:最大トルク421N・m(従来機比83%アップ)主軸最高回転速度5,000min-1
 ・NTX2500 2ndGeneration 標準仕様:最大トルク599N・m、主軸最高回転速度4,000min-1
 ・NTX3000 2ndGeneration 標準仕様:最大トルク1,194N・m、主軸最高回転数3,000min-1

複合加工機史上最小の工具主軸compactMASTER
 ・標準仕様:最大トルク132N・m、主軸最高回転速度12,000min-1
 ・モータの回転力を直接伝達するダイレクト・ドライブ・スピンドル(DDS)を採用し、切削能力を向上させるとともに、メンテナンス頻度や故障リスクを低減
 ・複合加工機史上最小(同社が発売した複合加工機に限る)となる全長350mmのコンパクト構造により、90°回転しても第2刃物台との干渉領域が小さく、第1、第2両主軸での加工が可能なため、加工能率が大幅に向上
 ・X軸ストロークの拡大により、主軸中心からマイナス125mmまで直線軸移動での加工可能

 酒井部長は、「従来だと複合加工機の工具主軸は全長が500mmありましたが、今回は350mmと大幅に小さくなりました。これにより端面加工では中のスペースを有効に活用できるうえ、中で旋回したときの干渉が非常に小さくなりました。」と、優位性についてコメントした。

180413DMG森精機6実機とともに説明をする栗谷部長 また、オプションだが、移動量±40mmのY軸を新たに搭載したことで、多彩なミーリング加工が可能になり生産性が大幅に向上、しかもモータをタレット内部に組み込んだビルトインモータ・タレットにより、ミーリング加工時の発熱や振動を最小限に抑制し、伝達効率を向上させている。これにより切削能力、速度、面品位、精度を大幅に向上させた。また、工具主軸と第2刃物台+Y軸での同期加工が可能となり、工具主軸だけでは負荷が高く加工ができなかったホブ加工にも対応しているのも嬉しい。

 熱源である主軸などのモータや、ボールねじなどの工藤部に冷却水を循環させる同社独自技術「機体冷却水循環」により、熱変異を抑止、回転軸のB/C軸にマグネスケール製ロータリースケールを標準装備している。

 今回、実機を見ながら説明してくれたプロジェクトリーダーでもある栗谷龍彦部長(開発本部 複合加工機開発部:以下栗谷部長)は、「複合機にはじめてのY軸を搭載したことでミーリングの活躍する場が増えました。サイクルタイム短縮にもなります。こだわりのマガジンも注目して欲しいポイントです。作業者は日常的に工具交換や工具の確認をされます。夜、暗くてもツールが見えるようにとマガジンの中を明るくしました。」とマシンを指した。

180413DMG森精機7ツールが正面を向いている。 ツールが正面に向いているところも注目したい点だ。これも優位性のひとつだという。栗谷部長は、「ツールが正面に向いていてクリアかつ大きな窓を儲けているのは、“いつでも刃先の状態、切りくずのカラミの状態”のを確認するためです。マガジンの扉もパアッと大きく開きます。工具の着脱のために、小窓も設置し、使う人が使いやすいようこだわりました。」と細かな配慮を覗かせた。

 さて、機械停止の大きな要因のひとつである悩ましい切りくずには冒頭にも書いたとおり、革新的な切りくず処理を実現している。具体的には、従来機より処理能力を向上させたドラムフィルタを搭載したオプションの機外チップコンベヤにより、効率的な切りくず処理と高精度なクーラントろ過を実現。切りくず流しクーラントを標準装備し、主軸直下の切りくず排出性が向上している。切りくず除去、加工点の冷却、工具寿命の延長に工過程名切りくず処理機能を装備しているのも優位性のひとつだ。ユーザー視点でつくりあげたマシンだからこそ、製造現場にもたらすメリットは大きい。

DMG MORIが保育園開設 ~最高の教育水準を誇る託児所施設を目指す~

180413DMG MORI保育園1楽しそうに遊ぶ子どもたち DMG森精機(社長=森 雅彦氏)が、創立70周年の記念事業の一環として4月2日(月)より同社の伊賀事業所、奈良事業所、名古屋本社、東京グローバルヘッドクォータにて「DMG MORI保育園」を開設した。(東京は保育施設と企業契約を行い、その施設を利用する。正式名称は「潮見プライムスクール」)。企業主導型保育事業として内閣府の認定・支援を受けており、0歳から未就学児までを対象にグループ会社を含む社員の子どもを受け入れる。また、同社の保育費補助手当精度により、社員は実質無料でDMG MORI保育園を利用することができる。英語やサイエンス、リトミック、アートを取り入れ、日本で最高の教育水準を誇る託児所施設を目指す。また、食育促進の観点から、庭の一角に家庭菜園ブースを設置し季節にあった野菜を栽培する。ここで採れたものは自園調理の食材として活用し、栄養士も駐在している。

 東 清春 管理本部人事部部長は、「社員の仕事と子育てとの両立を後押しし、安心して長く働ける環境を整備しました。社員の子どもには日本で最高水準の教育を行い、幼少期に感受性を高めてもらうことを目的としています。」としている。

 この保育園は社員無料で利用でき、祝日や工場稼働日は一時保育も実施している。

お昼寝部屋でスヤスヤ
180413DMG MORI保育園2

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『新たな繋がりを見つけ出す場』~INTERMOLD2018/金型展2018/金属プレス加工技術展2018開催にあたり 日本金型工業会 会長 牧野俊清~

180413日本金型工業会牧野会長 この度は、INTERMOLD2018/金型展2018/金属プレス加工技術展2018へご来場を賜り厚く御礼申し上げます。

 本展示開催に際し多大なるご支援・ご協力を賜りました関係諸官庁ならびに各出展企業、関連諸団体の皆様には、盛会裡に開催の日を迎えることができましたことを厚く御礼申し上げます。

 さて、日本の金型業界を経済産業省生産動態統計(機械統計編)の生産金額から見てみると、2017年は前年比5.5%増とリーマンショック前の水準へ向けて着実に回復の道を歩んでおります。

 世界へ目を向けてみるとグローバル化による国際競争が激しさを増す中で、経済産業省では、我が国の産業が目指す姿(コンセプト)として、様々な業種、企業、人、機械、データなどが”つながる”ことにより新たな価値創造を図る「コネクテッドインダストリーズ(Connected Industries)」を提唱しています。

 日本の金型は、品質、納期、価格において世界トップレベルの技術と技能を有しているものと自負しておりますが、それは決して金型メーカーのみによるものではなく、金型材料や工作機械、熱処理、表面処理等の日本が世界に誇る周辺産業との強固な”つながり”こそが、日本の金型産業の競争力の源泉であると考えます。
そのため、本展示会が、最先端の加工技術や最新情報を提供し、企業の競争力強化、安定した経営体質づくりの一助となることを願うとともにぜひともご来場の皆様には、新たな”つながり”を見つけ生み出す場としてご活用頂くことを願っております。

 最後に、関係各位のご協力のもと、本展示会が盛大に開催できますことを重ねて御礼申し上げますとともに、今後とも変わらぬご支援・ご協力を賜りますことをお願いし、開催のご挨拶とさせていただきます。