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タンガロイが高送りカッタ『ハイクワッドF』M級インサート拡充

171101タンガロイ タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、このほどインガーソル製難削材用高送りカッタ『ハイクワッドF』M級インサートの販売を開始した。

 ハイクワッドFは片面4コーナーインサートを使用し、難削材をはじめ様々な被削材に対応する高能率高送りカッタ。強固なインサート拘束設計により、高い加工条件と高い信頼性を実現する。特に航空機業界での耐熱合金に対応する材種を設定したG級インサートの評価が高かったため、このほど、より経済性を重視する加工を視野に入れ、G級と同じ形状と材種のM級インサートを拡充した。

 インサートは経済性の高い4角形で、ポジインサートによる切削抵抗を低減した低抵抗タイプ2種と刃先を強化したフラットタイプ3種の合計5種類を標準設定した。加工時の切削抵抗を削減する低抵抗タイプは特に耐熱合金やステンレスの加工に適し、刃先に高い強度を持たせたフラットタイプは、一般鋼材から耐熱合金までの広い範囲の加工に対応する。材種は6種類で、2種類は特に耐熱性の高い母材を採用したプレミアム材種となっている。

主な特長

 (1)被削材や加工形態に対応可能な5種類のインサートを標準設定
 (2)インサートのクランプ剛性を向上させる強固なインサート拘束設計
 (3)特に耐熱合金をはじめとする難削材の加工に有効
 (4)最大切込み量2.2㎜
 (5)加工面品質を向上させるワイパー付きインサートもラインナップ

主な型番と標準価格
●インサート(税抜価格)
 ・SDXS1305MDR-PH IN4035 2,070円
 ・SDXS130515R-PH IN2530 1,590円
 ・SDXS130515N-MR1 IN4005 1,590円
 ・SDXS1305MPR-MR IN4030 1,590円
 *拡充アイテム:全28形番

ケナメタルがスローアウェイミーリング「KCSM40」をリリース

171101ケナメタル ケナメタルがこのほどスローアウェイミーリング「KCSM40」をリリースした。
 この製品は、同社のスローアウェイミーリングの新材種。より高い切削速度で一貫性と再現性のある結果をもたらし、生産性をさらに高める。

 KCSM40材種には、先進のコバルトバインダーが含まれているが、KC725MまたはX500が持つ靱性を損なうことなく、並外れた耐熱疲労性を実現する。この新しい母材に加え、ケナメタル独自のAlTiN/TiNコーティングにより、切れ刃の耐磨耗性が強化されている。

 同社のスローアウェイミーリング担当グローバル製品管理役員のScott Etling氏は、「ケナメタルで最も人気の高いミーリング材種であるKC725MとX500の靱性を採用するとともに、熱亀裂に対する耐性と耐磨耗性を強化しました。お客様は、靱性に妥協することなく、より高い切削速度での加工が可能となります」とコメントしている。また、Ti6Al4Vに対するKCSM40の目標切削速度は175 SFM(53 m/min)で、60分間で20 in3/min(327 cm3/min)超という切り屑除去率を達成した。さらに、KCSM40は径方向の切込み量を減らしながら、最大270 SFM(85 m/min)の切削速度で、チタンのミーリング加工を成功させている。

セコ・ツールズがPerfomax™ の設計を見直し、ドリル性能をさらに最適化

171101セコ・ツールズ 「Seco Perfomax」 刃部交換式ドリルが、設計を新たに見直した。
 これにより、ドリルパラメータの高度化、より長い工具寿命、優れた切り屑処理および排出を実現。新設計のフルートは、特殊な減摩表面やレーザーにより硬化処理されたフロントなどの革新的な機能により、強度、安定性、精度が向上している。

 Perfomax のフルートは、ねじれ角部分および中央の切り屑部分が大きくなっており、切り屑排出がスムーズで、同社が開発した切り屑とフルート面の間の接触を最小限にする波型パターンが採用されている。切り屑がより短くなり、すぐに除去されるため、切り屑が詰まるリスクが大幅に低減され、加工安全性がさらに高まっている。また、フロントは同社のレーザーで硬化処理され、ドリル本体の工具寿命が最大 140%向上している。HRC 60 の硬度により、切り屑による浸食にもより長期間耐えることができる。さらに、Perfomax の設計を見直すことで、ドリルのチップポケット底部の半径を拡大し、剛性を強化した。

 Perfomax の DS2050 および DS4050チップ材種は、特にチタンやチタン合金などの耐熱材に最適。新開発の柔軟な MP 形状および MC 形状により、生産性と工具寿命が向上している。DS2050 は外周切削用のチップ、DS4050 は中央切削用のチップ。なお、ドリル本体には、径 15mm ~ 59mm (0.594 インチ~ 2.375 インチ)、長さと直径比 2xD、3xD、4xD、5xD、大半のスピンドルインターフェースを用意している。

2017年9月分工作機械受注総額は1490.9億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2017年9月分の受注実績は以下の通り。
2017年9月分工作機械受注総額は、1,490.9億円(前月比+11.6% 前年同月比+45.0%)となった。受注総額は3カ月ぶりの1,400億円超。過去最高額(従前:15年3月 1,474億円)。期末効果や欧州の展示会効果等が寄与。1,000億円超は11カ月連続。

 内需は610.1億円(前月比+17.8% 前年同月比+34.0%)で、堅調な国内需要の下、年度半期末やスポット受注が寄与。27カ月ぶりの600億円超。
外需は880.7億円(前月比+7.7% 前年同月比+53.6%)で、中国でEMS関連需要は縮小も欧州(展示会効果)や北米が増加。3カ月ぶりの850億円超。

 国内外ともに今後も堅調に推移するものと期待。他方、各種海外リスクや部品調達難に伴う納期の長期化などを注視。

9月分内需

 610.1億円(前月比+17.8% 前年同月比+34.0%)。

 ・27カ月ぶりの600億円超。リーマンショック以降の最高額(従前:15年6月 603億円)
 ・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比8カ月連続増加。
 ・期末効果やスポット受注が寄与。省エネ補助金時(15年6月)を超える高水準で好況。

① 一般機械  241.1億円(前月比+7.1% 前年同月比+27.4%)
  うち金型   20.5億円(前月比Δ29.6% 前年同月比Δ17.5%)

② 自動車   197.3億円(前月比+18.4% 前年同月比+39.8%)
  うち部品   117.2億円(前月比△2.7% 前年同月比+28.2%)

③ 電気・精密 44.3億円(前月比Δ24.2% 前年同月比+14.5%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 31.7億円(前月比+140.3% 前年同月比△27.1%) 

9月分外需

 880.7億円(前月比+7.7% 前年同月比+53.6%)

 ・3カ月ぶりの850億円超。7カ月連続の750億円超。
 ・前月比2カ月連続増加、前年同月比10カ月連続増加。
 ・中国のEMS関連需要減少も、欧州は展示会効果で大幅増。北米も高水準で堅調持続。

①ア ジ ア:383.4億円(前月比Δ10.6% 前年同月比+68.4%)
・東アジア:318.8億円(前月比Δ11.2% 前年同月比+102.9%)
〈韓 国〉 44.8億円(前月比+11.9% 前年同月比+60.2%)
〈中 国〉242.7億円(前月比Δ19.8% 前年同月比+113.5%)
・その他アジア:64.7億円(前月比△8.0% 前年同月比Δ8.4%)
〈イ ン ド〉20.6億円(前月比△16.6% 前年同月比+16.1%)
②欧 州:224.7億円(前月比+49.5% 前年同月比+70.8%)
〈ド イ ツ〉65.6億円(前月比+69.9% 前年同月比+44.1%)
  〈イタリア〉37.3億円(前月比+74.3% 前年同月比+118.3%) 
③北   米:259.0億円(前月比+13.0% 前年同月比+24.5%)
〈アメリカ〉233.7億円(前月比+12.8% 前年同月比+27.1%)
〈メキシコ〉 13.1億円(前月比+23.4% 前年同月比+13.5%)

ロボット統計受注・生産・出荷実績(2017年7~9月期)

 ロボット工業会がまとめた2017年7~9月期のロボット統計受注・生産・出荷実績は次のとおり。

業況について
 2017年の見通しについては、年初、会員外も含めた年間生産額は対前年比7%増の7,500億円(会員比率77.7%)を期待していた。しかしながら、会員ベースでの3四半期(1~9月)集計結果は、国内需要が堅調であるとともに、輸出はさらに大幅な伸びを示し、その生産額は対前年比27.2%増の5,204億円と年初見通しを大幅に上回る状況で推移しており、会員外も含めた年間生産額の8,000億円超えは確実となる。

受注
 受注台数、受注額ともに7~9月期で過去最高値となった。
 ・受注台数(台) : 51,768(前年同期比+39.5%) 8四半期連続のプラス成長
 ・受注額(億円) : 1,782(同+25.9%) 5四半期連続のプラス成長

生産
 生産台数、生産額ともに四半期ベースで過去最高値となった。
 ・生産台数(台) : 55,998(前年同期比+44.9%) 17四半期連続のプラス成長
 ・生産額(億円) : 1,891(同+34.4%) 5四半期連続のプラス成長

出荷
 総出荷台数、総出荷額、輸出額において四半期ベースで過去最高値となった。
 ・総出荷台数(台) : 56,258(前年同期比+49.3%)17四半期連続のプラス成長
 ・総出荷額(億円) : 1,960(同+39.9%) 5四半期連続のプラス成長
 ・国内出荷台数(台): 10,501(同+13.0%) 3四半期連続のプラス成長
 ・国内出荷額(億円): 483(同+11.6%) 16四半期連続のプラス成長
 ・輸出台数(台) : 45,757(+61.2%) 17四半期連続のプラス成長
 ・輸出額(億円) : 1,476(+52.6%) 4四半期連続のプラス成長

国内出荷内訳
●自動車産業向け
 ・国内出荷台数(台) : 3,889(前年同期比+8.9%) プラス成長
 ・国内出荷額(億円) : 162(同+10.8%) プラス成長
●電気機械産業向け
 ・国内出荷台数(台) : 2,871(前年同期比+5.4%) 3四半期連続のプラス成長
 ・国内出荷額(億円) : 155(同+14.7%) 3四半期連続のプラス成長
 国内需要の好調要因としては、溶接、組立、そして半導体用等が伸びたことによる。

輸出内訳
●溶接用
 ・輸出台数(台): 10,867(前年同期比+53.3%)3四半期連続のプラス成長
 ・輸出額(億円): 267(同+44.3%) 3 四半期連続のプラス成長
●電子部品実装用
 ・輸出台数(台): 3,759(前年同期比+71.6%)5四半期連続のプラス成長
 ・輸出額(億円): 581(同+70.7%) 4四半期連続のプラス成長
 輸出国別では、中国向けが輸出額の46%を占めるほどの顕著な伸びとなっていることに加え、その他主要国であるアメリカ、韓国、台湾、ドイツいずれもが前年同期を上回ったことで需要全体を大きく押し上げた。

イワタツールが絶好調! オープンガレージ見学会を開催

171016イワタツール1業績について説明をする岩田社長 来年90周年を迎え、愛知ブランド企業にも認定されているイワタツール(社長=岩田昌尚氏)が、10月4日(水)、本社(名古屋市守山区花咲台2-901-1テクノヒル名古屋)にてオープンガレージ見学会及び懇親会を開いた。

 会に先立ちプレス向けに業績報告が行われた。
 それによると2016年度の実績は、売上が前年度比12%増、経常利益 同32%増となった。2017年度上期については、前年同期比13%増、経常利益同25%増となった。なお2017年度は売上前年度比15%増、経常利益同40%増を計画している。 

 2016年度について岩田社長は、「前行程加工の厳しい精度要求に応えるため、精密空調を設備している第三工場を立ち上げ、オープンガレージを完成させた。去年から今年にかけて、MAKINO、WALTER、ROLLOMATICと設備を増設させ、タイ工場を拡張させた」と説明した。業績増の要因として、東日本、ヨーロッパ、タイの売上が向上したことを挙げた。

2018年度は、自社製の研削盤を本格的な生産に持ち込む計画をしている。また、第一工場の空調設備の入れ換えを行い、精密空調エリアを拡大、集中クーラントの設備建設を行うとした。これにより、工場内環境の改善や空調用エネルギーを削減する。

 新製品について、①トグロンハードロングドリル サイズ追加、②SPセンター サイズ追加、③トグロンハードドリルOH オイルホール、④交換式SPセンターが、2017年末にかけて順次出荷予定とした。なお、参考出品だった①SPセンターZERO、PCDドリル リーマ-、PCBNドリル リーマーの開発が終了し、順次発売するとした。

 新開発商品について岩田社長は、「未発表のエンドミルがある。どこにもカブることのない工具です」とした上で、「前回のJIMTOFで披露した“MDS 小径ドリルユニット”をさらに進化させ、10月18日からポートメッセなごやで開催されるMECT2017で展示する予定」とした。

オープンガレージで子ども達がものづくり

171016イワタツール2子ども達にものをつくる楽しさを! オープンガレージ見学会では、岩田社長がオープンガレージを開設したいきさつについて、「ものづくりの楽しさを伝える、ものづくりの基本を知り、難しさ、厳しさを伝えることを目的としている。子ども騙しではなく、実際に使えるモノを製作することで基本や手順を知らなくては出来ないことなど、失敗を通じて知ることが重要です」と話した。

 このオープンガレージの特長は、電気・電子工作、プログラミングや木工だけでなく日常体験することのできない金属加工やロボット制御などを体験できることの他、なごやサイエンスパークヒルには、産総研など公的研究機関や開発型企業が集積し、連携が可能であることが挙げられる。「教育機関、研究機関、民間の一銭の技術者と交流ができるメリットがある」と岩田社長。運営については、名古屋市、市民経済局、各大学、NPO法人G-net、名大社、近隣企業などと連携のうえ、学生も協力している。

 オープンガレージの実績報告を同社のインターン生 長崎むめのさんが行い、懇親会が開催された。和やかな雰囲気の中、中締めを行い散会した。

インフォシス リミテッド日本支店が日本市場でデジタルソリューション事業を強化 ~デジタルトランスフォーメーションの先進企業の買収をはじめ戦略パートナーとの協業によりビジネスを拡大~

171016インフォシス1大西俊介 日本代表 インド・バンガロールに本社を置くインフォシス リミテッド日本支店(日本代表=大西俊介氏)は、このほど本年度より、デジタルソリューション事業を強化し、日本における戦略事業のひとつとして確立させ、2020年までに同事業の顧客数を拡大させると発表した。

 同社では、2020年までの成長戦略として、デジタル、次世代ERP、AI、IoT、エンジニアリング、グローバルPLMの6つの事業分野を最重要戦略ソリューションとして位置付けているが、中でも最も最も重要なデジタルソリューションでは、グローバルに展開するインフォシス社のグローバルエキスパートメンバーを日本市場に投入するほか、日本国内においても、デジタルソリューションに特化したエキスパートの育成および採用を強化していくとしている。

 インフォシス リミテッドは、これまでに50ヵ国、1,000社以上の顧客に対して、デジタルソリューションを提供。インド・バンガロールやニューヨーク、ロンドン等、世界9拠点に、デジタルソリューション分野のエキスパートが、各地の市場に合致した最適なカスタマー・エクスペリエンスを実現する「デジタル・スタジオ」を運営している。

 主に同スタジオを通じて、デジタル・トランスフォーメーション、エクスペリエンス・デザイン、オムニチャネル・コマース、デジタルオペレーション、データ&アナリティクス等で構成されるエンド・トゥ・エンドのデジタルソリューションを提供。このインフォシス リミテッドのリソースを日本市場で活用していく予定だ。

 さらにインフォシスでは、すでに、デジタル・トランスフォーメーションやカスタマー・エクスペリエンス分野の先進企業である英国ブリリアント・ベイシクス社(Brilliant Basics、本社:英国ロンドン、CEO:アナンド・ベルマ)を買収し、エンド・トゥ・エンドのデジタルソリューション事業を、より一層強化することを計画している。インフォシス リミテッド日本支店においても、ブリリアント・ベイシクス社を買収によって拡張する先進的なデジタルテクノロジーをいち早く活用し、主に小売りや金融サービス、製薬会社等の業界の企業を対象に、デジタルソリューション事業を展開していく。

 Adobe をはじめ、IBM やSAP 等、世界有数のデジタル・リーダー企業との提携を実現しており、これらのアライアンスパートナーを最大限に活用し、顧客に対し革新的なソリューションを提供し、デジタル事業を拡大していく。

インフォシスの強みとは

 インフォシスは、世界中のリソースを活かしてITシステムの全てのライフサイクルの領域に係わるサービスを提供している。同社は、1981年にインド・プネで誕生したインド初のIT企業。現在の従業員数はグローバルで約20万人、売上総高102億1000万米ドル(約1兆1495億4400万円)を擁する世界でも有数のITコンサルティングおよびテクノロジーサービス企業だ。

 10月2日、同社で開かれたプレスランチョンで大西日本代表は、「グローバルなマーケットを含めて日本市場を重要な戦略地域と認識している。従来は外資系の日本法人、あるいはグローバルに拠点を持っているので英語にアレルギーがない企業が中心だったが、より日本的なお客様にもサービスを提供していく。サービスの観点からいくと従来はERPやアプリケーション開発が多かったが、グローバルな視点から、IoT等も含めてデジタル・ソリューション分野で競争し、ポジションを獲得していく」と成長戦略について触れ、サービスラインについて述べた。それによると、①次世代ERP、②IoT、③デジタルマーケティング、④フィンテック、⑤AI&オートメーション、の5つの分野に注力するとした。

 「日本のITおよびIoTマーケットはどのように捉えられているか」という点について大西代表は、「IoTという言葉自体は日本に上陸してまだ4~5年になるが、日本発でグローバルに大々的なサービスを行っているという実用的なケースがあるとは言い難い」という認識を示し、「コミュニケーションを通して活動している中で、IT等の象徴としてよく聞く言葉がサービスではなく、“取り組み”。その裏にあるPOC(概念実証)をトライアルとして行っていくことは広がっているとは感じているが、大きなサービスとして繋がっているか、といえばドイツやアメリカに比べて遅れているのではないかと感じている」と話した。

 この分野で“テコ入れ”をするという大西代表。「日本で事業をつくっていくチャンスがある」との見込みだが、これについては、「特に欧州、米国での圧倒的な実績」を挙げた。同社は、IIC(米Industrial Internet Consortium)の主要メンバ-であり、25テストヘッドのうち6つをリードし、米国IoTを支えている。参加企業としては1社あたり最多テストベットをリードしている。

 なお、IICテストベットの一部事例は下記の通り。

(1)設備利用率(資産効率)向上
 リアルタイムに正確なデータを取得し、正しい判断を下す分析
 ・インフォシス、Bosch、GE、IBM、Intel、PTC

(2)産業デジタルスレッド
 製造現場から得られる大量のデータ(デジタルスレッド)を活用する製造業向け分析
 ・インフォシス、GE

(3)コネクティドケア
 オープン医療IoTエコシステムの確立とリモート患者管理と分析
 ・インフォシス、マサチューセッツ総合病院、PTC

(4)高精度農業マネジメント
 世界中の気賀に対する農業のIoTソリューションをつくり出すこと
 ・インフォシス、サカタのタネUS

●インフォシスリミテッド 日本代表 大西俊介 氏

171016インフォシス21986年、一橋大学経済学部卒業後、同年日本電信電話(株)に入社、(株)NTTデータ、外資系コンサルティング会社等を経て、2013年6月より、(株)NTTデータ グローバルソリューションズの代表取締役に就任。通信キャリア、ITサービス、メディア、ハイテク業界を中心に海外ビジネスの再編、事業展開、クロスボーダーな経営統合、経営レベルのグローバルプログラムの解決等、グローバル企業や日本企業の経営戦略や他文化・多言語の環境下での経営課題解決について、数多くのコンサルティング・プロジェクトを手掛ける。2017年1月1日、インフォシスリミテッド 日本代表に就任、現在に至る。

ヤマザキマザックが航空機部品などの高速・高精度加工を実現する同時5 軸横形マシニングセンタ 「HCR-5000S」をリリース

171016ヤマザキマザック1 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)がこのほど航空機部品などの高速・高精度加工を実現する同時5 軸横形マシニングセンタ「HCR-5000S」をリリースした。

 「HCR-5000S」 は、同社が長年培ってきた横形マシニングセンタと同時5 軸加工機のノウハウを盛り込み、高速・高精度加工を実現する機械として開発したマシン。同時5 軸加工で求められる複雑な軸移動に対し、高い応答性で駆動できる剛性を確保することで、サイクルタイムの大幅短縮を実現する。また、片持ちタイプのチルトロータリーテーブルの採用で加工領域直下に幅広いセンタートラフを配置する機械構造とした。クーラントタンクは大容量800L を標準搭載し、大量のクーラントを吐出することで切屑を機内に滞留させることなくスムースに機外へ排出する。

 主軸は標準の12000 min-1 仕様から、航空機部品に代表されるアルミニウム素材の高速加工に最適な、高速・高出力の30000 min-1・80kW 仕様まで4種類をラインアップ、加工ニーズに合わせた仕様の選択が可能。直線軸のボールねじには軸心冷却を標準採用、主軸にも冷却機構を搭載し、さらに構造体であるベースを完全にカバーで覆うことで、クーラントなどによる急激な温度変化を抑え、高精度加工を長時間安定して行うことができる。

 また、加工部品装脱着時のテーブルへの接近性や大型窓による機内視認性、保守ユニットの集中配置など、作業性や保守性にも配慮した機械設計となっている。

特長

(1) 同時5 軸加工で高速加工を実現する構造の採用
 同時5 軸加工で求められる応答性の高い駆動系を実現すべく、剛性の高い機械構造を採用。複雑な動きが必要な軸移動において加速度の変化に追従する剛性を確保することで、高い生産性を実現する。

【早送り速度】 60m/min(X,Y,Z 軸) 30 min-1(A 軸) 50 min-1(C 軸)
【軸送り加減速度】 1.0G(X,Y 軸) 0.8G(Z 軸)

(2) 切屑排出性を考慮した基本構造を採用
 切屑の排出性の高い横形マシニングセンタ構造に加え、新開発の片持ちタイプのチルトロータリーテーブルの採用と加工領域直下に幅の広いセンタートラフを配置したことにより、切屑を機内に滞留させることなくスムースな機外への排出が可能。クーラントタンクは800L の大容量のものを採用し、大量のクーラントを吐出する。

171016ヤマザキマザック2

(3) ビルトインモータ構造採用した主軸を搭載、高速・高出力タイプなど4種類をラインナップ
 駆動用ギアを排除することで振動を最小限に抑えたビルトインモータ構造の主軸を搭載し、12000 min-1(標準)から18000 min-1, 25000 min-1, 30000 min-1(高速・高出力80kW タイプ)まで各仕様をラインナップした。さまざまな加工ニーズに合わせた選択が可能である。

(4) 各種の熱対策により熱変位を抑制、長時間の高精度加工を実現
 直線軸のボールねじは軸心冷却を標準採用、主軸にも冷却機構を搭載。またベースをカバーで覆うことで、熱源となる切屑やクーラントが直接構造体に当たることを防ぎ、熱変位を抑制、さらにサーマルシールド機能で制御的にも熱変位を最小化する。

(5) 作業性や保守性に配慮した機械デザイン
 接近性を良くしたチルトテーブルにより、作業しやすい水平方向でワーク段取りを行い、加工時は切屑が落ちやすい垂直方向で加工が可能。大型窓による機内視認性、保守ユニットの集中配置など作業性や保守性に配慮した機械デザイン。

主な仕様
171016ヤマザキマザック3

圧倒的な切削能力! 高性能主軸speedMASTERを搭載した高精度5軸制御マシニングセンタ「DMU 50 3rd Generation」販売を開始

171016DMG1 DMG MORIがこのほど高性能主軸speedMASTERを搭載した高精度5軸制御マシニングセンタ「DMU 50 3rd Generation」の販売を開始した。この製品は、同社の従来機に顧客からの要望を反映し、様々な面で性能を向上させたマシンである。

 注目は、自社開発の高性能主軸である最高回転速度15,000 min-1のspeedMASTERを標準搭載し、111 / 85 N·mの高トルクを実現していること。同社従来機比で切削能力を50%向上している。さらに、フルクローズドループ制御(スケールフィードバック)を全軸標準装備することで、位置決め精度6 µm以内を実現。X/Y/Z軸をモータ直結で駆動することで、早送り速度42 m/min を達成し、高速・高精度な加工を実現する。

 設置面積も6.7 ㎡とコンパクトでありながら、同社従来機比で78%増の広い加工エリアを確保することで、作業空間の見通しも良くなり、機内へのアクセスも抜群に良くなった。

 また、145°(-35°~+110°)の広いB軸旋回範囲を持つNC回転傾斜テーブルにより、複雑形状のワークも一回の段取りで加工が可能になった。先月のドイツ・ハノーバーで開催されたEMOショーより全世界へ販売を開始し、同時5軸加工の定番モデルとし注目を浴びた。

 このマシンは、10月18日よりポートメッセなごやで開催のメカトロテックジャパン2017では日本初披露する。

特長

171016DAM2加工の様子

(1)高速・高精度
●speedMASTER主軸の標準搭載
自社開発の高性能主軸である最高回転速度15,000 min-1のspeedMASTERを標準搭載し、111 / 85 N·mの高トルクを実現。切削能力を50%向上。
●高性能なリニアスケールを標準装備
フルクローズドループ制御(スケールフィードバック)を全軸標準装備することで、位置決め精度6 µm以内を達成。
●X/Y/Z軸はモータ直結駆動設計で、早送り速度42 m/minを達成。

(2)スペース効率
●6.7 ㎡というコンパクトな設置面積で78%増の広い加工エリア。
●145°(-35°~+110°)の広いB軸傾斜角度
移動量 X軸: 650 mm、Y軸: 520 mm、Z軸: 475 mm
●最大工具収納本数が30本のツールマガジンを標準装備。

(3)多数のテクノロジーサイクル
要望に合わせて様々なテクノロジーサイクルを搭載可能。
 ●MPC(Machine Protection Control)を標準装備。●
●3Dクイックセット、ATC (Application Tuning Cycle)などをオプションで搭載可能。

(4)インダストリー4.0 / コネクテッドインダストリー対応
 独自のヒューマンマシンインタフェース(HMI)、CELOSが生産の課題を明らかにし、生産性向上に貢献。
●ネットワークでつながった機械の加工状況や工場全体の稼働状況を視覚化(DMG MORI Messenger)。
●各種センサで機械のデータを記録し、機械や加工状況の問題を早期発見(Condition Analyzer)。

(5)自動化対応
機械本体だけでなく、機械・搬送装置・周辺装置・生産管理システム、さらには加工技術・治具・工具・測定まで一体となった自動化システムを高品質、短納期で提供する。
●標準オプションとして最大150パレットまでの部品をハンドリング可能な自動化システム“PH150│8”をご用意。

主な機械仕様
171016DMG3

三菱マテリアルが刃先交換式ドリル「MVX」のサイズを拡大

171016三菱マテリアル 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)がこのほど、刃先交換式ドリル「MVX」にドリル径Φ14mmからΦ16.5mmを追加し、販売を開始した。

 刃先交換式ドリル「MVX」は、完全4コーナ仕様により経済性が良く、外刃・内刃の材種を最適な配置とすることにより、これまで以上の切削性能と長寿命を実現しており人気を博しているが、小径への展開として、ドリル径Φ14mmからΦ16.5mmを追加し、シリーズの拡大を図る。

 刃先交換式ドリル「MVX」の主な特長は、以下の通り。

① 切削速度の高い外刃に耐摩耗性の高いCVDコーテッド超硬材種、切削速度の低い内刃に安定性の高いPVD コーテッド超硬材種をそれぞれ配置することにより、摩耗バランスを最適化し、長寿命を実現。
② 表面の硬度を従来製品より高めることにより、切りくずとの耐擦過性を強め、ボディの長寿命を実現。
③ クーラントの勢いの損失が比較的少ない傾斜クーラント穴を採用することにより、深穴からの切りくず排出をサポート。

標準価格(いずれも税抜価格)
・(代表型番) MVX1400X2F20:43,300円
・MVX1650X5F20:56,900円
・SOMX052704-UM MC5020:1,160円
・SOMX052704-UM VP15TF:1,160円