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タンガロイがデジタル表記による工具径微調整機能つきファインボーリングシステム「SwissBore」(スイス・ボア)の販売を開始

181028タンガロイ タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、マシニングセンタや複合加工機の高精度ボーリング加工に対応する、デジタル表記による工具径微調整機能つきファインボーリングシステム「SwissBore」(スイス・ボア)の販売を本年10月29日より開始する。

 近年、自動車および航空機、金型産業では、部品の高精度化が進んでおり、高精度ボーリング加工が可能な工具が求められていることを受け、今回、デジタル表記で視認し易く、機上で容易に工具径の微調整が可能な商品の販売に至った。

 「SwissBore」は、バックラッシュがないダイレクト工具径計測機構を採用した高精度デジタルディスプレイユニットを設定し、1μ単位の工具径調整を可能としている。また、この商品は、φ9.75 mmからφ2205 mmまで対応するボーリングヘッドシリーズや各種機械のインターフェースに対応するマスターシャンクシリーズ、深穴加工に対応するエクステンション・リダクションアダプタなど、多くのアイテムを設定したモジュラー式クイックチェンジシステムとなっている。これにより、幅広い高精度ボーリング加工に対応が可能である。

■主な特長
 ・ボーリングヘッドは、0.001mmで調整でき、高精度なボーリング加工が可能。
 ・デジタルユニットは、操作性に優れ、本体の指定箇所に差し込むだけで工具径をデジタル表記し、機上での径調整が容易。
 ・デジタル表記はバックラッシュなしのダイレクト測定機構を採用し高精度。
 ・ボーリングヘッドは、内部給油仕様であるため、切りくずのトラブルを解消。

■主な形番と標準価格
 ●デジタルボーリングヘッドφ23.9 - 37.1 mm
形番:305.020.024.035 156,700円
●BT40用マスターシャンクホルダ
形番:134.540.020.042 39,700円
●エクステンションホルダ
形番:164.020.020.030 52,300円
●リダクションホルダ
形番:184.025.020.036 56,600円
計58形番(いずれも税抜価格)

ダイジェット工業が刃先交換式ボールエンドミル「スウィングボールネオ」を新発売!

181028ダイジェット工業 ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)が、従来から好評発売中の刃先交換式ボールエンドミル「スウィングボール」の切削性能を向上させた新製品「スウィングボールネオ」(SWBX/MSWX 形)の販売を11月1日より開始する。

 この商品は、本体に独特な形状のキーを設けることにより、インサートを強固に固定するため、インサートの取付け時の繰り返し精度が安定する。金型の肉盛り材加工などの荒加工からタービンブレードなどの中仕上げ加工までが可能な工具だ。炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、鋳鉄、ステンレス鋼等の曲面加工、肩削り加工、溝加工等の荒~中仕上げ加工に貢献する。

●特長
 ① 本体に独特な形状の凸キーを設けることにより、インサートを強固に固定でき、金型の総焼き材や肉盛り材などの高硬度材も安定した加工が可能。取り付けインサートは、主刃・副刃形状であり、キー溝付きタイプ。
 ②インサートの動きを固定させる事で、取付け時の繰り返し精度を安定化。荒加工のみならず、タービンブレードなどの中仕上げ加工領域においても高精度な加工が可能。
 ③ブレーカー付き低抵抗形インサートは、耐欠損性と耐摩耗性のバランスに優れた鋼材加工用材種「JC5240」と一般鋼、鋳鉄やプリハードン鋼が加工可能な汎用性材種「JC8118」を採用。刃先強化形インサートは、50~60HRC の肉盛り材や焼き入れ鋼の加工が可能な材種「JC8118」及び「JC8015」を採用。

●サイズ・価格
 本体モジュラーヘッドタイプ:φ16、φ20、φ25、φ30(4 形番)
 本体エンドミルタイプ :φ16、φ20、φ25、φ30(7 形番)
 本体標準価格:φ16 31,300 円~(税抜き)
 インサート材種:JC5240、JC8118、JC8015(PVD コーティング)
 インサート標準価格:φ16 主刃3,390 円、副刃2,500 円~(税抜き)

オークマが横形マシニングセンタ「MB-5000HⅡ」をリリース!

181028オークマ1 オークマ(社長=花木義麿氏)はこのほど、グローバルに市場が拡がる自動車量産加工から半導体製造装置部品、建機部品・油圧部品といった幅広い領域で革新的な生産性を発揮する横形マシニングセンタ「MB-5000HⅡ」を開発したと発表した。

 ここ数年、世界的に好調な自動車産業に代表される量産加工分野では、エンジンケースなど、加工取代を最少にしたアルミ鋳物の軽切削・高速加工が主流となっている。その一方で、建機部品や油圧部品、半導体製造装置部品などステンレスや鋳・鍛造部品の強力・断続加工が必要な部品も数多くあり、高速加工から重切削まで幅広い加工に対応できる充分な能力と、今後ますます高まっていく省人化・無人化ニーズにも応えることができる機械が求められている。こうした時流を受け、同社では、今回の開発に至った。

 このマシンは、高速・高加減速性能の飛躍的向上により、加工サイクルタイムを34%短縮。併せてフロアスペースを10%削減しクラス最高レベルの面積生産性(従来機比20%向上)を実現している。同社では、「長時間連続無人運転を可能とする高い信頼性と共に量産部品、中小物部品の加工において最高の生産性を提供致します。」としている。

「MB-5000HⅡ」の特長

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 今回、新開発の「MB-5000HⅡ」は、革新的な生産性を実現するため全てのユニットを刷新。全く新しいスマートマシンとして開発している。

 ① 高速・高加減速性能の向上によるサイクルタイム 最短化(従来比 34%短縮)
 ② 高剛性・高トルク主軸による強力・断続加工の実現
 ③ 長時間の無人運転を可能にする高い耐久性と信頼性
 ④ クラス最高レベルの面積生産性 (従来機比20%向上)

(1)①世界最高水準の高速加工
●自動車部品のケース(アルミ材)加工で最短サイクルタイムを実現
 エンジンケースの加工例:サイクルタイム34%短縮 (従来機:176 秒 → 115 秒)
●サイクルタイムを大幅短縮する最大加速度1G の高速位置決め
 最大加速度25%向上 (従来機比)
●工具交換時間を最短化する高速ATC
 新規採用したサーボ式ATC シャッタとディスク式マガジンにより工具交換を高速化
 工具交換時間0.9 秒 (従来機比30%短縮)
 マガジン最遠ポッドの工具準備時間5.1 秒 (従来機比36%短縮)

(2)鋼材の強力加工を実現する高剛性・高トルク新主軸(No.40、No.50)を新開発
●高剛性φ90mm ころ軸受を採用し、最大トルク302N・m の強力モータを搭載
 エンドミルによる切削量704cm3/min の重切削を実現 (S45C 材)
●工具サイズNo.50 仕様をラインナップ
 最大工具長さ510mm、最大工具重量15kg
 大径サイドカッターやロングボーリングなど工具剛性が必要な深穴・突き出し加工が可能

181028オークマ3省スペースの12面立体式APC(3)長時間安定した無人運転を可能にする抜群の信頼性
●切粉堆積を抑制するフラットな機内カバー構造と加工室内全域に渡るフルセンタトラフ構造を採用。
 タンク内のクーラント流れを最適化し、スラッジ堆積を抑制する切粉処理技術を新開発
 大量の切粉のスムーズな排出と微細スラッジの効率的な回収によりメンテナンスの極小化を実現
●長時間安定した加工精度を維持する知能化技術「サーモフレンドリーコンセプト」採用
 機械設計の最適化と自律的な熱変位補正で長時間無人運転においても加工寸法変化を極小化
●予知保全で機械停止を未然に防止するAI 機械診断機能「OSP-AI」搭載
 AI 診断技術で送り軸の状態を自己診断し、異常を早期発見
 機械故障によるダウンタイムを最小化し、高い生産性を長時間安定して維持

(4)最小のスペースでクラス最高レベルの面積生産性
●面積生産性20%向上 (従来機比)。 機械はコンパクト、かつ加工エリアを最大化
●FMS に匹敵する自動化システムを省スペースで実現する立体式APC に対応
 12 面APC の設置面積30%削減 (従来型平面式APC 比)

■仕様■
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アマダ・コリアが韓国に新「仁川テクニカルセンター」をオープン ~充実した機能で、さまざまな課題に総合的な解決策を提案~

181028アマダ・コリア アマダグループの販売・サービス会社であるアマダ・コリア(代表理事=深作 亮氏)はこのほど韓国仁川市に新「仁川テクニカルセンター」を設立し、10 月19 日(金)より活動を開始した。

 新「仁川テクニカルセンター」は、2カ所に分散していた展示場を統合して新たに先端産業の集積エリアに建設したもので、従来の約2 倍のスペースの展示場をはじめ、セミナールームやプレゼンテーションルームなどの充実した設備を整えている。最新のレーザ加工機や曲げ加工機に、材料搬送装置やロボットを組み合わせた自動化システム、ならびに省エネ性能や安全性に優れた高機能マシンを提案していく。

 また、韓国市場の課題に合致したセミナーの開催や、ユーザー企業の機械オペレーターを対象とした機械やソフトウエア操作の教育など、板金加工に関する幅広い支援を行う。

 韓国では、半導体や液晶・有機EL ディスプレイの製造装置や検査装置への投資が活発化するなど、IT およびエレクトロニクス産業の好調が継続している一方で、こうした産業を支える金属加工業界では、労働者不足に加えて電気代の値上がりにより加工コストが上昇している。さらに、加工機械に対する政府の安全基準がより厳しくなったことを受けて、金属加工工場では生産効率の向上に対する多様なニーズが顕在化している。

 こうした時流を受け、同社では、「仁川テクニカルセンターは、お客さまの工場が抱える課題に対して、加工技術の提案に留まらず、情報発信、人材育成を含めた総合的な解決策を提案する場としての機能を発揮していきます。」としており、アマダ・コリアは、すでに本社をテクニカルセンターに隣接した事務所棟に移転させている。今後は販売とサービスの連携体制を整え、顧客の競争力向上のための支援を強化することによって、2021 年度までに韓国国内の売上高を2017 年度比で約1.6 倍に拡大することを目指す。

■アマダ・コリアおよび仁川テクニカルセンター概要
社 名: 株式会社アマダ・コリア
代表者: 深作 亮 代表理事
所在地: 大韓民国仁川広域市延寿区ハーモニー路177-12
設 立: 1999 年1 月
敷地面積: 6,200 m²
事務所棟: 5 階建て 事務所、倉庫
延床面積: 2,100 m²
テクニカルセンター棟:
2 階建て 展示場、セミナールーム、プレゼンテーションルーム、教育ルーム
延床面積: 1,800 m²

仁川テクニカルセンター主要展示内容
1. グローバルスタンダード・ファイバーレーザマシン (自動化仕様)
LCG-3015AJ (9kW) + ASFH-3015G
2. パンチ&レーザ複合加工機 (自動化仕様)
LC-2512C1AJ + ASR-2512N-TK、ID-TOGU
3. ハイブリッド・ドライブシステム搭載 高速・高精度ベンディングマシン
HG-2204ATC、HG-1303
4. 高速・高精度サーボベンディングマシン
EG-4010
5. ファイバーレーザ溶接システム
FLW-ENSIS

DMG MORIがFAMOT工場 グランドオープン~大規模なデジタル化投資により最先端の生産拠点へ~

 181028DMGNORI1左から、DMG MORI Polska Sp. z o. o. Marek Osiński、Christian Thönes、ドイツ総領事館 Jana Orlowski代表代理、駐ポーランド特命全権大使 川田 司大使、森社長、FAMOT/Ulyanovsk工場 CTO Zbigniew Nadstawski、FAMOT/GRAZIANO/Ulyanovsk工場 CSO Dr. Michael BudtDMG MORI(社長=森 雅彦氏)は、このほどポーランド・プレシェフに位置し、欧州の最重要生産拠点のひとつであるFAMOT工場をグランドオープンした。現地時間10月8日にオープニングセレモニーを行い、駐ポーランド特命全権大使 川田 司大使、ドイツ総領事館 Jana Orlowski(ヤナ・オーロースキー)代表代理列席のもと、森社長、DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT Chairman of the Executive Board Christian Thönes(クリスチャン・トューネス)、FAMOT/Ulyanovsk工場 工場長 Zbigniew Nadstawski(ズビグニュ・ナドスタフスキ)ら関係者によるテープカットを行った。

 1877年に小さな農業機械メーカーとして創業したFAMOT工場は、1999年にDMG MORIグループの一員となった。5軸制御マシニングセンタ CMXシリーズやターニングセンタCLXシリーズの製造拠点でありながら、工作機械用の大型鋳物部品などの主要部品を他の生産拠点に供給する欧州最重要拠点のひとつでもある。

 このほど約80億円に上る投資を行い、総面積を20,000㎡から50,000㎡へと拡張した。そのうち製造・組立エリアは21,000㎡を占め、5軸加工機への需要増加に応えるべく、組立能力・加工能力の増強を行なった。さらに、集中的なデジタル化投資により、計画・段取り・生産・モニタリング・保全情報のシステムによる一元管理を実現している。

181029DMGMORI2デジタルファクトリーのモデル工場へと生まれ変わったFAMOT工場 具体的には、CAD / CAMによる加工前のプログラミングや段取りに始まり、ERPとISTOS(注:ISTOSは生産計画・実行のためのソフトウェア「ISTOS」を開発する同社グループ会社)によるシームレスに連携された生産計画と実行、WERKBLiQ(注:WERKBLiQは予知保全・メンテナンスのためのソフトウェア「WERKBLiQ」を開発する同社グループ会社)による予知保全・メンテナンス管理などを実現している。

同社では、「Industry 4.0とConnected Industriesの実証工場として生まれ変わったFAMOT工場は、今後も、最新のデジタルツインやエッジコンピューティング技術を積極的に取り入れ、最先端の部品加工工場として進化していきます。」としている。

■FAMOT工場
所在地 :Fabryczna 7, 63-300 Pleszew, ポーランド
敷地面積 :50,000㎡
新設・拡張施設 :組立工場、主軸工場、XXL工場、焼入れ工場、物流センタ、鋳物倉庫、事務所、倉庫
生産品目 :5軸制御マシニングセンタ CMXシリーズ、ターニングセンタ CLXシリーズ、自動化システム等

日進工具が本社移転

 日進工具(社長=後藤弘治氏)が、業務拡大に伴い本社を下記に移転する。
 営業開始日は平成30年11月26日(月)より。

移転先新住所
〒140-0014 東京都品川区大井1丁目28-1住友不動産大井町駅前ビル6F

新 連 絡 先
・代表(営業部) 電話:03-3774-2459 FAX:03-3774-2460
・海外営業部   電話:03-6423-1191 FAX:03-6423-1192
・管理部門    電話:03-6423-1135 FAX:03-6423-1186

【米国】アメリカの高齢者向け公的医療保険「メディケア」が、アザラシ型ロボット・「パロ」によるバイオフィードバック・セラピーを「非薬物療法」として保険適用に!

181028パロちゃん 産業技術総合研究所(理事長=中鉢良治氏)などが1993年から研究開発し、2013年に第9世代が発表され、(株)知能システム(社長=大川丈男氏)が知的財産権のライセンスを受けたアザラシ型ロボット「パロ」が、アメリカ合衆国において、認知症、パーキンソン病、PTSD、ガン、脳損傷等の患者が、うつ、不安、痛み等を診断された場合の治療に、アメリカ仕様の神経学的セラピー用医療機器(クラスII)のバイオフィードバック・セラピーとして処方された場合、そのトリートメントの医療費用が公的医療保険のメディケアにおいて、保険適用になったと、このほど知能システム並びにPARO Robots USが発表した。

 また、脳梗塞後等の身体的あるいは認知的なリハビリテーションのためのBFT-PARO も同様にメディケアの保険適用になった。 処方者(Prescriber:医師、ナース・プラクティショナー等)は、ICD10(国際疾病分類)に基づいて患者を診断後、CPT(Current Procedural Terminology:現行医療行為用語)コードを用いて、治療について処方する。

 BFT-PARO は、複数のCPT コードで処方することができる。病院(入院患者)、Skilled Nursing(高度看護施設)、ホスピスでのBFT-PARO の処方の他、Home Health Service(在宅医療サービス)の処方もメディケアで精算が可能である。

 現在、向精神薬や認知症薬は、副作用の問題があるため、海外では投薬をできるだけ低減しようとの動きがあり、非薬物療法として、BFT-PARO は看護・介護の質を高めることが期待できる。また、パロには副作用が無いため、本当に必要な薬物とBFT-PARO を組み合わせて用いることも可能だ。 例えば、「痛み」に対して、1 回当たり25 分間のトリートメントとしてBFT-PARO が処方された場合に、処方者自身によりBFT-PARO を実施するCPT コードでは1 回当たりの費用は約125 ドルであり、処方に従い各種のセラピスト等(理学療法士、作業療法士等)がBFT-PAROを実施する場合には、別のCPT コードで約85 ドルとなっている。

 アメリカのメディケアは、高齢者および障害者向け公的医療保険制度であり、連邦政府が管轄している社会保険プログラム。原則として、アメリカ合衆国に合法的に5 年以上居住している65 歳以上のすべての人が給付の対象となる。また、民間医療保険会社のBlue Cross Blue Shield も、メディケアと同様に、BFT-PARO の処方に関するCPT Code の保険適用を開始しており、今後、他の民間医療保険会社でも、同様に保険適用になることが期待できるとされている。

 今後は、アメリカの処方者に対して、臨床エビデンスを示して、パロとそのセラピー効果を認知してもらい、各種の疾患の診断結果に対して、非薬物療法として、BFT-PARO が処方されるようにする必要があるため、時間をかけて、普及に努める必要があるとしている。

 この詳細については、2018 年11 月1 日に開催される「第10 回アザラシ型ロボット・パロによるロボット・セラピー研究会」(会場:IKE Biz としま産業振興プラザ、東京都豊島区西池袋2-37-4)において、パロの治験を実施後、BFT-PARO を処方している、アメリカ・テキサス州立大学Sandra Petersen 教授から紹介される予定だ(Web 会議により参加)。

 日本では、海外との医療福祉制度の違いにより、パロを高齢者のケアを目的とする「福祉用具」としている。2013 年度から現在、岡山市が、総合特区事業「岡山市介護機器貸与モデル事業」の対象機器として、パロに介護保険を適用する毎月のレンタル対象として、10%の費用負担で、在宅介護の要介護者(1~5)がパロと生活する実証実験を行っている。

 これまでに、認知症の要介護者の「問題行動の改善」、「認知レベルの維持」、「家族等の介護者の負担の軽減」が示され、パロとの生活が、認知症の要介護者の在宅期間を維持しやすくする可能性が示された。詳細については、第10 回パロ研究会で岡山市から発表される。

 一方、今後、日本向けの医療機器として、安全性とセラピー効果を謳う「医療機器版のパロ」の研究開発も進め、急性期から慢性期にかけて、様々な患者に利用しやすくなるように、医療制度への組込みも目指す。

ニュースダイジェスト社が産業用ロボットに特化したwebマガジンを創刊

181028ND 設備財の専門誌「月刊生産財マーケティング」を発行するニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏)が、本年11月1日に、産業用ロボットに特化したウェブマガジン「robot digest(ロボットダイジェスト)」を創刊すると発表した。

 「生産現場のロボット化と自動化を支援する」をキーワードに、最新の産業用ロボットの性能の紹介や導入事例、それらのロボットと必要な機器を組み合わせて顧客に提案するシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の取り組みなどを発信する。

 同社によると、「少子高齢化が進み、人手不足に直面する国内の生産現場でロボットを導入するニーズが高まっている一方で、匠の技に支えられる現場でどのように品質の安定を図るか、自動化技術に人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)をどのように取り込んでいくかなど、課題も増えつつある。」としており、産業用ロボットを取り巻く課題は多岐にわたる中、「どのように導入すればよいか分からない」といった初心者から活用実績の豊富な上級者まで、あらゆる人に満足してもらえる“情報の集積地”を目指すとしている。

 なお、同社の八角 秀編集長は、今回の創刊について、「ロボットダイジェストは、B to B の視点にこだわる産業用ロボット専門ウェブマガジン。専門知識がない、ロボットの導入を考え始めたばかりの人でも読みやすいメディア。産業用ロボットに関わる全ての人に有益な情報を発信するメディアを目指します。専門記者が独自に取材し、ロボット化と自動化の最新キーワードを深掘りします。」と意気込みを見せている。

■概要
【名 称】robot digest(ロボットダイジェスト)
【URL】https://www.robot-digest.com
【発行元】(株)ニュースダイジェスト社
【創刊日】2018年11月1日(木)※10月15日(月)からプレオープンとして一部記事の閲覧が可能
【購読料】無料(会員登録も不要)
【創刊記念企画】
創刊を記念して以下2つの特別企画を順次公開
①対談 経済産業省・石井孝裕ロボット政策室長×FA・ロボットシステムインテグレータ協会・久保田和雄会長(三明機工社長)
②インタビュー国際ロボット連盟・津田純嗣会長(安川電機会長)
【主なコンテンツ】
・注目製品Pick up!(ロボット、周辺機器などの特長をわかりやすく解説)
・SIerを訪ねて(SIerの企業訪問ルポ)
・気鋭のロボット研究者など(大学、高専などのロボット研究者を紹介)

2018年9月分工作機械受注総額は1,534.5億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2018年9月分の受注実績は以下の通り。
 2018年9月分工作機械受注総額は、1,534.5億円(前月比+9.3% 前年同月比+2.9%)となった。2カ月ぶりの1,500億円超。9月では初の1,500億円超。(従来最高:2017年1490.9億円)。1,000億円超は23カ月連続。国内外で依然堅調に推移。

 内需は644.1億円(前月比+3.3% 前年同月比+5.6%)で、年度半期末の影響や、ものづくり補助金の発注分等が寄与。7カ月連続の600億円超と、高水準の受注が継続。
外需は890.4億円(前月比+14.1% 前年同月比+1.1%)で、2カ月ぶりの800億円超で、9月での過去最高額を更新(従来:2017年880.7億円)。欧州、北米が前月から増加し、前年同月比は2カ月ぶり増加。

 高水準の受注が継続しており、今後も高原状態で推移するものと期待。他方、通商問題や中国経済動向、納期の長期化による影響などを注視。

9月分内需

644.1億円(前月比+3.3% 前年同月比+5.6%)。

・7カ月連続の600億円超。9月での640億円超は、2007年(647.4億円)以来11年ぶり。
・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比20カ月連続増加。
・自動車、半導体関連を含め、幅広い業種で堅調持続。

① 一般機械  247.9億円(前月比△6.1% 前年同月比+2.8%)
  うち金型   24.1億円(前月比△18.6% 前年同月比+17.3%)

② 自動車   196.3億円(前月比△2.7% 前年同月比△0.5%)
  うち部品   127.6億円(前月比△3.7% 前年同月比+8.9%)

③ 電気・精密 62.3億円(前月比+10.6% 前年同月比+40.6%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 20.9億円(前月比+18.0% 前年同月比△34.1%) 

9月分外需

890.4億円(前月比+14.1% 前年同月比+1.1%)

・2カ月ぶりの900億円超。9月での過去最高額(従来:2017年880.7億円)。
・前月比3カ月ぶり増加。前年同月比2カ月ぶり増加。
・夏季休暇明けの欧州、展示会効果があった北米で前月比増加。アジアは横ばい圏内。

①ア ジ ア:349.3億円(前月比+2.9% 前年同月比△8.9%)
・東アジア:235.7億円(前月比△3.5% 前年同月比△26.1%)
  〈韓 国〉 21.1億円(前月比△27.6% 前年同月比△52.9%)
  〈中 国〉189.3億円(前月比△0.2% 前年同月比△22.0%)
・その他アジア:113.6億円(前月比+19.1% 前年同月比+75.7%)
  〈インド〉49.5億円(前月比+19.5% 前年同月比+139.6%)
②欧 州:201.7億円(前月比+13.0% 前年同月比△10.2%)
  〈ド イ ツ〉59.4億円(前月比+10.0% 前年同月比△9.5%)
  〈イタリア〉35.6億円(前月比+27.8% 前年同月比△4.6%) 
③北   米:328.2億円(前月比+31.0% 前年同月比+26.7%)
  〈アメリカ〉297.6億円(前月比+30.6% 前年同月比+27.4%)
  〈メキシコ〉 19.6億円(前月比+108.1% 前年同月比+49.0%)

「ナガセでいこう!!」ナガセインテグレックスがJIMTOF出展機説明会および懇親会を開催 ~新機種5機をリリース~

181015ナガセインテグレックス1 ナガセインテグレックス(社長=長瀬幸泰氏)が9月28日、岐阜県関市の本社工場でJIMTOF2018出展機説明会を行ったあと、場所を移して岐阜県市内のニュー岐阜ホテルプラザで懇親会を開いた。

 今回のJIMTOFでは、超精密ロータリマルチ研削盤『RG-500SLDS-Neo2』、超²精密微細加工機『NIC-300α S6-N6』、超精密立型歯車研削盤『NGC300BS3BSL2-N9』、超精密成型平面研削盤『SGi 520α S4-Zero3』、超精密定圧定量制御両頭研削盤『NSF 440WS』の新規開発5機種を初披露すると発表した。

181015ナガセインテグレックス2あいさつをする長瀬社長 長瀬社長は、「世界経済は若干変化の兆しが見えているが、工作機械業界は堅調に受注を継続しているようだ。」と工作機械を取り巻く環境に触れたあと、「国内では働き方改革、働く方々の健康維持や将来に亘っての慢性的な人手不足の要因もあり、生産性を上げるために、無人化、自動化、省人化、に対する要望が日に日に高まっている。また、人材の確保も難しい。今回のJIMTOFでは、生産性の向上、自動化、省人化に向けたご提案を考えている。」とのJIMTOFへの意欲を示したあと、熟練者が自らのノウハウを用いてマシンの変化に対して適応制御をすることで達成した加工を、非熟練者にでも同等の加工ができるよう、また、非熟練者や今後、製造現場に進出してくるであろう女性にも容易に操作できるマシンを核としたシステムの必要性を説明した。

渾身の5機種をリリース!

181015ナガセインテグレックス2JIMTOFに向けて一足早く、来場者には特別に工場内を案内してくれた。写真は大注目の6面体の両平面を簡単に短時間で超精密に研削加工することができる両頭研削盤「NSF 440WS」。 JIMTOF2018では、「Be a high performer NAGASEでいこう」をテーマに、顧客が本来目指している生産性向上を実現することができるマシン5機種をリリースした同社。製品の特長と仕様は下記の通り。

(1)超精密成形平面研削盤『SGi 520α S4-Zero3』
 あらゆる要素において最適化を実現した小型超精密平面研削盤の新たなスタンダードマシン。
 特長は、小型サイズのワークを対象とした超精密成形平面研削盤。可能な限りの諸要素の最適化によりたどり着いた理想的な機械構造による圧倒的な加工性能。左右送り速度60m/minの超高速平面研削や驚異のピッチ送り精度と同期運動精度を実現。小型の樹脂金型や半導体の封止金型、コネクタ金型などの超精密パーツの加工に最適。また、徹底的な最適化により、従来機の44%の省スペース化を実現。独自の断熱温調カバーにより、機械精度を維持。
【仕様】有効加工範囲:500mm×2,004mm、砥石径:φ180~225×幅8~25mm

(2)超精密定圧定量制御両頭研削盤『NSF 440WS』
 6面体の両平面を簡単に短時間で超精密に研削加工することができる両頭研削盤。
 特長は、チャッキングが不要か!? 置くだけで超精密という、生産性を激変させる超精密両頭研削盤。つまり、ワークを置くだけでセッティングが完了するのだ。砥石軸には上下ともに非接触油静圧軸受けを採用し、また、定圧定量複合制御システムを採用している。常に砥石にかかる圧力を検知し、切り込み量と圧力を複合的に制御する。ワークの歪みを修正しながら、常に最高の条件での加工を実現。多関節ロボット(OP)によるワーク自動供給に対応。
 【仕様】最大ワークサイズ:φ170mmの範囲内、砥石径:φ440×35×φ140mm

(3)超精密ロータリマルチ研削盤『RG-500SLDS-Neo2』
 コストパフォーマンス抜群の超精密ロータリ研削盤。
 特長は、広範囲のテーブル面積において、非常に高い平面精度を実現する超精密ロータリ研削盤。回転テーブルには独自の油静圧案内を採用している。他にはない平面精度・回転精度を実現する。コストと設置面積の最適化を図り、省スペース化を実現。使いやすく、機能性抜群の対話式加工ソフト「NEO」シリーズを搭載。平面のみならず、階段形式の加工も簡単に設定可能である。高精度他数個同時加工、半導体製造装置の静電チャック等の加工に最適。
 【仕様】有効加工範囲:φ500mm、砥石径:φ200~355×幅25~38mm

(4)超精密立型歯車研削盤『NGC300BS3BSL2-N9』
 量産の創生研削加工にも、他品種少量の成型研削加工にも多既往。かつてない精度を実現する立型歯車研削盤。
 特長は、新JIS1級の歯車研削加工を狙える超精密立型歯車研削盤。独自の油圧静圧案内とDDモータ駆動の組合せによる超精密割出盤を搭載している。かつてない精度・品位の歯車研削加工を実現。ヘリカル・スプライン形状の歯車はもちろんウォームやねじ加工、さらには創成加工にも対応できる機械構成。高精度スキャニングプローブを搭載することにより、加工後に机上での歯車形状測定を実現。創生研削のみ、成型研削のみのマシンも製造可能である。
 【仕様】ワーク加工径:φ15~300mm、モジュール:0.1~5.0、ネジレ核:+46°~96°、最小割出分解能:0.00001°、テーブル回転速度:~1000min

(5)超²精密微細加工機『NIC-300α S6-N6』
 自由曲面上への多彩な超微細形状加工を実現するために開発された他に類をみないマシン。最小分解能を0.1nmに向上。
 特長は、中~大面積の自由曲面微細加工に対応できる同時5/6軸サブナノ制御微細加工機。全ての直線軸(X/Y/Z)で最小設定単位0.1ナノメートル仕様に対応。全軸に油静圧案内を採用氏、熱変位・振動などの外部・内部擾乱を徹底的に抑制。ナノメータ精度での位置決め繰り返し再現性、驚愕の同期運動特性を実現し、自動車の大きな構造変化に対応する光学部品・各種光学レンズ・高機能フィルム製造用金型に求められる超高品位・超高精度加工が可能。エンドミル等の工具を用いた加工にも対応(OP)
 【仕様】テーブル作業面の大きさ:φ350mm、最大ワーク高さ:200mm

「時代に対応する機械をつくらなければならないという使命感」と長瀬社長

181015ナガセインテグレックス4あいさつをする冨田営業本部副本部長 第二部は場所を移して岐阜市内にあるニュー岐阜ホテルプラザで懇親会が開かれた。
 懇親会に先立ち、ナガセインテグレックスの冨田善光 営業本部副本部長が日頃の感謝の意を表したあと、「JIMTOFでのナガセのテーマは、“Be a High Performer ナガセでいこう”。これは技術革新に伴い、新しい仕事が増え、従来のやり方ではなかなか達成することができない――それをナガセの機械で達成していただこう、ということが今回のテーマに含まれている。新しい技術革新にはナガセの機械をということをお願いしたい。」とあいさつをしたあと、声高らかな乾杯の発声を佐古晴彦 ユアサ商事 執行役員機械エンジニアリング本部長行い開宴をした。

181015ナガセインテグレックス6懇親会の様子 今回、ナガセインテグレックス渾身の5機種がリリースされたが、懇親会の会場内で長瀬社長にJIMTOFに向けて意気込みを尋ねたところ、「“これでいいや”という設備の仕方をされる方に、“これでなきゃダメ!”、“これがいい!”と言っていただける機械をぜひご提供したい気持ちの表れが、今回の新機種リリースに繋がった。われわれの気持ちは、“ナガセでいこう!”の一言に尽きる。従来、新しい概念でモノをつくっていこうとしたとき、それがきちんとした製品・商品になるのかという点で、加工がネックになる。このイノベーションの鍵を握る加工の課題を克服し、製品・商品が市場に認知され、中量生産から大量生産に移っていく。自動車業界は変革の時代を迎えているが、その中で金型を例に挙げると、パンチとダイの隙間が驚くほど小さい。対象とする板厚が全く違う。自動車業界で活躍される方達が今までの感覚で特に研削を設備してしまうと、大変なことになってしまうと感じている。そこで弊社は、変化する時代に対応できるような機械をつくらなければならない、という強い使命感があった。」とコメントした。

 金型設備総合商社である植田機械の金沢龍浩 上席執行役員国内統括副本部長に、商社からみたナガセインテグレックスの強みを尋ねたところ、「ナガセさんは、お客様の仕事に対してプラスアルファの情報、例えば、もう数年経つとこういう流れになりますよ、といった未来を見据えたトレンドを教えてくれる。研削盤の世界は長く使う機械なので、余計に今の投資がとても大切。補助金も今後期待できる今こそ、われわれもこのチャンスを活かして、お客様に良い機械を見ていただきたい、と強く思う。」と声援を送った。

 宴もたけなわのころ、篠原 修 三井物産マシンテック 社長が中締めを行い、散会した。