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日本機械工具工業会 2025年8月分 会員統計生産額まとまる
日本機械工具工業会がこのほどまとめた2025年8月分の機械工具生産額は次のとおり。〈( )内は対前年比〉。■生産額 切削工具 316.5億円(98%)、耐摩耗工具 26.5億円(91%)、総合計 350.6億円(97%)。■ドリル生産額 特殊鋼工具 10.9億円(103%)、超硬工具 37.4億円(106%)、ダイヤ・CBN 0.7億円(94%)、総合計 49億円(105%)。■エンドミル生産額 特殊鋼工具 4.3億円(109%)、超硬工具 31.3億円(90%)、ダイヤ・CBN 1.3億円(95%)、総合計 36.9億円(92%)。■カッタ生産額 特殊鋼工具 0.9億円(80%)、超硬工具 4.4億円(99%)、ダイヤ・CBN 0.4億円(131%)、総合計 5.7億円(97%)。■ギヤカッタ生産額 総合計 5.3億円(89%)。■ブローチ生産額 総合計 7.7億円(101%)。■ねじ加工工具生産額 特殊鋼工具 24.9億円(101%)、超硬工具 3.3億円(104%)、総合計 28.1億円(102%)。■バイト生産額 特殊鋼工具 0.1億円(121%)、超硬工具 7.5億円(97%)、総合計 7.6億円(97%)。■リーマ生産額 特殊鋼工具 0.8億円(82%)、超硬工具 2.2億円(116%)、総合計 3.1億円(104%)。■鋸刃カッタ生産額 特殊鋼工具 1.3億円(108%)、超硬工具 0.4億円(89%)、総合計 1.7億円(103%)。■インサート生産額 超硬工具 126億円(97%)、ダイヤ・CBN 19.7億円(98%)、総合計 145.8億円(97%)。■ボディ関係生産額 総合計 14.5億円(95%)。■超硬合金生産額 切削用 108.7億円(104%)、耐摩耐触用 12.8億円(88%)、総合計 122.9億円(102%)。
経産省・2025年7月度機械統計 機械工具生産動態調査
経済産業省の2025年7月度 機械工具生産動態調査(機械統計)は以下のとおり。

*機械工具(機械統計)との差はダイヤモンド工具のダイヤモンドドレッサー、グライディングホイール、カッティングソー、セグメント工具、その他ダイヤモンド工具。
*耐摩工具の一部はその他超硬工具に含まれる。
(表出所:日本機械工具工業会)
オーエスジーダイヤモンドツールがキャンペーンを実施中!

オーエスジーダイヤモンドツールが日頃の感謝を込めて9月8日から特殊品及び標準品(新品のみを対象)の期間限定キャンペーンを実施中だ。
■対象製品特殊品及び標準品(新品のみを対象)
・割 引 率:標準品 最大5点まで15%割引/特殊品 現行価格より5%割引
・受注期間:標準品 2025年9月8日~11月28日/特殊品 2025年9月8日~10月31日
(※特殊品のキャンペーンは一部対象外もある)

「メカトロテックジャパン(MECT)2025」事前来場登録を開始
ニュースダイジェスト社(社長=八角 秀氏)と愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏)はこのほど、今年国内最大級の工作機械見本市「メカトロテックジャパン(MECT)2025」の事前来場登録を開始した。
事前来場登録をすることで入場料(1,000 円)が無料となる。MECT2025 の公式ウェブサイト(https://mectjapan.com/2025/)から登録が可能。
また、同日より中部地域のものづくりの特徴である自動車や航空機産業を中心に、産官学を代表するキーパーソンを招いた「主催者セミナー」の聴講予約も開始した。今回はトヨタ自動車やボーイング、日立製作所などから6人の講師を招き、「自動車」「航空・宇宙」「先進工場」の各分野におけるものづくりの最先端事例と将来像を紹介する。各セミナーとも定員は400 人で、申し込みは先着順。
主催者セミナー概要
●開催場所:交流センター3階会議ホール
●開催時間:10 月22 日(水)~24 日(金)①13:00~14:00②14:20~15:20
●聴講料金:無料 ※別途、事前来場登録が必要です
●申し込み方法:公式ウェブサイトのセミナーの紹介ページで受け付け
●定員:各セミナーとも400 名(先着順)
〈講演内容〉
■10 月22 日(水) 自動車 テーマ「持続可能な自動車産業へ」
講演①:13:00~14:00
「現場変革を支える人財育成 ~ラグビーとの共通点~」
トヨタ自動車 三好工場・明知工場 工場長
トヨタヴェルブリッツ アドバイザー 高橋 一彰 氏
講演②:14:20~15:20
「e-SKYACTIV R-EV のお客様価値を実現する生産技術」
マツダ 技術本部 副部長 藤崎 周二 氏
■10 月23 日(木) 航空・宇宙 テーマ「航空・宇宙の未来」
講演①:13:00~14:00
「~安全性と効率性を革新する~ ボーイング ジャパンのロボット活用と自動化の歩み」
ボーイング リサーチ&テクノロジー ジャパン
リサーチ&ディベロップメント エンジニアリングマネージャー ミチェル・オルソン氏
講演②:14:20~15:20
「モノづくりの力で実現する、宇宙産業の変革」
インターステラテクノロジズ 取締役 VP of Launch Vehicle 中山 聡 氏
■10 月24 日(金) 先進工場 テーマ「『日本の現場×DX』の真価」
講演①:13:00~14:00
「社会インフラを支える日立製作所のDX 事例と新たな取り組み」
日立製作所 社会ビジネスユニット インフラ制御システム事業部
シニアストラテジスト 入江 直彦 氏
講演②:14:20~15:20
「製造DX を実現するHILLTOP が描く『ものづくりの未来』」
HILLTOP 代表取締役社長 山本 勇輝 氏
DMG森精機 「RE100」へ加盟、オフサイト型バーチャルPPA締結
DMG森精機は、サステナブルな社会の実現を目指して、複数の国際イニシアティブに参加し、グローバルで気候変動に影響を及ぼすCO2排出量削減に取り組んできたが、さらに2025年8月、国際的な環境イニシアティブであるRE100へ正式に加盟いたしたと発表した。RE100では、事業活動に必要な電力を、100%再生可能エネルギーで賄うことを目標としている。今後、同社グループ全体でも、全世界で使用する電力の内、RE100の技術要件に適合する再生可能エネルギー電力の割合を、2035年までに90%、2040年までに100%にすることを宣言した。
これまで、同社は伊賀事業所(三重県伊賀市)や奈良事業所(奈良県大和郡山市)など、主要工場の屋根に太陽光発電パネルを設置し、発電した電力を自家消費して、年間使用電力の約3割を賄ってきた。

さらに購入する電力については、2021年以降、系統電源からCO2フリー電力を導入してきたが、今後はネットゼロ目標の達成に向けて、再エネ需要がさらに高まる中、従来の1年ごとの契約では、必要十分な量の再エネ電力を安定的に調達することが困難になる可能性があることを受け、同社では、RE100の目標達成を確実なものとし、必要十分な量のRE100適合電力を、長期安定調達することを目的として、中部電力ミライズが提供する「福山バイオマス発電所」の環境価値を、オフサイト型バーチャルPPAにより調達することを決定した。これによるCO2排出削減量は、年間30,000トンに相当する。この結果にて同社並びに国内グループ会社全体で使用する電力の約9割を約20年間にわたり、RE100適合電力で賄う体制が整った。

三菱ケミカル サプライチェーン構築に向けてサーキュライズ社の「製品トレーサビリティプラットフォーム」を導入
三菱ケミカルは、サステナブル素材の社会実装に向けた取り組みの一環として、2025年度中の商業化を予定しているプラスチック油化ケミカルリサイクル事業において、信頼性の高いサプライチェーンを構築するため、Circularise Japan(以下「サーキュライズ社」)のマスバランスクレジット管理業務の一元化・簡素化を実現する「製品トレーサビリティプラットフォーム」を導入することを決定したと発表した。 三菱ケミカルは現在、サステナブル素材の社会実装を積極的に推進している。今後、さらなる原料の多様化やケミカルリサイクル設備の大型化が想定されることに加え、国際持続可能性カーボン認証「ISCC PLUS認証」など国際基準への適合も求められる中、製品に使われる原料の由来や環境価値を、信頼性のある形で社会や顧客に伝えていくことが重要であると考えている。 このような背景のもと、同社はサーキュライズ社が提供するマスバランスクレジット管理業務の一元化・簡素化を実現する「製品トレーサビリティプラットフォーム」を本事業において導入することを決定した。同システムにより、原料の由来や数量に関する情報を社内で正確に管理するだけでなく、製品に関する環境価値の根拠を顧客にわかりやすく提供できる体制を整える。 同社は、茨城事業所(茨城県神栖市)に設置したケミカルリサイクル設備において、2025年7月にISCC PLUS認証を取得した。今後は本システムの導入を通じて原料や製品のトレーサビリティを強化し、2025年度中にケミカルリサイクル油化設備の商業運転開始およびマスバランス製品の提供開始を目指していく方針。
オーエスジーダイヤモンドツール 価格改定を実施
オーエスジーダイヤモンドツールが昨今の原材料費・加工コスト・物流費の高騰に伴い、製品の安定供給と品質維持のため、下記の通り価格改定を実施する。■対象製品:全製品(標準品・特殊品含む)■改 定 率 :標準品(別途案内予定)/特殊品 現行価格より最大8%増【適用開始日】・標準品:2025年12月1日受注分より・特殊品:2025年11月1日受注分より
コマツ Applied Intuition社との協業を開始
コマツは、Applied Intuition, Inc.と、このほど次世代鉱山機械の基幹技術となるソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)アーキテクチャと自動化車両プラットフォームの開発に関する協業を開始した。
コマツは鉱山現場での過酷な作業環境と労働力不足の課題に対し、ソリューションパートナーとして完全自律化を含めた技術革新を通じて、持続可能な未来の鉱山現場の実現に向けた取り組みを加速させている。今回の協業で、Applied Intuition社が保有する先進的なAI・シミュレーション技術と、コマツが培ってきた自動運転技術を組み合わせ、思考・学習・進化する鉱山機械の開発を推進する。
この次世代鉱山機械は、SDVアーキテクチャ、AIと機械学習を活用した自動化車両プラットフォームの搭載により、鉱山現場の生産性を飛躍的に向上させるほか、機械のダウンタイム削減、高精度かつ効率的なオペレーションなど、より高度な顧客価値を提供することが可能となる。
共同開発する自動化車両プラットフォームの主要な機能は、以下の3点となる。
●SDVアーキテクチャ
車両の機能をソフトウェアで定義する新しい車体設計を採用し、それに合わせて構築したサイバーセキュリティやデータ管理技術を搭載。これらの機能により、鉱山機械のライフサイクルを通じてタイムリーに機能のアップデートが可能となる。
●拡張可能な自動化機能
自動化車両プラットフォームを搭載した機種間のシステム連携を実現し、複雑な鉱山オペレーション環境における車両管理効率を大きく向上する。さらに、自動化のレベルはオペレーターによる操作アシストから完全な自動化まで対応し、拡張性を持たせることで、変化する現場のニーズへの対応も可能となる。
●AIと機械学習
鉱山現場の特性や状況の変化を継続的に学習するため、個別現場環境に応じた最適な制御や機能改善を行うことが可能となる。
日東工器 DC 駆動電磁ダイアフラムポンプ「DVC0301B」を発売

日東工器は、このほど直流電源に対応した電磁ダイアフラム方式のポンプ 「DVC0301B-Y1」(コンプレッサ・真空ポンプ兼用モデル)「DVC0301B-Y2」(コンプレッサ専用モデル)を発売した。
同製品は、クリーンな空気を供給する機器組み込み用ダイアフラムポンプで、製品に搭載された専用インバータによりDC駆動を実現した。また、制御信号による流量や圧力の調整が可能で、医療、分析機器、産業機器など幅広い分野での空気供給に対応する。具体的には、床ズレ帽子マットやエアマッサージ器、ハンダ吸引器などへの組み込み利用が見込まれる。標準価格はいずれも37,200円(税別)。
