日立建機 IoTとAIを活用し、鉱山現場の課題解決に貢献する「ConSite ® Mine」を開発

201012日立建機
ConSite® Mine ダッシュボード(管理画面)イメージ

 日立建機と連結子会社であるWenco International Mining Systems Ltd.(以下、ウェンコ社)は、このほど鉱山現場向けにIoTにより鉱山機械を24時間遠隔監視し、稼働状況のAI分析などで鉱山現場の課題解決に貢献する「ConSite® Mine(コンサイト・マイン)」を共同開発した。 

 「ConSite® Mine」は、AIと応力解析技術を用いることにより、超大型油圧ショベルのブームやアームの亀裂の予兆などを可視化し、安全性と生産性向上、ライフサイクルコスト低減に貢献する。これらの詳細情報は、Webブラウザ上のダッシュボードなどで顧客に提供する。

 現在、日立建機グループは、オーストラリア、ザンビア、インドネシアの鉱山現場での実証実験を進めており、ユーザーニーズを反映し、2021年中に「ConSite® Mine」を提供開始する予定。

 主な特長は、顧客の保守担当者と販売代理店などのサービス員が、ブームやアームの亀裂や油圧ポンプの故障の予兆など、ダッシュボードなどで鉱山機械の状態を遠隔監視し、鉱山現場の課題解決につながる情報を得ることができることで、サービス員は、ダッシュボード上の分析結果を確認して、鉱山機械の状態に合わせて適切なタイミングでメンテナンス、点検、部品交換の提案を行い、これにより、ライフサイクルコストの低減、機械のダウンタイム(運転停止時間)の抑制に貢献する。さらに、オペレータの運転操作データや燃費をモニタリングして分析し、安全性向上、生産性向上に寄与する情報として提供する。
 

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