注目記事

アマダプレスシステム プレス周辺装置製造拠点の伊勢原鈴川事業所を拡大 ~生産能力70%増~

 

 アマダプレスシステム(社長=堀江喜美雄氏 本社:神奈川県伊勢原市石田)が、伊勢原鈴川事業所(神奈川県伊勢原市鈴川)を増改築し、6月より本稼働を開始した。

 プレス周辺装置の製造拠点である伊勢原鈴川事業所は、プレスマシン用の大型コイルフィーダラインおよびロボットラインを主に製造しており、これまで自動車業界を中心に多くの自動化商品を市場に供給してきた。昨今の労働人口減少、働き方改革を背景にプレス加工におけるさらなる自動化、省力化のニーズに応えるべく、大掛かりな増改築工事と生産能力強化を進め、これに伴い、6月18日に竣工式を行ったあと、19日~20日の2日間は顧客や協力会社関係者を招いて竣工披露式を行った。この様子と新工場のレポートを掲載する。
 

「使う身になって造れ」 サイトウ製作所が創立90周年を迎える

 サイトウ製作所(社長=齋藤智義氏、本社:東京都板橋区蓮沼町)が本年4月1日に創立90周年を迎え、6月11日に東京ステーションホテル(東京都千代田区丸の内)で記念祝賀会を開き、多数の関係者がお祝いにかけつけた。創業からの精神である「使う身になって造れ」は、同社の核になる考え方として根付いている。

「世界切削工具会議(WCTC)2024」が大阪で開催 ~切削工具業界からみた各国製造業の現状と展望~

 「世界切削工具会議2024」(主催=日本機械工具工業会 会長:松本克洋〈不二越 執行役員工具事業部長〉)が5月21日(火)~24日(金)の4日間、大阪で開催され、海外65名、国内70名が参加した。アジア圏では2013年に日本が初めて開催しており、今回は11年ぶり2度目の日本開催となった。世界の切削工具業界を取り巻く環境をみると、地球規模で活動している製造業の現状と展望が見えてくる。各国の代表が説明した内容をまとめた。この国際会議はECTA(European Cutting Tool Association)の元理事長であるAnders Ilstam氏が発起人となり、米国USCTI(United States Cutting Tool Institute)への働きかけにより、世界切削工具会議(WCTC)として開催企画されたもので、第1回目の米国フロリダに始まり、第7回のドイツ・ミュンヘンに続き、今回が8回目となる。 

三菱マテリアル 「2024年度DIAEDGE特約店会」を4地区で開催

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(常務執行役員・加工事業カンパニープレジデント=小原和生氏、以下小原常務)が、近畿北陸を5月14日に帝国ホテル大阪で、九州中国を5月17日にホテルオークラ福岡で、北東上/関東を5月21日にマリオット東京で、東海を5月22日にヒルトン名古屋の4地区で開催した。今年度についてはリモート(Web)開催は廃止し、対面のみの開催となった。(取材は近畿北陸)

大昭和精機 淡路第 9 工場が稼働! ~自動化と省人化で高効率を実現~

 BIG ブランドでお馴染みの大昭和精機(社長=仲谷穣治氏 本社:大阪府東大阪市西石切町)は、自然と環境に恵まれた淡路島で 9 つの工場と物流センターを有している。そのうちのひとつである「淡路第 9 工場」(兵庫県洲本市五色町)が本年 1 月に竣工した。この新
工場は最新鋭の生産設備により、自動化と省人化で高品位な生産を追求している。 

三菱マテリアル 明石製作所を徹底取材! ~新製品『VQ4MVM』の加工デモも拝見~

 切削工具の主力製品に位置付けている「DIAEDGE」ブランドを有する三菱マテリアル 加工事業カンパニーは国内に主要な3箇所の製造拠点を持つ。筑波製作所では主にインサートを、岐阜製作所は超硬ドリルや超高圧焼結体工具を、明石製作所は超硬エンドミルやハイスドリル、歯車加工工具などを製造している。

 今回、同社の原動力のひとつである明石製作所(兵庫県明石市魚住町)を取材した。

黒田精工長野工場にモーターコア量産プロセスを確立した新工場棟「第8工場」が完成

 黒田精工(社長=黒田浩史氏)長野工場(所在地:長野県北安曇郡池田町)に建設していた新工場棟(第8工場)及び倉庫棟が昨年12月に完成した。この新工場は、電動自動車の駆動用・発電用モーターコアの量産及びモーターコアに磁石を挿入し樹脂により固着する工程(MAGPREX®)を実施し、300トン大型高速プレスとMAGPREX®ラインを設置しており、需要が急拡大している電動自動車用高効率モーターコアの量産プロセス確立のためのマザー工場という位置づけとなっている。

 同社の石井克則専務取締役金型事業部長(以下石井専務)は、「現在レイアウトの大幅見直しや大型高速プレスの増設を検討しています。電動自動車用モーターコア金型の生産能力を2025年には2023年対比2.5倍としていきたい。」と勢いが良い。石井専務に話しを伺うとともに新工場棟「第8工場」を取材した。
 

オーエスジー 渾身の新製品『GREEN TAP』のここが凄い! ~穴開け開発チーム 溝口さんに聞く~

 昨年、10月に開催されたメカトロテックジャパンで話題をさらったオーエスジー株式会社(社長=大沢伸朗氏 本社:愛知県豊川市)の新製品である盛上げタップ『GREEN TAP』(グリーンタップ)の特長は、従来の盛上げタップを生産する際のCO2排出量を半減するため新しい製造方法を開発した点であり、工具開発面でもエコを意識した姿勢を押し出した画期的な製品であることだ。

 今回、この製品開発に携わったデザインセンター 開発グループ穴開け開発チームの溝口哲也さんに製品の特長や優位性、苦労話などをお聞きした。
 

牧野フライス精機 清水社長に聞く ~工具研削盤に初めて〝極小径〟をつけた『DB1』とは~

 昨年開催されたメカトロテックジャパンで高精密CNC極小径工具研削盤『DB1』を発表し大きな注目を集めた牧野フライス精機(社長=清水大介氏、住所:神奈川県愛川町中津)。同社の小径工具研削盤の歴史は長く、1993年に発表した『CNS1』を皮切りに、CNS2、3、5、7とシリーズを展開し、その後『SS7』と順調に拡張してきた。そして昨年10月、満を持して登場したのが『DB1』である。従来は高精密CNC〝小径〟工具研削盤と付けていたマシンに、今回初めて〝極小径〟を冠し、細もの工具への意気込みを示している。

 『DB1』の特長や今後の意気込みなどについて清水社長にお話しを伺った。

日新ダイヤモンドが55周年! さらなる飛躍を狙う

 オーエスジーの連結会社である日新ダイヤモンド(社長=神谷伸顕氏、本社:滋賀県高島市今津町)が去る12月8日、高島市内の今津サンブリッジホテルで全体会議および関係者や社員家族を招待して55周年記念パーティを開き、さらなる飛躍を誓った。同社は昨年10月、ニッチ(Niche)な市場へニッチな商品を標準化した『Nブランド』6種類を市場投入し、大きな注目を集めている。

 55周年を迎えた同社を取材するとともに記念パーティの様子をレポートする。