ヤマザキマザック 「JIMTOFアンコールフェア」で来場者を魅了! ~JIMTOFでは展示されなかった最新機種も披露~

 

 

 ヤマザキマザックが同社美濃加茂製作所第一工場 ワールドテクノロジーセンタ(岐阜県美濃加茂市蜂屋町中蜂屋山崎333)で、12月4日から6日までの3日間、「JIMTOFアンコールフェア」を開催した。

 今回のイベントは、「JIMTOF2024」で展示された機種をはじめ工作機械、レーザ加工機、自動化システムも多数出展し、多くの来場者を魅了した。今回は、そのなかで特に注目したい新機種やシステムなどについて掲載する。


JIMTOFで展示されなかった注目マシンはコレだ!

初披露の『HQR-250/3NEO』

 「JIMTOF2024」では、19台のマシンが展示され、そのうち6機種が新機種だったが、今回のアンコールフェアではJIMTOFで出展しなかった機種を含め37台を展示した。

さて、今回の「JIMTOF2024」で展示していなかった同社の注目したいマシンに3タレット/2スピンドルCNC旋盤がある。

 同社ではすでに2007年に上下2タレット/2スピンドル機の〝HQRシリーズ〟の販売を開始しているが、今回開発した『HQR-200/3NEO、HQR-250/3NEO』の優位性は、3タレット構造により、第一・第二主軸での同時加工や上下タレットによるバランスカットに加え、第一工程と第二工程の加工量が差のある部品加工において従来機と比較して加工サイクルタイムを大幅に短縮できることだ。バーフィーダーやワークアンローダなどの自動化システムを活用してチャックワークからシャフトワークまで様々な部品加工の自動化に対応している。

 

 また、3タレットに特化した専用画面とサポート機能を有するCNC装置『MAZATROL SmoothG³(マザトロール スムースジーキューブ』を搭載し、多様な干渉チェック機能で3タレットの複雑な動作に対しても安全運転を実現した。さらに環境面でもCNC装置に搭載された〝エナジーセーバー〟により、機械稼働中の消費電力を見える化し、省エネ機器を採用したことで消費電力の削減にも貢献している。

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