ヤマザキマザック　「JIMTOFアンコールフェア」で来場者を魅了！　～JIMTOFでは展示されなかった最新機種も披露～

INTEGREX ｊ-200S NEOシリーズも初披露！

　もう一台、JIMTOFで出展されなかった注目のマシンは、複合加工機『INTEGREX ｊ-200 NEOシリーズ』だ。複合加工機のエントリーモデルとして2010年に〝INTEGREX j-200〟を発表以来、長年にわたり多くのマザックユーザーから高い評価を博しており、今回はさらに加工能力を強化し、複雑な他面形状部品の高効率加工を実現したものである。

　今回開発された同シリーズは、①『INTEGREX J-200 NEO（テールストック仕様）』と②『INTEGREX j-200S NEO（第二主軸仕様）』がある。いずれも従来機から核使用を強化することで、生産性や複雑な多面形状の加工ワークへの対応力を向上させた高能率な複合加工機となっている。

　『INTEGREX j-200 NEOシリーズ』は、旋削主軸の出力・トルクを向上させたことにより、高い生産性を実現していることが大きな特長だが、標準仕様よりもさらに性能を強化したハイパフォーマンス仕様では、従来機から大幅に出力・トルクを向上させつつ、前兆を短縮したコンパクトミル主軸を採用している。

　標準仕様・ハイパフォーマンス仕様とも、ミル主軸のB軸割り出し範囲を従来機よりも拡大、さらに割り出し角度も標準仕様で1°単位、ハイパフォーマンス仕様では0.0001°単位で可能としている。外形・端面・斜め加工など、多面加工により様々な形状の加工ワークに対応することができる。こちらも、『HQR-250／3NEO』同様のエナジーセーバーの搭載により、消費電力の削減に貢献している時流に合致したマシンだ。