ヤマザキマザック 「JIMTOFアンコールフェア」で来場者を魅了! ~JIMTOFでは展示されなかった最新機種も披露~

 


板金の自動化システムも!


 

大きなワークが運ばれていたが、吸着する下部にマグネットが付いている

 今回のJIMTOFアンコールフェアでは、レーザ加工機用自動仕分けシステムを披露していた。近年、労働人口は減少するにもかかわらず、生産性を高める動きが加速しており、製造現場も自動化が避けられなくなってきた。そのため長時間の連続運転へのニーズは高まるばかり。

 今回、展示していた板金の自動化システムは、①加工から仕分けまでワンストップ、②仕分けプログラムを自動生成および自動教示、③集合ハンドで多種ワークに対応する――という3つの特長を持っていた。

 デモを拝見した。シート材から部品を切り取る。加工された完成品をロボットが取りに行くが、どこになにがあるか部品の重心が分かるのは、NCデータ、プログラムのデータと連係してロボットが動く仕組みを構築しているからである。

 またワークを運ぶためのマグネットの位置はプログラムに基づいて自動で場所を変えることができるので、小さい部品も運べる仕組みだ。

 レーザ加工機を動かすために重要な役目を担う発振器があるが、生産性と安心をサポートする発振器『Mazak SMOOTH CUT 3000』が展示されていた。ビーム品質とビーム形状の最適化で高品質加工を可能にするもので、自社サービスとして、5年保証(標準)、Mazak iCONNECT™によるリモート診断や迅速なサポート体制を提供してくれる。マザックらしいデザインも目をひいた。

 今回同社のJIMTOFアンコールフェアで前面に押し出していたのは、自動化による高能率化。多くの来場者も展示されていた機械やシステムを丁寧に見学していたのが印象的だった。
 

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