日本工作機械販売協会が「第49回通常総会」を開く
2018年06月27日
日本工作機械販売協会(会長=冨田 薫氏 トミタ社長)が6月4日、都内の第一ホテル東京で第49回通常総会を開いた。
続いて、天野正義日本工作機械工業会専務理事が、「現在、工作機械業界は活況を呈している。一方で、世界的にみると地政学的なリスクの顕在化がクローズアップされており、市場環境では好調の中に脆弱さを秘めているといえるだろう。世界のものづくりに貢献していくためには皆様と連携してユーザーの皆様への供給責任をしっかりと果たしていくことが重要である。」とあいさつをした。
総会終了後の懇親会で冨田会長は、「昨年は工作機械の受注が史上最高とのことだった。内需も久しぶりに6000億円を超えた。自動車業界では、これからEV化の流れがある。ガソリン自動車についてもガソリンエンジン、ミッションが変わる等、われわれも様々なところで対応していかなければならない。工作機械業界はIoTの波は大企業から始まって、中小企業にも投入され始めており、人手不足によって自動化、省力化もあり、われわれにとっては大きな課題である。こうした課題に対して当工業会も、対応できる営業マンの育成が必要だと認識している。したがって教育事業に注力していく所存である。」旨を述べた。
来賓を代表して片岡隆一 経済産業省製造産業局産業機械課長が、「工作機械の受注は好調だ。その一方で部品の遅れもある。国内は人手不足で省力化や自動化の流れがあり、また、ロボットなどを組み合わせてリードタイム短縮等の効率化における提案が求められるだろう。」旨を述べた。続いて、天野正義日本工作機械工業会専務理事が、「現在、工作機械業界は活況を呈している。一方で、世界的にみると地政学的なリスクの顕在化がクローズアップされており、市場環境では好調の中に脆弱さを秘めているといえるだろう。世界のものづくりに貢献していくためには皆様と連携してユーザーの皆様への供給責任をしっかりと果たしていくことが重要である。」とあいさつをした。
乾杯の発声を中川貴夫 日本工作機械輸入協会会長(シーケービー社長)が行った。宴もたけなわの頃、散会した。