アマダが北陸初のサテライトセンターをオープン ~地域に密着した板金加工の技術提案、情報発信を推進~
アマダ(社長=磯部 任氏)は、7月5日、金沢市に金属加工業の顧客向けに「北陸サテライトセンター」をオープンした。北陸において同社初となるこのセンターは、最新の板金加工機械を用い、金属板の切断、曲げなどの加工を実演したり、顧客の品質や生産性の向上に資する加工技術の提案、あるいはIoTを活用した生産工程の改善提案を行う場として機能する。
北陸地域には、産業機械、サッシなどの建材、電子部品・デバイスなどに使われる金属部品・部材の加工を担う工場が集積している。昨今、域内製造業の生産が高水準で推移していることを背景に、同社では、「お客さまの工場では、生産性の向上や人手不足の解消といったニーズが高まっています。こうしたニーズに対して、これまでは愛知県や神奈川県の拠点で対応してきましたが、北陸サテライトセンターの開設により、地域に密着した迅速でよりきめ細やかな提案やサポートを行うことが可能になります。」とコメントしている。
また、同センターでは、加工技術に関するセミナーや、業界の最新動向をテーマとした講演会を開催し、板金加工に関する身近な情報発信基地としての役割も担う。さらには、国家資格検定の実技試験会場として活用することで、板金技能者の育成を支援する。同社では、「北陸サテライトセンターを通じて、地域に密着したトータルソリューションを提供するとともに、金属加工分野における技術の向上や人材育成を推進することで、域内製造業の発展や課題解決に貢献していく。」としている。
■北陸サテライトセンター概要
所 在 地: 石川県金沢市古府3-88
敷地面積: 1,490 m²
延床面積: 830 m²
展示場面積: 200 m²
建 屋: 2 階建て (1F 展示場、2F セミナールーム、事務所など)
問い合わせ先: (株)アマダ 金沢営業所
電話:076-269-0215
■北陸サテライトセンター展示概要
最新の板金加工機械を展示、実演や加工技術の提案を行う。
1. 省エネ・変種変量・ワイドレンジ・ファイバーレーザマシン(切断加工用)
ENSIS-3015AJ (3kW) + LST3015G
2. パンチ・ファイバーレーザ複合マシン(切断・成形加工用)
LC-2512C1AJ (2kW)
3. ハイブリッド・ドライブシステム搭載高速・高精度ベンディングマシン(長尺もの曲げ加工用)
HG-1303
4. 高速・高精度サーボベンディングマシン(小もの曲げ加工用)
EG-4010
5. アマダのIoT ソリューション
V-factory (ヴィファクトリー)