三菱日立ツールと牧野フライス製作所がコラボ! 「金型加工イノベーションセミナー」を開く
三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)と牧野フライス製作所(社長=井上真一氏)がm7月18日、牧野フライス製作所加工技術センター(東京都目黒区)で、最新5軸加工機のコラボレーションにより金型加工のリードタイム短縮と無人化を提案するセミナー、「金型加工イノベーションセミナー ~無人化に対応する高能率ソリューション」を開いた。
小櫻一孝 三菱日立ツール営業本部国内営業部長が、「5軸加工機も見かけることが珍しくなくなった時代になったが、旧来のユーザー様は割り出してご利用になっている現状と伺っている。なぜ割出なのか、私が伺っている限りでは、プログラムの作成に時間がかかるというのが大きな理由のひとつだった。本日は牧野フライス製作所のFFCAMはその時間短縮に大きく役立つというところと、さらには3軸加工との比較もできるようになっている。また、わたしどものバレル工具をご利用いただくと、加工改善にお役に立てつものだと思っている。」とあいさつをした。
今回は、三菱日立ツールのGALLEAシリーズをはじめとした“とんがった製品”による加工能率・品質改善の提案、牧野フライス製作所の最新⒌軸加工機と「FFCAM2018」を用いた簡単加工時間短縮の提案、ゲストのZOLLER Japanからは金型加工におけるインダストリー4.0と工具測定の提案が説明された。
バリエーションに飛んだデモ加工で注目されたのは、5軸制御立形マシニングセンタ「D200Z」で行われた加工。壁面からなだらかな曲面の仕上げ加工まで1本の工具で加工。レンズバレル工具の対応は、工具設定画面でR1、R2、R3の寸法を登録するだけでそれぞれの数値を考慮したパスを簡単に作成。機械動作シミュレーションやCAM操作時間の簡便化がもたらすメリットを大いに披露した。