アマダマシンツールが超硬丸鋸盤「CM II- DG」シリーズを新発売 ~新機構、可動鋸刃ガイドによる高速・高精度切断と豊富な自動化ソリューションを提案~

 アマダマシンツール(社長=田所雅彦氏)は、自動車部品業界、鋼材切断業、鍛造業界向けの小径鋼材切断用、超硬丸鋸盤「CM II- 75DG/CM II- 100DG」の販売を11月1日から開始する。

 「CM II- DG」シリーズは、画期的な新機構、可動鋸刃ガイド「Dyna Guide(ダイナガイド)」を搭載したことにより、安定した高速・高精度切断を実現する。この機構により切断に最も影響を与える切り込み突入時の丸鋸刃の振れを従来機比で5分の1(同社条件による)に抑えることに成功した。また、被削材の搬入・搬出のための周辺装置(オプション対応)については、多彩なラインナップを取り揃え、工場の生産工程の自動かに向けて顧客のニーズに対するきめ細やかなソリューションを提供することで省力化に寄与する。

 昨今、国内での働き方改革の影響や人手不足の深刻化、海外での人件費の高騰を背景に、自動化に対する顧客のニーズが非常に高まっている。また、設備投資が好調に推移していることや、設備の老朽化に伴う設備更新需要に対して、より生産性の高い新商品が求められている。こうした時流を背景に、同社では、機能を高めた超硬丸鋸盤本体と多彩な周辺装置をパッケージ展開することにより、「CM II- DG」シリーズの販売台数を2021年までに2017年度比で3倍にすることを目指すとしている。

 なお、アマダグループは、中期経営計画において、アマダマシンツールの切削事業の売上高を2021年度に500億円とする目標を掲げている。

CM II- DGシリーズの主な特長

●新機構、可動鋸刃ガイド「Dyna Guide」
 従来の丸鋸盤において、丸鋸刃を支える上下ガイドは、最大被削材サイズに合わせて固定配置されており、切り込み開始点から遠く、最も重要な突入時に丸鋸刃を十分に指示できないという課題があった。本来鋸盤は切り込み開始点の最も近い部分に可動鋸刃ガイド「Dyna Guide」を配置、突入時の丸鋸刃の支持剛性を大幅に向上させることができ、安定した高品質な切断を実現する。

仕様

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