2018年9月分工作機械受注総額は1,534.5億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2018年9月分の受注実績は以下の通り。
2018年9月分工作機械受注総額は、1,534.5億円(前月比+9.3% 前年同月比+2.9%)となった。2カ月ぶりの1,500億円超。9月では初の1,500億円超。(従来最高:2017年1490.9億円)。1,000億円超は23カ月連続。国内外で依然堅調に推移。
内需は644.1億円(前月比+3.3% 前年同月比+5.6%)で、年度半期末の影響や、ものづくり補助金の発注分等が寄与。7カ月連続の600億円超と、高水準の受注が継続。
外需は890.4億円(前月比+14.1% 前年同月比+1.1%)で、2カ月ぶりの800億円超で、9月での過去最高額を更新(従来:2017年880.7億円)。欧州、北米が前月から増加し、前年同月比は2カ月ぶり増加。
高水準の受注が継続しており、今後も高原状態で推移するものと期待。他方、通商問題や中国経済動向、納期の長期化による影響などを注視。
9月分内需
644.1億円(前月比+3.3% 前年同月比+5.6%)。
・7カ月連続の600億円超。9月での640億円超は、2007年(647.4億円)以来11年ぶり。
・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比20カ月連続増加。
・自動車、半導体関連を含め、幅広い業種で堅調持続。
① 一般機械 247.9億円(前月比△6.1% 前年同月比+2.8%)
うち金型 24.1億円(前月比△18.6% 前年同月比+17.3%)
② 自動車 196.3億円(前月比△2.7% 前年同月比△0.5%)
うち部品 127.6億円(前月比△3.7% 前年同月比+8.9%)
③ 電気・精密 62.3億円(前月比+10.6% 前年同月比+40.6%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 20.9億円(前月比+18.0% 前年同月比△34.1%)
9月分外需
890.4億円(前月比+14.1% 前年同月比+1.1%)
・2カ月ぶりの900億円超。9月での過去最高額(従来:2017年880.7億円)。
・前月比3カ月ぶり増加。前年同月比2カ月ぶり増加。
・夏季休暇明けの欧州、展示会効果があった北米で前月比増加。アジアは横ばい圏内。
①ア ジ ア:349.3億円(前月比+2.9% 前年同月比△8.9%)
・東アジア:235.7億円(前月比△3.5% 前年同月比△26.1%)
〈韓 国〉 21.1億円(前月比△27.6% 前年同月比△52.9%)
〈中 国〉189.3億円(前月比△0.2% 前年同月比△22.0%)
・その他アジア:113.6億円(前月比+19.1% 前年同月比+75.7%)
〈インド〉49.5億円(前月比+19.5% 前年同月比+139.6%)
②欧 州:201.7億円(前月比+13.0% 前年同月比△10.2%)
〈ド イ ツ〉59.4億円(前月比+10.0% 前年同月比△9.5%)
〈イタリア〉35.6億円(前月比+27.8% 前年同月比△4.6%)
③北 米:328.2億円(前月比+31.0% 前年同月比+26.7%)
〈アメリカ〉297.6億円(前月比+30.6% 前年同月比+27.4%)
〈メキシコ〉 19.6億円(前月比+108.1% 前年同月比+49.0%)