マパールが現状と展望を発表

松田社長
松田社長
 マパール(社長=松田剛一氏)が、「JIMTOF2018」の開催に合わせ、11月2日に東京江東区内のTFTビル東館にて、マパールグループ社長のヨハン・クレス博士、アジアパシフィックディレクターのアーミン・キャスパー氏とともにマパールグループおよびマパールの現状と展望などを発表した。

 本年1月、マパール社長に松田剛一氏が就任。発表の席で、松田社長は、「2001年に日本に戻り、業界で様々な経験を積むことができた。今回はご縁があり、以前から興味のあったマパールで仕事をさせて頂くことになり大変光栄に思っている。マパールの製品はワンランク違う。特殊なものを中心にして全世界の自動車業界に使われて一目置かれている製品だが、実は日本の皆様にまだまだ知られていない製品がある。これをいかに広めていくかが我々のチャレンジになる。」と意気込みを見せた。

ヨハン・クレス マパールグループ社長
ヨハン・クレス マパールグループ社長
 ヨハン・クレス マパールグループ社長が「2017年の昨年はグループにとっても良い年だった。販売も6億1000万ユーロに伸びた。従業員数も増え、中でもインターンの数が2倍に増えた。マパールは技術に特化した会社なので非常にスキルを持った人材が必要である。したがって若い人材に投資をしている。それはドイツだけではなく、世界中で同じことをしている。投資の総額は2000万ユーロのぼり、研究開発における割合は高い。だからこそ皆様にこうして進んだテクノロジーや新製品を紹介できると思っている。売上げは着実に伸びているが、その要因は、5年前にはじめたワンマパールというプロジェクトである。アメリカでも日本でもマパールがあるが、世界中のどこにいてもマパールのサービスや製品にアクセスできること。特にアジアに力を入れており、アジアで伸びを見せている。」と説明をした。

 今後の取り組みについては、日本にTET部門を設立し、工作機械メーカーと現地の自動車産業をサポートするプロジェクトサポート部門を設置し、国内販売ルートを強化すると説明した。また、航空宇宙産業のサポートとして、航空宇宙部門を設立し、全世界のマパール航空中ネットワークの統合を図るとしている。

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