三菱日立ツールの魚津工場が再稼働
2019年01月01日
三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)が、富山県魚津市に保有し休止中の魚津工場を再稼働すると決定した。魚津工場は1936年に株式会社魚津製作所として創業し、その後1997年に日立ツール株式会社に合併、ドリルの製造拠点として2009年まで操業していたが、事業再編により野洲工場に業務を移管して休止していた。
1933年に設立した同社は、2015年4月に三菱マテリアルグループの一員に加わり、MOLDINOブランドのもと金型加工分野向け超硬工具に軸足を置く事業戦略を掲げて世界に展開を進めている。
今回の件について同社では、「中長期的な事業プランを検討する中で、現在の製造拠点である成田工場(千葉県成田市)、野洲工場(滋賀県野洲市)に加えて生産スペースを確保することが必要であり、検討の結果、休止している魚津工場を再稼働することが当社ならではのものづくりを究めるために最も有効であると判断した。」と述べている。
■計画概要
事業所名::魚津工場
所在地::富山県魚津市
土地建物::敷地面積約23,400㎡延べ床面積約11,000㎡
改修工事着工予定: 2019年度
稼働開始予定::2020年度
事業内容:超硬工具の加工