「念願の5000億円超の達成へ!」日本機械工具工業会が賀詞交歓会を開く
2019年01月29日

あいさつに立った牛島会長は、生産実績について、「4月から11月までの8カ月間の累計は3,467億円、17年度の同期対比ではプラス8.9%の伸びだった。出荷金額は3,542億円で、前年同期対比はプラス9.7%の伸びとなった。出荷のうち内需がプラス9.2%の2,334億円、輸出がプラス10.1%の1,206億円となり、輸出比率はほぼ35%となった。年明け各方面の取引先等の話を伺う限りでは、需要動向は依然順調ではないか。通年で初の5,000億円超過、5,200億円をぜひ達成したい。」と力強く述べた。
今後の見通しについては、「日米の貿易交渉や英国金利や株価の動向によっては円高に振れるリスク等も大いに不安があるが、構造的な人手不足により、自動化のニーズは依然強い状態で、コネクテッド・インダストリーズを実現するためのロボットやセンサーの導入等、投資の動きは当面力強く伸びる余地が大きい。また、主力の自動車は今後もますます需要増大が見込めるだろう。電動化による電子部品等の部品や、それに伴う車体重量等を抑制するための部品の非鉄化、軽量化、エンジンの燃焼効率改善のための新部品等、加工する対象は増加している。」との見方を示した。

乾杯の発声は中村伸一副会長(三菱マテリアル常務)が行った。宴もたけなわのころ、石川則男副会長(オーエスジー社長)の中締めで散会した。