東日本日立ツール特約店会が総会を開く

「第20回東日本日立ツール特約店会総会」(会長=田中七郎埼京工機社長)が11月14日、東京・帝国ホテルで開催された。今回、会員会社相互の合理化を図り、持続的な成長のため、東日本日立ツール特約店の発展的な解散をするとしたが、解散後も講習会の開催、技術サービス、同行販売、キャンペーン、新製品ニュース提供、現特約店制度も継続する。来年以降は、日立ツール主催として、同社の方針、近況報告会として開催していく。開催の案内は日立ツール製品を主力に販売していく販売店に案内を予定している。

市場別営業体制の確立と技術サポート体制の構築に注力し、金型加工用工具でシェアアップを図る

日立ツール 田中啓一社長
日立ツール 田中啓一社長
 幹事会社が紹介されたあと、日立ツール田中啓一社長が同社の説明を行った。この中で、市場別営業体制の確立と技術サポート体制の構築に傾注するとし、技術本部を設立し技術サポート体制を確立しているとした。また、4月に「エポックSUSシリーズ」を発売、7月には「エポックディープエボリューションシリーズ」を投入したと説明した。
 田中社長はこの中で、「工場の生産性品質管理の抜本的改善や価格競争力の獲得、製品性能の向上など、ものづくり基盤の強化に注力する。今後もお客様のニーズに合わせ、特長のある製品をつくりたい。また、今後もお客様の声を開発に反映したい」と述べた。
 続いて同社取締役販売担当の相本和貞氏が営業方針を説明した。同社では、今後、金型加工用工具を強みとして、シェアアップを図るとしている。

東日本日立ツール特約店会長 田中七郎埼京工機社長
東日本日立ツール特約店会長 田中七郎埼京工機社長
 次に総会の議案審議が行われた。議長は埼京工機社長の田中七郎氏。第一号議案・平成22年度事業報告、第二号議案・平成22年度会計報告ならびに同会計監査報告、第三号議案・東日本日立ツール特約店会解散の件、第4号議案・平成23年度事業計画案、第5号議案・同事業予算案が審議され満場一致で承認された。

田中七郎氏が幹事代表としてあいさつを述べた。この中で「われわれは日立ツールと一体なんだ、という形で進めて行きたいと思っている。今後、日立ツールの特約店会という名前は改称される。どういう名称になるか不明だが今後も日立製品の販売をいただければ幸いである」とした。
 
 続いて優秀特約店表彰が行われたあと、場所を移して懇親パーティが開かれ宴たけなわのころ散会した。

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