タンガロイがアルミ加工用超高能率仕上げカッタ「TungSpeed-Mill」(タング・スピード・ミル)を発売

 タンガロイ(社長=木下聡氏)が、このほど、アルミ加工用超高能率仕上げカッタ「TungSpeed-Mill」(タング・スピード・ミル)の販売を開始した。

 この製品は、インサートのセッティング方法として、新刃先調整機構“カムアジャスト”を採用。1本のレンチのみでインサートの取付けと調整を行うことができ、多刃化のデメリットとなる刃先調整時間の延長を、大幅に短縮することができる。

 また、従来品以上の超多刃設計により、アルミニウム合金などの非鉄金属を切削速度Vc=3,000m/min以上の高速かつ高テーブル送りで加工することが可能となり、自動車部品などに使われるアルミニウム部材の超高能率加工を行うことが実現する。

 インサートは、普通刃・刃先強化型普通刃・バリ取りさらい刃およびさらい刃の計4種類を標準設定。普通刃にはダブルチャンファ切れ刃を採用し、バリの発生を抑制し、さらに切りくずの細分化を可能にする。また、バリ取りさらい刃との併用によりバリレス加工を、さらい刃との併用により優れた加工面品位を得ることができ、高品質な加工を行うことができる。

 カッタボディは、工具径φ50mm~φ160mmまでで、φ50mmはシャンクタイプ、φ63~φ160mmまではボアタイプを設定する。加工対象物の大きさに合わせて、幅広い選択が可能である。

主な特長
 ① 新刃先調整機構“カムアジャスト”により、セッティング時間を短縮
 ② 超多刃設計(工具径φ100mmで22枚刃)により、非鉄金属の超高能率加工を実現
 ③ 様々な加工に対応する4種類のインサート

主な形番と標準価格(税抜価格)
●カッタボディ
・TPYD06M063B22.0R10 160,000円
・TPYD06J100B31.7R22 242,000円
カッタ:計16形番

●インサート
・YDEN0603PDFR-D DX110 8,450円
・YDEN0603PDFR-WD DX110 8,450円
インサート:計4形番

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