オーエスジーが環境大賞を受賞! 日本工具工業会
日本工具工業会(理事長=増田照彦氏)が11月17日、東京・高輪和彊館で「5回環境賞表彰式」を開いた。
この賞は自主行動計画に基づいて、温暖化対策エネルギー起源二酸化炭素を2004年度に基準年として、絶対量及び生産高原単位を削減する改善活動と、廃棄物の総量削減及びリサイクル率向上活動を基本とし、従来から評価していた教育訓練・社会貢献・情報公開と環境マネジメントについては、環境マネジメントシステム認証以外にも「エコアクション21」のガイドラインにある取り組みなどを評価の対象として、会員各社から提出された2010年度の環境調査結果を厳正に評価したものである。
1. 環境大賞(1社)
●オーエスジー
高い完成度で維持されている環境マネジメントシステムのもとで環境管理活動が進められ、リーマンショック後の生産縮小およびその後の生産拡大の局面で、環境パフォーマンスの維持向上が困難な状況にあって、廃棄物再資源化率99.9%以上を2007度以後維持し、二酸化炭素原単も前年比にて15%削減率を達成するなど、その環境パフォーマンスとそれを生み出した環境マネジメントシステム、環境管理活動は他社の規範となると評価された。
2. 環境特別賞(2社)
(1)地球温暖化防止
本年度は該当社なし。
廃棄物対策(.2社)
●トットリレッキス工業
再資源化のための産業廃棄物処理業者との契約を見直す等、継続的な改善活動の結果、再資源化率が18.3%から2010年度は90%の大台を超え、2011年度は98%以上を達成する見込みまで改善した。その活動は他社の模範となると評価された。
●高周波精密
再資源化率の高い産業廃棄物処理業者への変更など、再資源化率向上に地道に取り組まれ、その結果6年連続で再資源化率が33.6%から81.7%まで向上した。その着実な活動が、他社の模範となると評価された。
3. 環境貢献賞
(1)エコプロダクト部門
本年度は該当社なし。
(2)エコファクトリー部門
●彌満和プレシジョン会津工場
切削油給油・戻り配管への遮熱塗料塗布することで、研削油配管の放射熱を抑え、工場内温度上昇の軽減を図ると言う、新しい着想が評価された。