「先を見ながら進む」日本金型工業会東部支部が総会を開く

あいさつをする鈴木支部長
あいさつをする鈴木支部長
 日本金型工業会東部支部(支部長=鈴木教義 鈴木社長)が5月17日、東京都内の上野精養軒で第7回定時総会を開いた。

 総会後の懇親会であいさつに立った鈴木支部長は、「ファーウェイのアメリカでのブロックもあり、金型業界の中にはどういう影響を及ぼすかと考えている。この厳しい中でも乗り越えられるための技術についても、目先ではなく5年後、10年後の先を見ながら仕事を考えて進むべきではないか。」との考えを示した。



経産省 岡本 素形材産業室長
経産省 岡本 素形材産業室長
 来賓を代表して、岡本繁樹 経済産業省 製造産業局 素形材産業室 室長があいさつをした。この中で岡本室長は、「金型業界はリーマンショック後の落ち込みから徐々に回復基調にあり、現在ではリーマンショック前の平成19年に比べると約9割近くまで回復している。先月、第30回目を迎えたインターモールド2019では延べ4日間で約4万3,000人の来場者があり、連日大盛況であったと聞いている。6月には自動車産業中心地であります名古屋での開催も控えており、素形材産業室としてもできる限りのサポートをさせていただきたい。」と声援を送った。

日本金型工業会 小出会長
日本金型工業会 小出会長
 続いて小出 悟 日本金型工業会会長(小出製作所社長)が「令和の時代になり、米中の問題等々懸念材料があるが、知恵を出し合い、連係プレーを取りながら打開できることもあると思っている。同時に人材育成も非常に重要である。金型マスター制度も2期目の募集をかけ、育てていきたい。」と意気込みを示した。

 新入会員の紹介のあと、乾杯の発声を井上真一 牧野フライス製作所社長が行い開宴した。宴もたけなわの頃、散会した。

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