DMG MORI SAILING TEAM 「Vendée Globe2020」参戦の新艇デザインが決定!
DMG森精機(社長=森 雅彦氏)が2018年10月30日に海洋冒険家の白石康次郎氏を迎え入れ、DMG MORI SAILING TEAMを発足させた。チームは、単独・無寄港・無補給の世界一周ヨットレース「Vendée Globe2020(ヴァンデ・グローブ2020)」の参戦を目指し、現在、フランスMultiplast社にて最新艇を建造している。完成は2019年9月頃の予定。
チームの新艇名である「DMG MORI Global One(グローバル・ワン)」号には、全世界のDMG森精機社員に加え、顧客やパートナー企業、関連会社、チームとそのファンとの心を一つにし、”Global One”の精神で、本レースに参戦するチームを応援できればという強い思いが込められている。
新艇のデザインは、2002年より白石康次郎氏の参戦艇をデザインしてきた、エトルデザイン代表取締役の髙山正樹氏が担当した。最新艇では、DMG森精機のブランドイメージに合わせ、白と黒を基調とし、荒波に耐え得る力強さと最新技術による速さ、DMG森精機、チームに携わるすべての方々との結束が表現されており、本レースで待ち受ける困難を“みんなで乗り越えていく”というメッセージも込められている。
白石康次郎氏は、「私は、30年来の夢であった本レースへの参戦を、2016年にアジア人初として達成しました。初参戦・初完走が目標でしたが、残念ながらリタイアする結果となり、当初は悔しい気持ちでいっぱいでした。しかし、それを受け止め、乗り越え、再チャレンジすることを決意した瞬間から私は『敗者』から『挑戦者』に変わりました。この度、DMG森精機と一緒にチームを発足し、本レースへ挑戦できることは、非常に光栄で嬉しく思います。チームのスローガンである”Global One”のもと、これ以上ない最高のチームで、世界一周を成し遂げます。応援よろしくお願いします。」とコメントしている。
新艇にはDMG森精機の最新鋭の同時5軸加工機並びに複合加工機を使用して加工された部品が搭載されている。同社は、「最先端の工作機械とソリューションをお届けするとともにDMG MORI SAILING TEAMの活動を通して、グローバルな製造業の発展に貢献して参ります。」と意気込みを示している。