2019年7月分工作機械受注総額は1012.8億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2019年7月分の受注実績は以下の通り。
2019年7月分工作機械受注総額は、1012.8億円(前月比+2.4% 前年同月比△33.0%)となった。7月は内需で前月比増加し、2カ月ぶりの1,000億円超。国内外とも受注環境に大きな変化はなく、様子見感が続く。

 内需は411.7億円(前月比+9.2% 前年同月比△38.9%)で、一部まとまった受注が見られたほか、ものづくり補助金採択後の動きもあり、2カ月ぶりの400億円超。  

 外需は601.1億円(前月比△1.8% 前年同月比△28.2%)で、欧州や北米、中国は前月比増加も、インド等「その他のアジア」で減少し、外需総額は前月比2カ月連続減少。4カ月連続の6000億円台。

 米中貿易摩擦により、内外需とも設備投資に対し慎重姿勢が継続。今後も通商問題や、中国経済の回復動向を注視。

7月分内需

411.7億円(前月比+9.2% 前年同月比△38.9%)。

・2カ月ぶりの400億円超。
・前月比4カ月ぶり増加。前年同月比8カ月連続減少。
・補助金採択後の動き等で増加するも受注環境は弱含み。


(出所:日本工作機械工業会)

7月分外需

601.1億円(前月比△1.8% 前年同月比△28.2%)

・2カ月連続の650億円割れ。本年最低額。
・前月比2カ月連続減少。前年同月比10カ月連続減少。
・インドを中心に「その他アジア」で前月比減少。その他の地域は概ね前月比増加。


(出所:日本工作機械工業会)

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