日東工器がエアコン、冷蔵庫の製造ラインや真空配管に最適な「SP-VカプラTypeA」を発売

 日東工器(社長=小形明誠氏)が、このほど迅速流体継手「SP-VカプラTypeA」を発売した。同社では、経済発展の環境変化とともに、業務用・家庭用。自動車用のエアコン、冷蔵庫、冷凍機などが世界各地で普及し、これらの機器内に組み込まれる配管や圧縮機に対して、漏れ検査、真空引き、冷媒の充填が必要となることを受け、今回、開発・発売に至った。

 この製品は、約60年前より販売している「SP-Vカプラ」の後継機種となる。ソケット・プラグともに自動開閉バルブを備え、真空度1.3×10-¹Paまでの真空保持が可能などの基本性能を受け継いでいる。従来品と比較して流量が141%向上し(1/4サイズの場合)、気密試験や充填作業の効率化に貢献する。また地球温暖化に関して機密性が求められている冷媒に対して、自動開閉バルブの構造やパッキン形状を改良し、気密性能の向上を図っている。エアコンや冷蔵庫の製造の効率化や今後の技術の発展とともに必要となる真空性能や機密性が求められる配管に幅広く使用されることを想定している。

 流体の性質に合わせた3種類のシール材質と2種類の本体材質を用意。サイズは、1/4、3/8、1/2、3/4の4タイプを揃えた(ステンレス鋼製の1/2、3/4サイズは受注生産となる)。標準価格はソケット・プラグ一式で4,960円(税別)から。

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