2019年8月分工作機械受注総額は884.9億円 日工会
2019年10月07日
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2019年8月分の受注実績は以下の通り。
2019年8月分工作機械受注総額は、884.9億円(前月比△12.6% 前年同月比△37.0%)となった。受注総額は、2013年4月(819.6億円)以来、76カ月ぶりの900億円割れ。米中貿易摩擦による設備投資環境の悪化が国内外で進行。
内需は375.4億円(前月比△8.8% 前年同月比△39.8%)で、ものづくり補助金案件が見られたものの、夏季休暇に加え、先行き不透明感による手控え感がマシ、2カ月ぶりの400億円割れ。
外需は509.5億円(前月比△15.2% 前年同月比△34.7%)で、31カ月ぶりに200億円を下回った北米をはじめ、主要3極全てで前月比減少。外需総額は2016年10月(525.3億円)以来、34カ月ぶりの600億円割れ。
米中貿易摩擦により、内外需とも設備投資に対し慎重姿勢が増す。今後も通商問題や、中国経済の回復動向を注視。
8月分内需
375.4億円(前月比△8.8% 前年同月比△39.8%)。
・2カ月ぶりの400億円割れ。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比9カ月連続減少。
・受注環境が下降傾向にある中、16年ほどの補助金による押し上げは見られず。
(出所:日本工作機械工業会)
8月分外需
509.5億円(前月比△15.2% 前年同月比△34.7%)
・2016年10月(525.3億円)以来、34カ月ぶりの600億円割れ。
・前月比3カ月連続減少。前年同月比11カ月連続減少。
・主要3極が全て前月比減少。夏季休暇の影響もあるが、受注環境悪化が主因。
(出所:日本工作機械工業会)