2019年9月分工作機械受注総額は989.7億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2019年9月分の受注実績は以下の通り。
 2019年9月分工作機械受注総額は、989.7億円(前月比+11.9% 前年同月比△35.5%)となった。受注総額は、前月比2カ月ぶり増加も2カ月連続の1,000億円割れ。9月での1,000億円割れは、2010年(920.1億円)以来9年ぶり。

 内需は460.7億円(前月比+22.7% 前年同月比△28.5%)で、年度半期の期末効果もあって、2カ月ぶりの400億円超も力強さに欠ける。9月での500億円割れは2016年(455.2億円)以来3年ぶり。  

 外需は529.1億円(前月比+3.9% 前年同月比△40.6%)で、前月比4カ月ぶり増加も2カ月連続の550億円割れと弱含み。9月での550億円割れは2009年(235.2億円)以来10年ぶり。

 米中貿易摩擦により、内外需とも設備投資需要は弱含みの状況が継続。今後も通商問題や、中国経済の回復動向、地政学的リスクを注視。

9月分内需

460.7億円(前月比+22.7% 前年同月比△28.5%)。

・2カ月ぶりの400億円超(6カ月ぶりの450億円超)。
・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比10カ月連続減少。
・年度半期の期末効果により前月比増加も、需要回復の兆しは見られず弱含み。


(出所:日本工作機械工業会)

9月分外需

529.1億円(前月比+3.9% 前年同月比△40.6%)

・2カ月連続の550億円割れ。9月の550億円割れは2009年(235.2億円)以来10年ぶり。
・前月比4カ月ぶり増加。前年同月比12カ月連続減少。
・欧州、北米で前月比増加も、主要3極全てで受注レベルが低い状況。


(出所:日本工作機械工業会)

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