大澤科学技術振興財団が2019年度助成費贈呈式を開催

 大澤科学技術振興財団(理事長=大澤伸朗 オーエスジー専務)は、10月23日、同社ゲストハウス(愛知県豊川市)で、「2019年度助成費贈呈式」を開催した。同財団は、平成3年7月18日に設立され、日本のモノづくりを支える科学技術の振興に寄与したいという趣旨から、国内の大学・研究所等、非営利の研究機関に所属する研究者に助成を行っている。

 本年度は、26課題の研究開発助成および、6件の国際交流助成を行い、助成金の合計は8千1百83万円となった。また、設立来29年間の研究開発助成は394課題、国際交流助成も274件となり、助成累計額は8億3千8百62万8千円に達している。

 大澤理事長は、「今年ノーベル賞を受賞した吉野彰氏が、基礎研究は10個に1個当たればいい。研究者は自分の好奇心に基づいて9割の無駄な研究をいっぱいしないと新しいことは生まれてこない、と述べられた。大澤科学技術振興財団は大学の研究者の基礎研究に対する助成を継続していくことで、ものづくり産業全体の底上げと未来の発展につながる一助をなるように努めていく。」旨のあいさつを述べ、研究者を激励した。

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