2019年10月分工作機械受注総額は874.5億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2019年10月分の受注実績は以下の通り。
2019年10月分工作機械受注総額は、874.5億円(前月比△11.6% 前年同月比△37.4%)となった。受注総額は2カ月ぶり900憶円割れ。1,000憶円割れは3ヵ月連続。10月の900憶円割れは、2010年(802.3憶円)以来9年ぶり。

 内需は334.2億円(前月比△27.4% 前年同月比△42.0%)で、国内需要が弱含みの中、一般機械や電気・精密当で減少が大きく、2014年4月(348.6憶円)以来66カ月ぶりの350憶円割れ。
 外需は540.3憶円(前月比+2.1% 前年同月比△34.1%)で、前月比2カ月連続増加も、3カ月連続の550憶円割れと弱含み。主要3極では、アジア、北米が前月比増加。

 米中貿易摩擦により、内外需とも設備歳需要は弱含みの情況が継続。今後も通商問題や中国経済の回復動向、地政学的リスクを注視。

10月分内需

334.2億円(前月比△27.4% 前年同月比△42.0%)。

・66カ月ぶりの350億円割れ。10月の400憶円割れは、2013年(366.5憶円)以来6年ぶり。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比11カ月連続減少。
・年度反期末の前月からの反動減もあり前月比大幅減。国内需要は依然として弱含み。


(出所:日本工作機械工業会)

10月分外需

540.3億円(前月比+2.1% 前年同月比△34.1%)

・3カ月連続の550憶円割れ。10月の550憶円割れは2016年(525.3憶円)以来3年ぶり。
・前月比2カ月連続増加。前年同月比13カ連続減少。
・アジア、北米で前月比増加も、主要3極全てで受注レベルが低い状況が継続。


(出所:日本工作機械工業会)

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