令和元年度 「卓越した技能者(現代の名工)表彰」にヤマザキマザック社員2 名が選出

 ヤマザキマザック(社長=山崎高嗣氏)の社員2 名が、各産業分野の卓越した技能者を表彰する令和元年度「卓越した技能者(現代の名工)」に選出された。

 選出されたのは、ヤマザキマザックオプトニクス 生産技術課に所属する 坂口 好彦氏と、ヤマザキマザックマニュファクチャリング いなべ製作所 組立二課に所属する 金森 仁司氏。

 「現代の名工」は、きわめてすぐれた技能を有し、他の技能者の模範となる卓越した技能者を厚生労働大臣が表彰する制度。

 坂口氏は、昭和53 年に入社し、NC 旋盤の組立・調整、米国赴任などを経験し、現在はレーザ加工機を製造するヤマザキマザックオプトニクス 生産技術課に所属している。国内・海外でNC 工作機械の組立・調整・修理作業に長年従事し、機械調整時の精度出しにおいて卓越した技能を有しており、現在は設備機械の加工精度をミクロン単位で維持するための予防保全や保守作業に従事している。また技能伝承のため、社内でのOJT とともに、ものづくりマイスターとして県内の中小企業へ出向き、技能検定仕上げ職種の実技指導を行なうことで、次世代技能者の指導・育成に貢献していることなどが評価され今回の選出となった。

 金森氏は、昭和55 年に入社し、立形マシニングセンタの主軸ヘッドやチルトテーブルの組立に従事し、現在はヤマザキマザックマニュファクチャリング いなべ製作所組立二課に所属し、最終工程での機械精度や完成確認作業と後進の育成指導に従事している。入社以来38 年間に亘り生産現場での業務に従事し、主軸ヘッドやチルトテーブルなどの品質向上と量産化に貢献。また、さまざまな専用組立治具を自ら考案して製作し、現場へ導入することで生産性と安全性の向上に大きく貢献したことなどが評価され今回の選出となった。

 なお、同社の「現代の名工」は、1997 年から昨年までに計6 名が選出され、今回で計8 人となる。

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