タンガロイ 刃先交換式サイドカッタ「TungThinSlit」シャープエッジインサート拡充

 タンガロイがこのほど、刃先交換式サイドカッタ「TungThinSlit(タング・シン・スリット)」にシャープエッジインサートを拡充した。

 「TungThinSlit」は、独自のインサート形状を有した刃先交換式サイドカッタ。このインサートは、片面を右勝手、もう片面を左勝手とした左右両勝手タイプで、計6コーナが使用できることにより、優れた経済性を発揮し、同時にインサートの集約にも大きく貢献する。

 溝幅4~8mmの溝加工は、自動車部品のシャフトやナックルなどの低剛性ワークが多く、送りをあげにくい加工環境であり、また使用されるカッター径も切削幅に対して大きいため、切りくず厚みが薄い加工になりやすい傾向がある。このような加工では、切れ刃がシャープなロウ付けのサイドカッタを使用している場合が多く、インサートにホーニングが施された従来の刃先交換式サイドカッタでは、ビビリの発生やバリの発生などの問題が生じる場合があることを受け、今回新たに、「TungThinSlit」にシャープエッジのインサートを設定した。切削抵抗を低減し、ビビリ発生の抑制やワーク上でのバリ発生の低減が可能となる製品である。また、刃先交換式による経済性の向上や工具管理の容易性だけでなく、加工ワークの品質向上にも大きく貢献する。

主な特長
 ●切削抵抗の低いシャープエッジを適用
 ●刃立ち性の高いコーティング材種SH725を採用
 ●ビビリの抑制やバリの低減に効果的
 ●左右両勝手仕様のインサートは、多コーナの使用が可能で経済性が高く、工具管理も容易

主な形番と標準価格(税抜)
 ●インサート
 ・TVKX020202FN-MJ SH725 1,890円
 ・TVKX050402FN-MJ SH725 2,450円
 全アイテム:4形番

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