日本金型工業会が「第8回定時総会」を開く


web総会の様子

 日本金型工業会(会長=小出 悟 小出製作所社長)が6月5日、「第8回定時総会」を開いた。今年は新型コロナウイルスの影響で、リモート総会となった。
 令和元年度事業報告の承認、同決算報告の承認並びに監査報告、任期満了に伴う理事・幹事選任、令和2年度事業計画案の承認、同収支予算案の承認について審議され、いずれも承認された。

小出会長あいさつ

 令和2年の総会がまさかWeb会議システムによる総会開催になるとは想像もしていませんでしたが、コロナ禍(新型コロナウイルス感染拡大が招いた危機的、災厄的な状況)の総会であることを正会員ならびに賛助会員の皆様にはご理解をいただきご賛同いただきましたこと心より厚く御礼申し上げる次第です。

 また、平素より当工業会の運営と活動に多大なる御協力をいただきながらも本年度はコロナの影響がどこまで続き、従来の活動が出来ない状態をどこまで続けざるを得ないのか、不安に駆られる状況ではございますが、そうした中でもWeb会議システムの実用化には少し光明が見えたようにも感じます。

 もともと令和2年は変化が始まり進む時代であったことは間違いのないことでありましたが、そこにコロナ禍が加わり変化することが出来る出来ないではなく、半ば強制的に仕向けられながらも、これを前向きに受け入れることこそ、今は肝要なことだと強く感じております。

 そこで本年度の一般社団法人日本金型工業会の活動方針として、活動の仕方の制限はあるものの下記のことに対し注力したいと思います。

1. 令和時代の新金型産業ビジョンの発布(コロナ禍の教訓を織り込む)
2. Web会議システムの率先的利用による使いこなし
3. サイバー時代に対応した技術等情報管理認証機関に当工業会がなる意義の再確認と努力(会員企業の他国・他社との差別化支援)
4. Web・ネットを有効利用した新しいスタイルの会合・人材育成事業による会員増強への取組(特に遠方の企業向け)

 本年度はコロナ禍の影響とは言え、新鮮な目線の提供と画期的な取組への気付きを得たことに感謝しつつ、上記内容の一つ一つを丁寧に取り組んで参りたいと思います。従来からの相対による全国事業や、支部事業(地域事業)は間違いなく従来通りの活動とはいえない状況になりますので、それを補いながらさらに上回る活動に育てていかなければと思います。ともかくポジティブに全会員企業の皆様と意思疎通を図りながら、お役に立つようしっかりと活動してまいりますので、これまで以上の皆様方のご協力とご指導、ご鞭撻を頂戴致したくお願い申し上げまして私の挨拶とさせていただきます。

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