台湾貿易センター 〜コロナ対策デジタルプラットフォーム「防疫国家館」開設〜


写真中央:中華民国対外貿易発展協会(台湾貿易センター) 黄志芳董事長
(写真:台湾貿易センター)

 台湾貿易センターは、このほど台湾の新型コロナウイルス対策を統括したデジタルプラットフォーム「防疫国家館(Taiwan Global Anti-COVID-19 Pavilion)」を開設した。このポータルサイト「防疫国家館」には、新型コロナウイルスの封じ込めに成功した台湾モデルの紹介を始め(Taiwan Model)、台湾の防疫経験の共有や各分野の専門家による見解発表(Epidemic-Prevention Experience Sharing)、新型コロナウイルス感染症の総合FAQ、各国のコロナ感染状況・入国制限が一目でわかるビジネスマップ、台湾の医療機関20カ所と感染症対策関連製品のサプライヤー2,000社の情報を紹介し、台湾の防疫情報を世界に発信する。

世界で高い評価を得る台湾の医療水準を受け世界に防疫を発信

 今回における台湾の新型コロナウイルス封じ込みには、台湾政府の迅速な防疫措置以外に、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行時の経験が現在に生かされており、台湾における疾病予防の取り組みは、米国医師会誌(JAMA: Journal of American Medical Association)に掲載された論文 https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2762689?resultClick=1 で台湾国内におけるビッグデータ分析や新規テクノロジー、積極的な検査が感染拡大防止に大きく貢献していると高く評価されている。世界41万人を超える(6月11日現在 米ジョンズ・ホプキンス大学調べ)尊い命を奪っている新型コロナウイルス(COVID-19)への対応においても、台湾の強みであるICTの総力を挙げた積極的な対応策が、海外のメディアからも注目されている。

 今回台湾貿易センターが開設した「防疫国家館」は、台湾の感染症対策に関するあらゆる情報を統括するもので世界中の医療関係者を始め、バイヤーや一般人など誰でもアクセスができ、台湾の防疫経験や専門家の見解を動画配信で情報を共有、全世界からの問い合わせを可能にするため、ホットラインを開設し誰でも質問することができる。

 未だ不明点が多い新型コロナウィルスに関し、台湾は国を挙げて台湾の医師や専門家が台湾の経験に基づき、新型コロナウイルス感染症の総合FAQに答えている。さらにグローバル感染症対策ビジネスマップでは、世界規模の国境規制や移動、物流、貿易の最新情報と救援施策を網羅する。

成功した台湾モデル

 今回の新型コロナウイルス感染症対策において、台湾は国際社会でも「台湾成功モデル」として注目されたが、「台湾は新型コロナウイルスを封じ込めた経験を世界と共有し、より多くの人々を助けたいと本気で思っている。」とのことで、「防疫国家館」では台湾モデルとして、初期準備の情報、国民健康保険、新技術の導入、官民協力体制や透明性を発信する。

 また台湾から防疫医療物資やICT技術を調達したい企業に向けて、感染症対策用品のサプライヤー2,000社を掲載し、渡航がままならない中、オンライン商談を手配し、国際貿易をサポートする。

 台湾貿易センターは今後も台湾の関連産業、医療機関、政府機関などとの連携により、「防疫国家館」を通して、国際貿易のニーズに積極的に対応し、台湾の医療、防疫産業のみならず、国を挙げて世界各国とこの苦境を乗り切りたいとしている。