DMG森精機 デュアルレーザシステムによる高速・高精度のレーザ金属積層造形機「LASERTEC 30 DUAL SLM」の販売開始

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 DMG森精機は、このほど、デュアルレーザシステムを搭載したレーザ金属積層造形機「LASERTEC 30 DUAL SLM」の販売を開始した。

 このマシンは、レーザ照射装置を2台搭載したパウダーベッド方式の金属積層造形機。2つのレーザ照射装置は、パワフルな600 W出力で、造形エリア全体をカバーするスキャン領域を持ち、最大90 cm³/hの積層速度で造形を行う。また、最小50 µmから最大300 µmのレーザスポット径により緻密な造形を実現。光学系の冷却機構により、高精度な積層造形が可能だ。デュアルレーザシステムにより、2つのレーザで同時照射が可能になり、スキャン速度が大幅に改善されたため、生産性が最大で80%向上する。

 なお、LASERTEC 30 DUAL SLMは、6月26日より毎週金曜日に開催する「DMG MORI テクノロジーフライデー」の伊賀事業所の会場にて見ることができる。また、同社Webサイトに動画を公開している。

↓動画はこちら↓
https://www.dmgmori.co.jp/theme/movie/id=5105

 

〈主な特長〉

 

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LASERTEC 30 DUAL SLMでの積層造形のイメージ

①    高速、高精度、高出力なデュアルレーザシステム
 ・パワフルな600 Wのレーザ出力、最大積層速度 90 cm³/hのレーザ照射装置を2台搭載
 ・レーザ照射装置を2台搭載したデュアルレーザシステムにより生産性が80%向上
 ・緻密な積層造形を実現する最小50 µmのレーザスポット径

②    高耐久性フィルタシステム
 ・3,000時間以上交換不要で、長時間の積層造形に対応
 ・吸引した粉末材、ヒュームを自動的に不活性状態にすることで、安全性を向上

③    パウダーモジュールシステム「rePLUG(リプラグ)」
 ・迅速に粉末材の交換が可能な新開発のパウダーモジュールシステムrePLUGを搭載
 ・簡単に交換可能なカートリッジ方式を採用することでメンテナンス性に優れ、2時間未満で材料交換が可能
 ・材料粉末の供給や回収ユニット、リサイクルシステムなどの周辺機器類と一体化させた気密性の高い構造により、粉末材の飛散を防止し、安全に交換が可能
 ・LASERTEC 12 SLMに搭載されているrePLUGと互換性があり、共通で利用可能

④    革新的なソフトウェア「OPTOMET(オプトメット)」
 ・最適な積層パラメータの作成をサポートするソフトウェアOPTOMETを搭載
 ・粉末材に関する2種類の情報を入力するだけで、最適な積層パラメータを計算
 ・顧客自身で設定した独自パラメータをデータベースに反映
 ・新規材料の元素成分の入力を行うだけで、積層パラメータの計算が可能(オプション)

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