日立建機 グローバルにブランドを統一 ~メーカー保証部品の供給体制を確立~
日立建機は、このほど、提供するアフターサービス用部品のブランド区分を、日立建機グループ全体で統一した。これにより、グローバルでの供給体制を確立し、世界中の顧客のニーズに沿った高品質で保証付きの部品を提供できるようなった。
部品のブランド区分は「純正部品」のほか、日立建機認定のサプライヤーとともに、純正部品と互換性のある仕様に調整した「Hitachi Construction Machinery Selected Parts (以下、SELECTED PARTS(セレクテッド パーツ))」、使用済みの純正部品を分解・整備した 「再生部品」。顧客は保有している機械の用途や今後の計画、予算などに応じて、同社が品質を保証する3つのブランド区分から部品を選択できるようになる。2021年1月より新たなブランド区分に切り替え、提供を開始する予定。
〈ブランド区分〉
① 純正部品(Hitachi Construction Machinery Genuine Parts)
新車に使用されている部品と同じもので、日立建機グループの品質保証基準を満たしている。保証期間は、部品を取り付けた日や購入日から12カ月。
② SELECTED PARTS(セレクテッド パーツ)(Hitachi Construction Machinery Selected
Parts )
日立建機が認定するサプライヤーとともに、純正部品と互換性のある仕様に調整した部品新たな部品「SELECTED PARTS」を開発した。生産も日立建機認定のサプライヤーによって行われ、純正部品よりも低価格で、保証期間は純正部品と同様になる。足回り部品(シュー、ローラー)やバケット部品など、ミニショベル、中・大型油圧ショベルのほぼすべての機種に対応できるラインアップを揃えている。
③ 再生部品(Hitachi Construction Machinery Remanufactured)
顧客の機械の修理や定期交換などで回収した使用済み純正部品(油圧ポンプ、油圧シリンダ、走行装置など)を、日立建機グループの部品再生工場で分解・整備して新品同等の機能保証をつけ、新品の約 5~7 割の価格で顧客にリユースする事業をグローバルで展開している。より安心して使用できるよう部品の耐用年数や再利用の判定を行うための技術開発も推進している。部品再生事業を通じて、産業廃棄物の削減ならびに部品生産に伴うCO2 発生の抑制など、環境負荷の低減と循環型社会の実現に貢献していく。
なお、日立建機グループは、「令和2年7月豪雨」により被災地の復興のため、支援金 1,000 万円の寄付を行う。この支援は、社会福祉法人中央共同募金会を通じて行う。