2020年7月分工作機械受注総額は697.9億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2020年7月分の受注実績は以下の通り。
2020年7月分工作機械受注総額は、697.9億円(前月比+3.9% 前年同月比△31.1%)となった。受注総額は、前月比2個月連続増加も4個月連続の700億円割れ。7月単月では2009年(343.5億円)以来11年ぶりの700億円割れ。感染拡大の影響が継続しているが、一部で持ち直しの動きもみられる。
内需は248.1億円(前月比+6.2% 前年同月比△39.7%)で、2カ月連続の200億円超も、4個月連続で250億円を下回っており、半導体等一部業種で動きがあるも、国内需要は依然低水準。
外需は449.8億円(前月比+2.6% 前年同月比△25.2%)で、アジア、欧州で前月比増加も、北米が減少し、5カ月連続の450億円割れ。中国等で回復傾向が強まるも、その他地域では低水準の受注が継続。
持ち直しに向けた動きが一部でみられるものの回復に向け、感染拡大状況と経済活動再開の動向を注視。
7月分内需
248.1億円(前月比+6.1% 前年同月比△39.7%)
・2カ月連続の200億円超。4カ月連続の250億円割れ。
・7月の250億円割れは2009年(144.3億円)以来11年ぶり。
・前月比2個月連続増加、前年同月比20カ月連続減少。
・国内需要は自動車をはじめ、依然弱含みながら、半導体関連等で動きも見られる。
(出所:日本工作機械工業会)
7月分外需
449.8億円(前月比+2.6% 前年同月比△25.2%)
・2カ月連続の400億円超。5カ月連続の450億円割れ。7月の450億円割れは、2009年(199.2億円)以来11年ぶり。
・前月比2カ月連続増加。前年同月比22カ月連続減少。
・中国の増加が続く一方、その他アジアや欧州、北米は依然低水準の受注が継続。
(出所:日本工作機械工業会)