「表面構造が複雑な実装基板も安定して搬送!」 真空機器専門メーカーのシュマルツ

201012シュマルツ

 シュマルツはこのほど、強い吸引で凹凸や通気性のあるワークにも対応可能なコンポジットグリッパーの性能を活用し、より大きな凹凸や複雑な表面形状にも対応する新型の真空ハンド、 「SCG-HSS」をリリースした。

 社会のデジタル化が進み、さまざまな電子機器が必要となり、構成する電子部品も機器に合わせて多品種・小ロットでの生産が多くなっている。特に複雑な形状が多い実装基板の搬送では、空圧式のメカチャックや基板の形状に合わせて吸着パッドを配置し設計されたハンドが一般的に使用されているが、これらの方式ではワークごとにハンドを設計・製作し、さらに生産時のワーク変更に伴うハンド変更・調整が発生するため、コストと生産性に課題があった。

 今回リリースした「SCG-HSS」は、ワークとの接地面に円筒状にならいピンを設置した真空グリッパー。従来のパッドでの吸着ではカバーしきれなかった激しい凹凸にもピンが柔軟になじむため、より表面形状が複雑な基板でも安定した搬送が可能。ピンの操作は空圧式で、特別なセットアップも必要ない。ワークに合わせた状態でピンを固定するだけで、その基板専用のハンドとして使用することができる。

 また、SCG-HSSは ESD(静電気放電)破壊対策に適した 106~109Ωの電気抵抗値をもっています。ESD破壊による電子部品の不良・破損防止に寄与し、実装基板製造や、機器への組付け工程の生産性を向上する。
 

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