2020年9月分工作機械受注総額は841.0億円 日工会
2020年10月23日
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2020年9月分の受注実績は以下の通り。
2020年9月分工作機械受注総額は、841.0億円(前月比+23.7% 前年同月比△15.0%)となった。受注総額は、8カ月ぶりの800億円超。年度上期末の影響もあるが、前月比2割超の増加は2009年以来で、内外需ともに回復傾向が強まる。
内需は302.7億円(前月比+31.2% 前年同月比△34.3%)で、6カ月ぶりの300億円超。水準は依然として低いものの、期末効果に加え、低調だった自動車関連を含め、全11業種全てで前月比増。
外需は538.3億円(前月比+19.9% 前年同月比+1.7%)で、8カ月ぶりの500億円超で、前年同月比は24カ月ぶりに増加へ転じる。堅調な中国をはじめ、主要3極全てで前月比増加。
中国以外の地域でも部分的に持ち直しの動きが鮮明化しつつあるも、感染拡大状況と経済活動再開の動向を注視。
9月分内需
302.7億円(前月比+31.2% 前年同月比△34.3%)。
・6カ月ぶりの300億円超。9月の400億円割れは2012年(310.0億円)依頼8年ぶり。
・前月比2カ月ぶり増加、前年同月比22カ月連続減少。
・期末効果もあるが、全11業種全てで前月比増加するなど、5月を底に回復傾向が継続。
(出所:日本工作機械工業会)
9月分外需
538.3億円(前月比+19.9% 前年同月比△1.7%)
・8カ月ぶりの500億円超。
・前月比2カ月連ぶり増加。前年同月比24カ月連続減少。
・中国を含むアジアを中心に、欧州、北米でも前月比増加。
(出所:日本工作機械工業会)