「JIMTOF2020Online 開催に向けて」主催者あいさつ
(一社)日本工作機械工業会 会長 飯村幸生
コロナ禍で経済活動が制約される中、中止となった「JIMTOF2020」出展申込者へのフォローと、新製品発表の継続的な機会創出を期して、㈱東京ビッグサイトと共同で「JIMTOF2020 Online」を開催します。
国内初の本格的な工作機械WEB展となる本展には、内外の有力メーカー約400社が集結し、動画配信等を駆使して最先端の工作機械や関連機器・技術を披露します。また、来場者との名刺交換やチャット機能を通じて、リアル展と同質の双方向ビジネスを可能としました。
合わせて、来場者の満足度向上を目指し、従前にも増して、併催行事の充実にも力を入れております。主催者セミナーでは、5G、量子コンピューター、アディティブマニュファクチャリング、AIなど、時流に沿った8テーマの講演を連日用意しました。加えて、人材確保・育成の視点から、11月21日(土)には、JIMTOF学生企画として業界に定着している「工作機械トップセミナー」も配信します。工作機械メーカートップの講演や、若手・ベテラン技術者によるラウンドテーブルトーク、学生と当会会員メーカーがつながるOnline交流会など、リアル展に近いプログラムを準備して、学生諸君の参加をお待ちしております。
これまで、時間と距離の制約で、リアル展にご来場頂けなかった方も含め、多くの皆様のアクセスを心より歓迎申し上げます。本展が工作機械市況を回復させる良きビジネス契機となれば望外の喜びです。
なお、次回JIMTOF2022は、2022年秋に東京ビッグサイトで開催を予定しております。
また、当工業会では、来春以降の開設を視野に会員メーカーによる常設の工作機械WEB展示場について検討を開始するところです。JIMTOF同様、工作機械ビジネスの発展に貢献する場に仕上げたく、皆様のご支援をお願い申し上げます。
(株)東京ビッグサイト 代表取締役社長 石原清次
(株)東京ビッグサイトは、(一社)日本工作機械工業会との共催により、「JIMTOF2020 Online」を11月16日より27日までの12日間、開催致します。
これは、コロナ禍で中止を余儀なくされた「JIMTOF2020」の出展者をはじめ、業界各社の新製品発表や新たな顧客確保の機会を設けるため、オンラインでの展示会を開催することとしたものです。今回、世界8ヵ国・地域から394社にご出展いただき開催できることは、出展者並びに協賛団体、関係の皆様のJIMTOFに対する熱意の賜物と改めて感謝申し上げます。
WEB上に開設する本展は、9つにエリア分けしたオンライン展示と、オンラインセミナーで構成されます。
オンライン展示は、出展各社の製品が画像・動画で確認できる他、チャット機能によるリアルタイムな情報交換や、出展者ワークショップによる新製品紹介等を閲覧いただくことが可能で、実りある商談の実現をサポート致します。
オンラインセミナーでは、AIや5Gをテーマにした専門性の高いセミナーに加え、コロナ禍で注目される産業防災に関するセミナーや、ものづくりに興味を持っていただけるような話題性あるテーマも企画しております。
オンラインならではの特徴として、時間や距離の制約がなく閲覧できるうえ、会期後のアーカイブ期間を含めると実質4週間閲覧が可能です。本展に多くの方がご参加いただき、国内外の取引回復の一助となることを期待しております。
現在、東京ビッグサイトにおいても「3密」を避けながらの所謂リアル展示会の開催が拡大しております。次回JIMTOF2022は、現物に触れながら、直接担当者との商談を行えるリアル展示会として、例年どおり2022年秋に東京ビッグサイトを会場として開催する予定です。
今後とも当社はJIMTOFが「世界で最も早く最先端の工作機械が見られる見本市」として、より一層発展できるよう、努めてまいります。