2020年10月分工作機械受注総額は822.1億円 日工会
2020年12月01日
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2020年10月分の受注実績は以下の通り。
2020年10月分工作機械受注総額は、822.1億円(前月比△2.2% 前年同月比△6.0%)となった。受注総額は、9月の期末効果の反動減で前月比減少するも、減少幅は小さく、2カ月連続の800億円超と、内外需ともに緩やかながら回復が継続。
内需は288.9億円(前月比△4.6% 前年同月比△13.6%)で、2カ月ぶりの300億円割れ。期末後の反動減で前月比は2カ月ぶり減少も、自動車等で回復が続き、4月以降では9月に次ぐ水準で回復傾向は継続。
外需は533.2億円(前月比△0.9% 前年同月比△1.3%)で、2カ月連続の500億円超で、前年同月比は2カ月ぶりに減少も、堅調な中国をはじめ、欧州でも前月比増加する等、回復傾向がみられる。
中国以外の地域でも部分的に持ち直しの動きが鮮明化しつつあるも、感染拡大状況と経済活動再開の動向を注視。
10月分内需
288.9億円(前月比△4.6% 前年同月比△13.6%)。
・2カ月ぶりの300億円割れ。10月の300億円割れは2012年(275.2億円)以来8年ぶり。
・前月比2カ月ぶり減少、前年同月比23カ月連続減少。
・自動車をはじめ回復が継続しているが、水準は依然低く、外需に比べ回復は緩やか。
(出所:日本工作機械工業会)
10月分外需
533.2億円(前月比△0.9% 前年同月比△1.3%)
・2カ月連続の500億円超。
・前月比2カ月連ぶり減少、前年同月比2カ月ぶり減少。
・中国の回復が継続しているほか、その他の地域でも緩やかな回復傾向。
(出所:日本工作機械工業会)