茨城大学・コマツ 農業ブルドーザー用いた水稲生産の実証研究 ~10月収穫の新米を子ども食堂や学生に寄贈~

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左から、茨城県生活協同組合連合会 会長理事 鶴長 義二氏、コマツ林業機械事業部 坂井部長、茨城NPOセンター・コモンズ 大野 覚氏、茨城大学 農学部長 戸嶋 浩明学部長

 コマツと茨城大学 農学部は、農業用ブルドーザーを用いた水稲栽培の共同研究により収穫された新米の一部(計1,680kg)を、子ども食堂サポートセンターいばらきおよび協同組合ネットいばらきへ寄贈し、このほど贈呈式を行った。

 コマツと茨城大学農学部は、コマツが開発した農業ブルドーザーの乾田直播水稲栽培における有効性の検証を目的とした共同研究として、2020年度から稲敷市内の圃場で栽培試験を実施している。この共同研究にはコマツの販売代理店であるコマツ茨城/イバジュウも参画している。
 
 同農業用ブルドーザーは、通常のブルドーザー機能に加え、ブレードの高さを自動コントロールする機能(レーザーマシンコントロール)を有し、農業用のアタッチメントを取り付けることにより、高精度の地ならしや耕起作業、種まき作業を行うことができる。今回は特にブルドーザーの特徴である整地能力を最大限活用し、水田の均平精度を高めることによる生産効果の検証を目指している。

 本共同研究で10月に収穫した新米(コシヒカリ)を食の支援を必要とする方々に向け、2団体を通じて寄贈した。子ども食堂サポートセンターいばらき(運営:認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ)を通じて茨城県内7つの子ども食堂および2支援団体へ、協同組合ネットいばらきを通じて県内の学生へそれぞれ新米が提供される予定。

 コマツと茨城大学は、今年度の共同研究による生産成果の検証を踏まえ、来年度も引き続き共同研究を行う予定であり、乾田直播水稲栽培における農業ブルドーザーの有効性を検証し、今後、更なる生産性向上を目指すとしている。

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ブルドーザー

 

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