ヤマザキマザック 自動化対応力にも優れた横形マシニングセンタ「HCN-6800NEO」販売開始

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 ヤマザキマザックがこのほど、基本性能を強化し自動化対応力にも優れた横形マシニングセンタ「HCN-6800NEO」の販売を開始した。

 HCNシリーズはマザックを代表する横形マシニングセンタで、自動車や半導体製造装置、建設機械をはじめ、さまざまな産業で多くの導入実績を誇る。今回新たに販売を開始する「HCN-6800NEO」は、主軸能力やテーブル仕様など基本性能を強化するとともに、自動化へのニーズに対する対応力も高めている。

 さらに出力を向上させた新開発の主軸を搭載し切削能力を高めた。また自動工具交換装置の構造を一新したことにより、非切削時間を短縮するとともに従来より長い工具の搭載も可能とした。オプションでクラス最速の位置決めが可能なDDM(ダイレクト・ドライブ・モータ)テーブルをラインアップし、高速・高精度の位置決めによる高効率加工を実現する。

 他にも熱変位制御機能「Ai サーマルシールド」を新たに搭載。AIが計測結果を学習し、加工ごとに補正量を最適化することで、高い水準で精度を安定させることができる。さらに機械構造を見直すことで自動化システムとの接続性も高めており、納入後の自動化システムの追加や既存の自動化システムへの接続を容易にしている。また、加工物の素材ごとに最適化したクーラントシステムの採用や、油圧治具対応の強化など長時間連続運転に適した仕様としている。

 基本性能の強化と自動化への対応力を高めつつも、コンパクトなフロアスペースを実現し、さらにメンテナンス機器を集中配置するなど保守性も高めている。

特長

(1)基本仕様を強化し、 高い生産性を実現
 ①新開発の標準 10000min ⁻¹主軸と高トルク 8000min ⁻¹ 主軸(オプション)

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 ②ドラム式マガジンにより、次工具待ち時間の短縮と最大工具長の延長を実現
 標準43本、オプション仕様60本の自動工具交換装置にドラム式マガジンを採用することで、次工具待ち時間の短縮だけでなく、搭載できる最大工具長を690 mmまで延長した。

 ③高速・高精度な位置決めが可能なDDMテーブルをオプション展開
 ギアやカムなど動力を伝達する機構がなく、モーターの回転がテーブルに直結するため、動力の損失が無く高速・高精度な位置決めが可能。

 ④熱変位制御機能「 Ai サーマルシールド」 搭載
 加工品の計測データ履歴をAIが深層学習することで、加工誤差の発生要因をパターン化。加工誤差を自動で補正することで、高い水準で精度を安定させることができる。

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(2)自動化対応仕様
 ①自動化システムの接続により、変種変量生産に対応
 マザックの自動化システム「パレテックマニュファクチャリングセル」に接続することで、変種変量生産の自動化が実現する。本機導入後の後付けやシステムへの追加が容易な構造で、複合加工機や5軸加工機との混成システムの構築も可能。

 ②自社設備の経験を基に開発したクーラントシステム
 鋳物加工用とアルミ加工用のクーラントシステムをパッケージとして提案。パッケージはチップコンベアやサイクロンフィルタ、サブタンク等で構成され、クーラントを確実にろ過することで、クーラントの長寿命化や切りくずの堆積防止に貢献する。

 ③油圧治具対応を充実させ、複雑な治具形状に対応
 オプションの油圧治具対応で使用できるポート数は最大12カ所で、より複雑な形状の治具や複数の加工物の固定に対応することができる。

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(3)コンパクトな機械サイズと優れた保守性
 機械構造の見直しにより、コンパクトなフロアスペースを実現した。オペレータドア横にメンテナンス機器を集中配置し、保守性を向上させている。

■主な仕様

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