DMG森精機 工作機械で使用するさまざまなオープン通信プロトコルに対応した「IoTconnector」標準搭載開始

210117DMG森精機

 DMG森精機は、このほど工作機械のネットワーク接続で使用されている、さまざまなオープン通信プロトコルに対応する「IoTconnector」を開発し、同社製の工作機械に標準搭載を開始した。

 工作機械技術の進歩に伴い、5軸・複合化といった高度な加工技術が可能となったことで、工程集約などの生産の効率化が実現できるようになり、さらに洗練された生産プロセスを実現するためにセンシング技術やIoTなどを活用したデータの蓄積や分析の必要性が高まっている。こうしたことから近年、製造現場でもデジタル技術の導入が進んでいる。

 今回、リリースした同社製工作機械へ標準搭載する「IoTconnector」は、通信専用のPC機能を持ったデバイス。工作機械の制御盤に組み込むことで、さまざまなオープン通信プロトコルを使ってネットワークに接続が可能となる。工作機械で広く使用されているオープン通信プロトコルに対応するので、同社製の工作機械と他社製品を含めたIoTシステムとのネットワーク接続が可能となり、工場のデジタル化を促進する。

主な特長

①データ接続用ソフトウェアMDC
 ・MTConnectやOPC UA、MQTTといったオープンな通信プロトコルに対応。
 ・他社製を含めたIoTシステムとDMG森精機製の工作機械とのネットワーク接続。
 ・工作機械本体のネットワーク性能が向上し、最高のセキュリティをご提供。
②オンラインサポートNETservice4.0
 ・DMG森精機の修理・復旧センタとオンラインで接続し、機械トラブルを遠隔で解決。
 ・問題解決に必要なデータをオンラインで修理・復旧センタに転送できるファイル転送機能。
 ・SERVICEcameraにより、動画によるサポートが可能(オプション)。
③オンラインアップデート DEVICE MANAGEMENT
 ・最新のセキュリティアップデートをオンラインで実施。
 ・新しいソフトウェアやアプリケーションをオンラインで提供。
 

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