2020年12月分工作機械受注総額は990.6億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2020年12月分の受注実績は以下の通り。

 2020年12月分工作機械受注総額は、990.6億円(前月比+11.7% 前年同月比+9.9%)となった。受注総額は、2019年12月(901.1億円)以来、12カ月ぶりの900億円超。内外需とも前月から増加し、受注総額は1,000億円に迫る。
    
 内需は318.4億円(前月比+17.8% 前年同月比△14.6%)で、3カ月ぶりの300億円超。投資の慎重姿勢は続くものの、自動車や電気・精密では、前年同月比増加となるなど、緩やかな回復傾向。

 外需は672.2億円(前月比+9.0% 前年同月比+27.3%)で、2019年5月(658.3億円)以来、19カ月ぶりの650億円超。欧米で前月比減少も、中国・インドが増加するなどアジアが伸長。

 好調な中国以外の地域では、緩やかな回復傾向が継続するも、感染再拡大による工作機械受注への影響を注視。

12月分内需

 318.4億円(前月比△+17.8% 前年同月比△14.6%)。

 ・3カ月ぶりの300億円超。12月の350億円割れは2012年(259.0億円)以来8年ぶり。
 ・前月比3カ月ぶり増加、前年同月比25カ月連続減少。
 ・自動車や半導体関連等で回復の動きがみられるも、内需は依然低水準の受注が継続。

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(出所:日本工作機械工業会)

12月分外需

 672.2億円(前月比+9.0% 前年同月比+27.3%)

 ・2019年5月(658.3億円)以来、19カ月ぶりの650億円超。
 ・前月比2カ月連続増加、前年同月比2カ月連続増加。
 ・欧米は、年末の伸びは見られなかった一方、アジアが中国、インドを中心に伸長。

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(出所:日本工作機械工業会)

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