DMG MORI  全世界でカーボンニュートラル達成を目指す

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 DMG MORIがこのほど、本年、全世界でカーボンニュートラルな事業活動の達成を目指すと発表した。

 同社は、欧州を拠点とするDMG MORI AGにて、自組織の事業活動にともなうCO2排出量に対し、国際的に認定された持続可能な気候保護プロジェクトへの出資によりオフセットすることで、2020年にカーボンニュートラルを達成しているが、2021年には欧州に加え日本を含む全世界において、また、自組織の事業活動に加えて部品の調達におけるCO2排出量に対してもカーボンニュートラルの達成を目指す。これにより、調達から出荷までの全工程でカーボンニュートラルに生産された商品を顧客に届けることができる。

 2021年1月から出荷する全世界の同社機へ「GREENMACHINE(グリーンマシーン)」マークの表示を開始する。CO2排出量削減に対しても同社はこれまで太陽光発電設備の導入や各拠点における照明の低消費電力・長寿命LEDへの取り換え、先進的な暖房・換気・冷房システムの採用などあらゆる面で取り組んできたが、東京グローバルヘッドクォータでは、2020年4月よりCO2排出量ゼロの電力供給を開始しており、今後さらに国内の他拠点への導入を拡大していく。また、2021年秋頃には、同社伊賀事業所構内にCO2排出量ゼロの木質バイオマス熱電供給システムの設置を予定している。

 同社では、事業活動における取り組みに加え、サプライチェーン全体でのCO2排出量抑制も推進しているが、これまでに専用のCELOSアプリケーションやLEDライトなどの消費電力を抑えた部品、ブレーキエネルギー回生、ユニットのインテリジェント制御などを通して、長年にわたって工作機械のエネルギー効率を最適化し、CO2排出量を抑える取り組みを実施してきた。今後も同社商品の運用時のエネルギー効率を継続的に改善することで、顧客の施設においても最先端なエネルギー効率を実現できるようサポートしていくとしている。

 また、同社商品により風力・水力発電装置や燃料電池、e-モビリティ向けなど革新性の高いグリーンテクノロジー関連の部品を加工される世界中の顧客をサポートすることで、加工技術やノウハウを蓄積し、グリーンテクノロジーのさらなる開発に寄与していく方針。


 

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