イワタツール オンラインで新製品発表並びに近況報告 ~碌々産業と合同セミナーも~
イワタツール(社長=岩田昌尚氏)が2月19日、オンラインにて新製品発表並びに近況報告を行うとともに碌々産業と合同セミナーを実施した。
最初に連携会社であるトライエンジニアリング、三和クリエーションからそれぞれ発表があった。
方針の説明について岩田社長から説明があった。それによると、20種類の工具に特化するとした。また、ガイド穴に対応するドリルが今まで無かったこともあり、今回SPセンターにガイド穴の要素を持つ「SPセンターゼロ」を発表した。穴の位置が従来の工具よりぴったり合わせることができることが特長で、この製品は、「主力製品であるSPセンターの中で重要な要素になる。」と岩田社長。
また、面取り工具「トグロンマルチチャンファー」についての説明があった。この製品のコンセプトは横走りの面取りに特化した工具であり、高速に加工ができる製品。同社では今後、機能を絞り込んで量産加工をする顧客をメインにPRをしていく方針。
Iwata Tool Thailand(タイ、ASEAN)に触れ、昨年秋に竣工したタイ工場についての説明があった。それによると現在、生産能力は月産3万本~4万本だが、今回の工場拡張により6万本~7万本の生産能力を向上させるとした。その他、Iwata Tool Europe(欧州)、 Iwata Tool Dalian(中国) の報告があった。
営業面についても触れ、youtubeを利用した情報発信に注力すると説明があった。
碌々産業とのコラボレーションによるオンラインセミナーでは、安定した作業環境で、加工法に適したデータを活用しながら、加工法や被削材に適した工具による最適な高精度高速微細加工機での加工について講演があり、第一部は終了した。
第二部ではざっくばらんな意見交換会が開かれた。