社長訓示 DMG森精機/アマダ/日立建機/コマツ

「メリハリをつけて最大のパフォーマンスを」
●DMG森精機(株) 取締役社長 森雅彦

210412森社長 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

 昨年はCOVID-19の影響で就職活動も非常に困難な状況だったと思いますが、これからしっかりと研修を受講して大きく成長していくことを期待しています。

 人生においては、時間のマネジメントが非常に重要です。1日24時間、1年365日で8,760時間は皆平等です。例えば、スポーツを通したプロモーションと社会貢献を目的に2018年に発足した、当社のセーリングチーム「DMG MORI SAILING TEAM」が次回2024年開催のVendée Globe2024に再挑戦することを発表しました。

 ビジネスでもプライベートでも数年先のことはすでに細かく決まっています。未来を可視化して、そこに照準を合わせて自身を鍛え、チャンスを捉えていくことの繰り返しが、人生を前向きにより豊かにします。

 今年から、経営理念に自動化・デジタル化や働き方に関する内容を追加しました。「よく遊び、よく学び、よく働く」においては、“よく遊ぶ”ためにはフレッシュな頭、健康な体がなくてはなりません。健康でいるために質のよい睡眠、食事、前向きに考える癖をつけることが非常に重要です。COVID-19により、世の中が健康の大切さを再確認しました。次に“よく学ぶ”について、10年おきに技術と社会はどんどん変化していきますので、専門分野だけでなく各分野の様々なものに興味を持ち、学び挑戦する姿勢が大切です。

 最後に“よく働く”について、全社員が有給休暇を20日取得、1日の在社時間を10時間、次の出社まで12時間休むインターバル制の管理を徹底し、メリハリをつけて最大のパフォーマンスを発揮しましょう。

 「グローバルワン」という言葉には、全世界の社員がひとつになることの他に、「お客様にとって一番の工作機械メーカーであること」という意味があります。お客様の機械購入時やお困りの際、まずはDMG MORIに相談してみようと、最初にお客様の頭に浮かぶ会社になることが私たちのグローバルワンです。   

 当社は持続可能な社会を目指し、脱炭素社会や資源循環型の社会に向けた様々な取り組みを行っています。工作機械業界はCO2排出が少ないクリーンな産業です。具体的なCO2排出量削減への取り組みを加速する一方で、自社の活動により削減できないCO2排出量に関して、国際的に認定された持続可能な気候保護プロジェクトへ出資することでオフセットしています。高精度・高品質の多軸・複合化された工作機械を提供する事が環境負荷の低減に重要であり、事業活動を加速させること自体がCSRおよびESGへの取り組みにつながる稀有な産業です。

 さらに、マーケティングが非常に重要です。自身が利用したことがある会社の商品、サービスはお客様視点が分かりやすいですが、工作機械はBtoB産業のため難しいと思います。毎日使用されているお客様の気持ちを想像し「よい機械とはなにか」を常に意識し、近年取り組んでいる様々なマーケティング手法を活用してください。

 仕事を通して人生を豊かなものにするため、よく遊んで、よく学んで、よく働いて充実した人生を送ってください。

「若い力で果敢にチャレンジを」
●(株)アマダ 代表取締役社長 磯部 任

210412磯部社長 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
アマダグループの5つの会社に62名の新しい仲間を迎えることができることができ、大変嬉しく思います。今年はWeb中継による入社式にせざるを得ず、皆さん一人ひとりの顔を直接見ながらお話しできないことを、大変残念に思います。

 グローバルな社会や経済に目を向けますと、DXやEV、5Gなどをはじめとする技術革新は日々めざましく、コロナウイルスの感染拡大が変革のスピードを加速させていると言われています。人々の生活スタイルや価値観も一変し、今私たちは歴史的に大きな時代の転換点にいます。

 このような大きな課題に向き合うための羅針盤として、アマダグループには、5つの経営理念があり、その筆頭には、「お客さまとともに発展する」、「事業活動を通じて国際社会に貢献する」を掲げています。私たちはこれまでにもいく度となく苦しい状況に直面してきましたが、そのたびに、経営理念に基づきお客さまや社会が抱える課題を解決することを徹底的に考え、新しい商品やサービス、ビジネスの手法を創り出してきました。

 このように企業環境が激変する中で、皆さんには、「若い力で果敢にチャレンジする」「常に外に目と耳を向け、柔軟に対応できる力をつける」「アマダブランドを担うという自覚と責任を持つ」、ということを期待しています。アマダは、他社がやらないことに先駆けて挑戦してきた歴史があります。小さなことでも踏み出す勇気を持ち挑戦すれば、仮に失敗してもその結果から考え、次の答えを導き出せるようになるはずです。仕事を行う際は、その先にあることや社会の動きと関連づけて考えていくことを習慣づけ、アマダグループの顔として柔軟な対応ができるように心掛けてください。これら3つの力を蓄えて新たな歴史を作っていただくことを願っています。

 最後になりますが、まずは、明日からの研修に一生懸命に取り組み、同期で切磋琢磨、競争意識を発揮して努力してください。ぜひこの厳しい変化の時代を皆さんと乗り越えて、アマダグループを友人や家族にも誇れる企業にしていくことに皆でチャレンジしていきましょう。 

「Kenkijinスピリットと個性を大切に」
●日立建機(株) 執行役社長兼CEO 平野耕太郎

210412平野社長 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。新型コロナウイルスの感染拡大に注意を払いつつ、本日、入社式を開催し、2021年度の新入社員の皆さんと直接会うことができたことを大変嬉しく思います。当社の新しい仲間として、皆さんを心より歓迎します。 

 新型コロナウイルスは、まだ完全に終息の道筋が見えたというわけではありませんが、このような状況の中でも当社は着実にビジネスを展開しています。ぜひ皆さんも、これからの研修や業務では前向きな気持ちをもって積極的に取り組んでください。
 
 まず新入社員の皆さんに心掛けてほしい点は、「基本と正道」です。何事にも「基本」というものがあるように、仕事にも「基本」があります。基本がしっかりしていれば、いかなる環境下においてもチカラを発揮することができ、また周りの環境変化に対しても自分を見失うことなく適切に対応できるチカラにもつながります。そのため、焦ることなく、まずは「基本」をしっかりと身に付けてください。
 
 そして、忘れてはいけないのが「正道」です。これは「正しい道」と書きますが、今後皆さんが物事を判断するときに、必ず立ち返っていただきたいことです。例えば、何か行動しようとする時には、それが本質的に正しいことなのか、自分のためだけではなく周りの人や社会のためになるのかを常に考え、社会人としての責任を果たし、良識ある人間として 
正しい道を歩んでいただきたいと思います。 

 本日、皆さんは、日立建機の社員、すなわち全世界の日立建機グループの仲間になったわけですが、今後は全社員に共通する価値基準、行動基準である「Kenkijinスピリット」を遺憾なく発揮するとともに、皆さん一人ひとりが持つそれぞれの個性も大切にして、各職場で活躍されることを大いに期待し、また、とても楽しみにしております。
 
 日立建機は昨年、建設機械の本格生産を始めてから70周年の節目の年を迎えました。この70年の中で、我々のビジネスは大きく変化し、今やグローバルで事業展開をしています。

 今日現在、我々が販売した機械は世界中で30万台以上稼働しています。これからも我々は、大きな変化の中でビジネスを拡大していきます。その中心となるのが、今日ここに入社式を迎えられた皆さんです。共にこの日立建機をさらに発展させていきましょう。


「安全・健康第一に、グローバルに活躍しよう!」
●コマツ代表取締役社長兼CEO 小川啓之

210412小川社長 「入社おめでとう。今日から、私たちの仲間になったことを心から歓迎したい。 

 皆さん一人ひとりには、何よりも安全・健康第一で、コンプライアンスを徹底し、社会人人生を歩んで行ってもらいたい。企業を取り巻く環境は、DX化の推進や、気候変動やカーボンニュートラルなどのESG課題への取り組み、ウィズコロナ、アフターコロナの新しい時代への適応など、世界的に大きな変化の中にいる。このような環境下、コマツグループは世界中のお客さまの現場の価値創造を進め、業界のリーダーとして、新しいコンセプトや新しいビジネスモデル、新しい商品群を実現し、収益向上とESG課題解決の好循環により持続的成長を目指し、経済発展や環境等、社会に貢献していく。
 
 コマツグループは、共に働く仲間もグローバルに展開している。多様な文化を受け入れ、人脈を作り、専門技術力や独創力を培いながら、グローバルな人材能力を磨いてもらいたい。そしていろいろな機会に積極的にチャレンジすることで、さまざまな知識を身につけ、行動の範囲を広げていって欲しい。また、コマツの強みは、他社に先駆けたイノベーションへの取り組み、コマツウェイによる価値観の共有、そして、継続的な事業改革/構造改革で、これらの強みを体現する為に、いろいろな場に積極的に飛び込み、現場・現物・現実に基づいて問題点をしっかりと見つめ、自律的・継続的に改善・改革する現場力を身につけて欲しい。そして、言葉にしたことは必ず実行するという強い意志を持ちながら、自分自身の夢の実現に向けて強みを磨いてもらいたい。 

 この度創立100周年を機にコーポレートアイデンティティーを体系化し、「ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓く」という存在意義と、「挑戦する」「やり抜く」「共に創る」「誠実に取り組む」という価値観を定義した。ブランドプロミスである「Creating value together」の通り、次の100 年に向けて共に新しい価値創出に挑戦していこう。」
 

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