MOLDINO 金型加工に貢献する2つの新製品を市場投入!
MOLDINOは、このほど、①立壁/底面仕上げ用8枚刃エンドミル「ER(S)8WB-ATH」と、②エポックディープラジアスエボリューションハードTH3「EPDEH-TH3」に4枚刃を追加し発売した。
立壁/底面仕上げ用8枚刃エンドミル「ER(S)8WB-ATH」
この製品は、小~中サイズの金型の立壁仕上げ加工には汎用的なロング刃長の超硬エンドミルを使用されるのが一般的だが、立壁加工においては刃長全体を使っての大きな軸方向切込みで仕上げ加工がおこなわれるケースが多く、そのほとんどで再加工や修正が必要となり、精度・能率面の課題に加え、底面仕上げ加工でも加工面の高品位化の要望が多くあった。これを受け同社では、金型の立壁や底面の仕上げ加工に特化した、高能率かつ高精度な仕上げ加工が可能な超硬エンドミルを開発。金型全般の立壁・底仕上げ加工に貢献する。
〈特長〉
(1)立壁の仕上げ加工でゼロカットや補正などの修正工数を低減する。仕上げ加工時間の大幅な削減と加工の省人化が狙える。
(2)ラジアスタイプは独自のコーナ R刃設計で、高品位な底面加工を実現する。
(3)信頼 と実績の ATH コーティングを採用しました。幅広い鋼種に対応する。
■仕様
・ER8WB-ATH(ラジアスタイプ):φ6~φ1219アイテム
・ES8WB-ATH(スクエアタイプ):φ6~φ1219アイテム
(全38アイテム)
■価格
・ER8WB-ATH(ラジアスタイプ):\15,510~\32,360(消費税別)
・ES8WB-ATH(スクエアタイプ):\13,180~\27,510(消費税別)
エポックディープラジアスエボリューションハードTH3「EPDREH TH3」に4枚刃を追加
自動車のEV化や情報通信技術の発達を背景に、電子部品や半導体製品の製造に欠かせない精密かつ高精度な金型のニーズが今後一層高くなると予想しているMOLDINO。これら精密な金型の材料には成形精度を保つために、50HRC以上の焼き入れ鋼が用いられており、高硬度鋼を長寿命で精度よく加工できる小径エンドミルが求められている。同社では高硬度鋼切削で優れた耐摩耗性を発揮する〝TH3コーティングシリーズ〟を発売し、すでに好評を博しているが、従来、同シリーズのラジアスタイプは小径2枚刃仕様(φ0.2~1)しかなかったが、今回、要望の多かった4枚刃タイプを開発した。高硬度・精密金型の直彫り及び立壁・底面仕上げ加工に威力を発揮する。
〈特長〉
(1)工具中心基準のR精度保証。呼び径で加工しても従来よりも高精度の加工が可能。
(2)従来工具に比べてたわみ量が少ない首形状で、高精度加工を追求した工具設計。
(3)高硬度鋼加工用コーティングTH3を採用し、加工終了までのワーク寸法変位を抑制しつつ高硬度鋼の高精度加工を実現。
(4)4mmシャンク品(工具径1~3mm)はh4公差。高精度焼き嵌めホルダに対応。
■仕様
・EPDREH4-TH3(4枚刃)φ1~φ6R0.02~1.0工具径/首下長≦8(全266アイテム)
■価格
・\5,170~\15,360(消費税別)