天田財団 2020年度後期国際交流・技能検定受検手数料助成先を決定
2021年04月25日
天田財団(理事長:末岡愼弘氏)は、公益事業として、金属等の塑性を利用した加工および高密度エネルギー(レーザ等)下での諸特性を利用した、①加工に必要な技術に関する国際交流に対する助成、ならびに、②加工に従事する者の技能と地位の向上を目的とした資格取得に対する助成を行っているが、このほど2020年度後期の助成先を決定したと発表した。
国際交流助成
助成先総数は2 件、助成金総額は173万円となった。2020年度後期は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により国際会議への参加および国際会議の開催の多くが延期または中止となり、申請数が激減した。
2020年度前期に採択した研究開発・国際交流助成を含めると、2020年度の助成先総数は90件、助成金総額は2億4,602万円となった。1978年の設立以来、33年間で累計助成先件数は1,919件、累計助成金は32億762万円となった。
資格取得助成(技能検定受検手数料助成)
助成対象の資格として、職業能力開発促進法施行令で指定され都道府県職業能力開発協会が実施する国家検定「工場板金」の技能検定受検手数料に助成を行った。助成先人数は366 名(115 団体:364 名、個人:2 名)、助成金総額は541万円となった。2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、前期技能検定が全国で中止となった。また、後期技能検定も一部の都道府県で中止となり受検者が減少した。
なお、技能検定受検手数料助成は2019年後期より開始した。累計助成者数は794名、累計助成金額は1,249万円となった。