2021年3月度(2020年度)建設機械出荷金額統計まとまる 日本建設機械工業会
日本建設機械工業会がこのほどまとめた2021年3月度(2020年度)建設機械出荷金額は次のとおり。
3月の建設機械出荷金額は、内需は2.6%減少の1,212億円、外需は36.9%増加の1,687億円となった。その結果、内需は3カ月連続の減少、外需は5カ月連続の増加となった。総合計では17.0%増加の2,899億円となり、5カ月連続の増加となった。
内需について機種別に見ると、油圧ショベル2.3%増加の343億円、コンクリート機械25.1%増加の46億円、基礎機械10.6%増加の47億円、油圧ブレーカ・圧砕機5.3%増加の23億円、その他建設機械12.3%増加の87億円の5機種と補給部品4.8%増加の125億円が増加したものの、他の4機種が減少し、内需全体では2.6%の減少となった。
外需について機種別に見ると、トラクタ73.3%増加の202億円、油圧ショベル39.6%増加の754億円、ミニショベル15.6%増加の249億円、道路機械51.6%増加の35億円、その他建設機械57.2%増加の187億円、基礎機械4億円の6機種が増加した。地域別に見ると、オセアニアが8カ月連続の増加、欧州が6カ月連続で増加、北米が3カ月連続で増加するなど、全9地域で増加し、外需全体では36.9%の増加となった。
2020年度の建設機械出荷金額は、内需は3.4%減少の9,857億円、外需は17.0%減少の1兆2,286億円となった。その結果、内需は3年振りの減少、外需は2年連続の減少となった。総合計では11.5%減少の2兆2,144億円となり、2年連続の減少となった。
内需について機種別に見ると、油圧ショベル4.8%増加の2,961億円、ミニショベル0.5%増加の863億円、道路機械0.4%増加の403億円、コンクリート機械1.8%増加の314億円の4機種と補給部品0.5%増加の1,252億円が増加したものの、他5機種が減少し、内需全体では3.4%の減少となった。
外需について機種別に見ると、道路機械2.4%増加の216億円、基礎機械3.6%増加の50億円の2機種が増加したものの、他7機種と補給部品が減少した。地域別に見ると、オセアニア、中近東(含エジプト)、アフリカの3地域が増加したものの、他6地域が減少し、外需全体では17.0%の減少となった。(増減は前年同月比)